5月26日の街宣ビラでもごく短く取り上げたように、日本はいま最悪の軍事化・侵略国家化を進めています。日本の差別・排外主義への対抗運動を試みるわたしたちは、いまの政治状況の何がどう問題であるのかを、ここできちんと捉えなおさねばならないと強く感じます。(K) 1 鳩山の「置きみやげ」をどう見るか このかんメディアに大きく報道されてきたのは、鳩山政権が沖縄・普天間基地問題の辺野古移設案への揺りもどしでした。大手メディアはこぞって、鳩山の首相としての無能さをあげつらい、あるいは民主党vs社民党などという見世物を作りながら、沖縄への基地押しつけに対する日本(「本土」)の責任に触れない報道姿勢を一貫して維持しました。こうして欺瞞的に形成された世論のなかで、鳩山は自分の約束したことに責任をとれないオロオロとした政治家として描かれていました。 しかし、このような論調に乗っかって政権批判をすることそのものが