<画像:東芝> 昨今の新型コロナウイルス感染拡大を受けて、人の混雑状況を迅速かつ高精度に検知する技術が注目されている。また近年では、AIを活用して、密集度が極めて高い群衆の人数を推定できるようになってきた。 そのなかで、株式会社東芝は6月12日、独自の深層学習手法によって、カメラの画像に映る群衆の人数を一般的なパソコンで高速に計測できる画像解析AIを開発したと発表した。 >> 東芝 プレスリリース CPU上での高速処理が可能に 従来、深層学習を用いた人の密集度の解析は、データの処理量が膨大で、GPUなどの高価な専用演算装置が必要となるため、幅広い施設への普及が困難だった。 そこで東芝は、独自の深層学習手法を用いることで、一般的なパソコンに内蔵されているCPU上での高速処理を可能にした。 本技術は、1秒間に約3台、1分間では約180台のカメラ画像を処理できる。大規模施設に設置されている大量の