【ニューヨーク=後藤達也】米国が新型コロナウイルスの検査を急ピッチで強化している。検査件数は16日に累計で1100万件を突破。最も感染者の多いニューヨーク州は1日あたり4万件程度まで増やした。検査の拡充は経済活動の本格的な再開の条件のひとつで、都市部を中心に官民一体による取り組みが加速している。米ジョンズ・ホプキンス大学の全米の集計によると、5月は1日あたり30万件程度の検査が実施されている。
【4月11日 AFP】米ニューヨーク市当局は10日、行き場を失った新型コロナウイルス犠牲者の遺体が同市ハート島(Hart Island)にある広大な墓地に墓標もなく集団埋葬されていることを認めた。 【図解】新型コロナ感染の検査方法とウイルスの構造 ハート島には米国で最大級の公営墓地があり、100万人以上が埋葬されている。市当局はこの島を過去150年以上にわたり、引き取り手がない遺体や身元不明の遺体、親族が埋葬費用を出せない遺体の埋葬地として利用してきた。 ニューヨーク市当局の広報担当者はAFPに対し、「この危機の期間も、そうした形でこの島の利用を続ける。新型コロナウイルス感染症で亡くなった人で、この分類に当てはまる人は今後、この島に埋められることになるだろう」と語った。 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によると、ハート島では新型コロナウイルス流行が発生した先月以降
3Dプリンターで作成した新型コロナウイルス「2019-nCoV」の模型。米国立衛生研究所提供(2020年3月16日提供)。(c)Handout / National Institutes of Health / AFP 【4月9日 AFP】米ニューヨーク市における新型コロナウイルスの感染拡大が大規模検査実施前の2月から始まり、同市でこれまでに採取された検体から分離されたウイルス株は、欧州由来であることが分かった。米ニューヨーク大学(New York University)グロスマン医学部(Grossman School of Medicine)の遺伝学者、アドリアナ・ヘギー(Adriana Heguy)氏が明らかにした。 ヘギー氏はAFPに対し、新型ウイルスの感染経路をさかのぼることは、政策立案者らが将来、より確かな情報に基づいて社会的介入を行うのに役立つとした上で、「これまでのところ、(
(CNN Business) 米ニューヨーク市スタテン島にある米アマゾンの物流倉庫で、新型コロナウイルス感染対策を求めるストを率いた従業員の1人が解雇された。 アマゾンは30日夜、CNN Businessへの声明でクリスチャン・スモールズ氏の解雇処分を確認した。 同社の報道担当者によると、スモールズ氏は新型ウイルス感染が確認された同僚と密接に接触していたことが判明し、全社共通の規定に基づいて14日間の有給休暇を取得するよう指示されていた。 この指示に反し、スト当日の30日に倉庫へ出てきて社内のチームを危険にさらしたとして解雇になった。 スモールズ氏らは、同倉庫で新型ウイルスの感染者が出た後も操業が続いていることに抗議し、建物の一時閉鎖と消毒を要求していた。この日のストには十数人が参加し、昼休み前後に職場から一斉に退去した。 スモールズ氏は30日夜の電話インタビューで、「こうなるだろうとみん
新型コロナウイルスの感染拡大に襲われた米ニューヨーク州では、郊外にセカンドハウスを持つ富裕層らが、都市部から退避する動きを進め、隣接する各州がハイウェー上に検問を設置するなどの緊張が高まっている。感染拡大は、米国の貧富の格差を浮き彫りにしつつある。 ニューヨークでの感染者数が6万人近くに及ぶなか、セカンドハウスに退避する人々が増加し、富裕層エリアとして知られるサウサンプトンの人口は数週間前の6万人から10万人近くに急増した。ハドソン・バレー地区の賃貸物件の一カ月の家賃はかつて平均4000ドル程度だったが、現在は1万8000ドルにまで上昇した。これにより、感染者の急増に対応できない医療機関も増えている。 富裕層が多いニューイングランド島地域のコミュニティ(ナンタケット島やマーサズ・ヴィニヤード、ブロック島)は高級別荘地として知られるが、医療のインフラは脆弱だ。ロードアイランド州の当局は既に現
ニューヨーク市更生局(DOC)は3月22日、市の刑務所の服役囚や職員ら46人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染拡大が米国全土に広まるなか、衛生環境が劣悪な刑務所内での感染の広がりを危惧する声が高まっている。 DOCによると刑務所の職員17人と、服役囚29人の感染が確認されたという。AP通信の報道によると、感染者のうち38人はイースト川に浮かぶ世界最大規模の矯正施設のライカーズ島刑務所にいるという。 ライカーズ島刑務所内では、さらに58人が隔離され、経過観察中とされている。更生局の暫定チェアウーマンを務めるJacqueline Shermanによると、囚人の多くは過去数週間を共有エリアで過ごしており、他の服役囚や職員と密接な距離にあった。感染者は今後、急増する見通しだ。 大人数を収容し、衛生管理も行き届かない刑務所はハイリスクな施設とみなされている。Shermanは感染拡大防止に
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大が深刻化するニューヨーク州では、3月22日午後8時(日本時間23日午前9時)からいよいよロックダウン(外出制限)が始まった。 基本的に全従業員の出勤を禁じて在宅勤務を要請し、また全住民に不要不急の外出をしないよう自宅待機を4月19日まで要請する行政命令だ。 Updated April 6, 2020: 外出制限は4月29日まで延長。少し近所を歩いてみたが、どの店もシャッターは降り通行人も少なく、活気がない(電飾が残されているのが救われる)。大騒ぎ(ホリデー)が終わった後に街に静けさだけが残る、アメリカの元日のような雰囲気に似ている。 道で目が合うとニコッとするフレンドリーなニューヨーカーも、もういない。すれ違う人は距離を取りたがり、よそよそしい。ニューヨークに住んで18年にして、初めて目にしたり感じたりするものばかり。 今日はその1日目だっ
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