事実無根のツイッターの投稿で名誉を傷つけられたとして、大阪市の松井一郎市長がインターネット接続業者(プロバイダー)のKDDIに発信者情報の開示を求めた訴訟の判決が25日、大阪地裁であり、池上尚子裁判官は匿名の投稿者の氏名と住所、メールアドレスの開示を命じた。 匿名の投稿者は昨年3月上旬、ツイッターでネット上の記事を引用し、「(松井氏が過去に)女子中学生を暴行し自殺に追いやった」などと2度にわたり投稿した。判決理由で池上裁判官は「そうした事実がないことは証拠上明らかで、ネット上の記事にも客観的裏付けはない」と認定。政治家への評価という公共性や公益目的があるとしても「投稿は松井氏の社会的評価を低下させた」とした。
![ツイッターで松井大阪市長を名誉毀損 発信者情報開示認める 大阪地裁](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/86620df60005349fa50331e3ae22392997947f94/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FxQFU_q6xe1xqQwYnnCnOW0OyHAU%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2F77KSVRLSTZM5JAZN2DRD7OOFHM.jpg)