東京都豊島区のホテルで平成17年11月、生まれたばかりの男児の遺体を放置したとして、警視庁捜査1課と目白署は31日、死体遺棄の疑いで、住所不定、無職、大崎薫被告(30)を再逮捕した。 大崎容疑者は横浜市内のインターネットカフェのトイレで9月末に男児を出産、置き去りにしたとして、保護責任者遺棄容疑で神奈川県警に逮捕、起訴された。DNA鑑定の結果、豊島区の男児ともDNA型が一致。「赤ちゃんを育てる力がなく、病院で産むにもお金がなかった」と供述している。 調べでは、大崎容疑者は17年11月11日、豊島区南池袋のホテルの客室に、男児を毛布に包んで遺棄した疑い。退室後、ホテル従業員が男児の遺体を発見した。外傷はなく、へその緒がついたままだった。 横浜市内で置き去りにされた男児は発見後すぐに病院に搬送され、命に別条はないという。