「チケキャン」家宅捜索!ミクシィお仲間買収で墓穴 チケット転売子会社「フンザ」摘発で77億円の特損計上。裁かれる「濡れ手で粟」のネットダフ屋。 2018年2月号 BUSINESS 年の瀬の12月27日、インターネット業界に衝撃が走った。チケット2次流通(転売)サイト「チケットキャンプ」(通称「チケキャン」)の運営会社であるフンザに12月初め、兵庫県警が家宅捜索(商標法及び不正競争防止法違反容疑)に入り、続く同月26日には京都府警が強制捜査(電子計算機使用詐欺容疑)を行ったからだ。翌27日、フンザは18年5月末のチケキャン閉鎖と、創業社長らの辞任を発表した。さらに、フンザが大口転売業者の手数料をゼロにして優遇していたとも報じられ、利用規約違反を行っていた業者との癒着が明るみに出そうだ。 フンザはマザーズ上場のミクシィの子会社であり、300万人もの会員を抱えるチケキャンは、チケット転売サイト市