「出版不況」は本当か?先日、2014年の出版市場についての発表がありました。相変わらず書籍・雑誌とも低落傾向は収まらず、前年比4.5%減の1兆6065億円という結果となりました。これは、統計調査を始めた1950年以降、最大の落ち込み幅ということです。具体的には、書籍は前年比4.8%減の6億4461万冊/同4・0%減の7544億円、雑誌は同6.4%減の16億5088万冊/同5・0%減の8520億円という数字になっています。 こうした状況を各紙は以下のように伝えています。 朝日新聞「雑誌、売れない…前年比大幅減 書籍ともども増税に泣く」 東京新聞「出版販売最大の4.5%減 14年書籍・雑誌 10年連続前年割れ」 読売新聞「書籍・雑誌販売額ピークの6割『好転兆しない』」 日経新聞「出版販売4.5%減、14年 過去最大の落ち込み幅」 産経新聞「出版物販売額、10年連続で減 消費増税で過去最大の落ち