自民党の谷垣総裁は、今月26日に行われる総裁選挙への立候補を断念する意向を表明しました。 自民党の谷垣総裁は、再選を目指して石原幹事長との間で候補者一本化に向けた協議を行いましたが、8日までの協議で双方ともみずから立候補する姿勢を崩しませんでした。 これを受けて谷垣総裁は10日、記者会見し、「執行部の中から2人が出るのは好ましくない」などと述べ、総裁選挙への立候補を断念する意向を表明しました。 谷垣総裁を巡っては、党内から、先に参議院本会議で野党7会派が提出した消費税率引き上げ法に反対する内容の問責決議に党として賛成したことに対し、「消費税率引き上げ法を成立させた立場と食い違っており、有権者に説明できない」といった批判が出ていました。 こうした党内の厳しい意見も踏まえて、谷垣総裁は総裁選挙への立候補を断念する意向を固めました。 総裁選挙には、町村元官房長官が正式に立候補を表明しているほか、