この章では、各種セレクタについて解説します。セレクタとは、その宣言をどの要素に適用するか、つまり、後に続く宣言ブロックで指定されているスタイルをどの要素に使うか、という事を決定する為のものです。 例を見てみましょう。以下のような規則集合があったとしましょう。 th { color: red } この場合、すべての th要素 の 'color' の値を red にします。つまり、すべての th要素 が赤色の文字で表示されます。この th の部分がセレクタ文字列に相当します。ここでは、そのセレクタ文字列の書き方を解説します。 CSS2では8種類のセレクタ、全称セレクタ・タイプセレクタ・子孫セレクタ・子セレクタ・隣接セレクタ・属性セレクタ・クラスセレクタ・一意セレクタがあります。 このうち属性セレクタは、更に4つに分かれます。広く見れば、クラスセレクタや一意セレクタも属性セレクタの一種と言えます