県教委は15日、昔の勤務先の高校で女子生徒に対し3年間にわたってみだらな行為をしたとして、現在県中地区の県立高に勤めている60代の男性教諭を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。今年2月、元生徒からの被害申告が県教委にあり発覚した。 県教委によると、男性教諭は校内や女子生徒の自宅で複数回、性行為に及んだ。教諭は違法行為と認識しながらも「生徒から相談を受けるうち関係が生じた」と恋愛のような感情を持っていたと説明。元生徒側は「当時は未成年で思慮が足らなかった。今は精神的苦痛を感じている」と話しているという。教諭は約1カ月前から自宅待機。県教委は行為の時期について明らかにせず「数年前ではない」と説明している。