世界で未だ11億人もの人が国が発行した公式なIDを持っていなという大きな問題があります。この大きな問題に対し、公的機関、NGO、企業が連携してアイデンティティーに関する諸問題を技術的に解決しようという取り組みであるID2020を紹介します。 すべての人にIDを多くの日本人にとって、出生とともに戸籍ができ、住民登録をし、日本におけるIDが発行されます。これをもとに国際的に認められるIDとしてパスポートも取得できます。これは日本人にとっては当たり前のことでIDに関して特に不自由することなく暮らしている方がほとんどです。一方で、世界には政府が正確にIDを発行できない国に所属する人たちが難民となった場合、自身がどこの誰であるか証明する術を失ってしまうという問題が起こります。しかも、そういった人たちは少なくありません。現在世界で2000万人を超える難民を含め、11億人もの人が公式なIDを持たないと言