FTによると中国政府は早ければこの四半期中にも集中型貸株市場の創設を行なう予定だ。Centralised Securities Lending Exchangeと呼ばれる機構の最大の株主になるのは、規制当局の中国証券監督管理委員会で、上海・深セン証券取引所や証券会社や他の金融機関も株主になると予想される。 現在のところ適格ファンドマネージャーだけが、証券会社から株を借りることができるが、貸株対象銘柄が285と少ないことや資産面の制限が厳しいことから貸株取引は未発達だった。 中国がこのタイミングで貸株市場創設に動く理由について、複数の資産運用者は昨年の中国の株式市場のパフォーマンスが-22%と世界最悪だったことをあげている。貸株取引を擁護する立場でいえば貸株取引の発達は株式市場の流動性を高めるとともに、株式保有者に手数料収入をもたらすからだ。また証券会社のトップの中には証券監督管理委員会のト