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腕の動かし方を監視する「電子袖」の開発が進んでいる。センサーが身体部位の加速度や角速度、位置を記録し、労働が効率的に行われているかを判断できるものだ。 近い将来、コンピューター制御の袖によって、工場の管理者が従業員の動きを監視・記録したり、作業効率を示すデータを得たりできるようになるかもしれない。 この袖は現在試作段階だが、ストップウォッチを手に従業員の周りをうろついて作業効率を評価する現場監督の代わりになると期待されている。 「ストップウォッチを使う現行の方法では、状況にもよるが、同時に5人ほどの時間を計ることしかできない。これに対してわれわれのソリューションでは、複数の場所にわたって、同時に多数をモニターすることができる」と、フラウンホーファー協会の研究責任者であるマーティン・ヴォイタクはプレスリリースで述べている。 この袖には、手と前腕、上腕にマッチ箱大のセンサーが埋め込まれている。
印刷 新人職員に正座させ、飲食代昼食代まで出させるあきれた上司――。熊本市は26日、悪質なパワーハラスメントがあったとして農水商工局の出先機関の男性係長(49)と男性技術参事(47)を停職6カ月の懲戒処分にし、発表した。 市人事課によると、2人は2009年4月採用の20代の男性職員に同6月ごろから約2年半、ほぼ毎日のように職場の喫煙スペースで30分〜1時間程度の正座をさせた。その際、他の職員に怪しまれないよう、笑っているよう指示。所長課長ら職場の全職員が正座を目撃していたが、所長課長は「指導熱心と思った」という。 さらにこの職員の仕事に言いがかりをつけ、すしや焼き肉といった計100万円以上の昼食代などを払わせた。今年11月に職員の家族から「職場でいじめを受けている」と相談があり発覚。精神的な苦痛を受けたとして11月から休職中という。 市の調査に対し、2人は「新人教育で自分たちもそう
「オラオラ!」「おとなしくしろ!」「静かにしてろ!」。 「みなさん見てください!」「警察が労働組合活動を弾圧しています!」 3月25日、卒業式が行われていた中央大学多摩キャンパス(東京都八王子市)構内は、駆けつけた約30人の警察官の怒号で一時騒然となった。大学構内でビラ配りなどの情宣活動を行っていた労働組合員14人が、建造物侵入の現行犯で逮捕されたのだ。中央大学生協と労組との7年にわたる労働争議のさなかの逮捕だった。 「これは警察権力による労働争議への介入であり、明らかに不当逮捕です」と声をあげるのは、今回逮捕された当事者の一人である吉田比呂子さん(54)。中央大学生協は、中央大学から学食・売店の運営や図書整理などの業務を受託する消費生活協同組合。吉田さんは93年から2005年まで、中大生協のパート職員として図書館に勤務していた。 ことの発端は2000年6月、吉田さんが直属の上司で
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