台湾から人種差別的な攻撃を受けたと主張したWHO(世界保健機関)のテドロス事務局長に抗議するため、台湾の有志らは2020年4月15日(日本時間)、米紙に「WHO can help?」「Taiwan」などと書かれた全面広告を出した。 広告費はクラウドファンディングで募り、目標を大きく上回る額が集まった。 2万6000人が寄付 新型コロナウイルスに関して中国寄りの発言を繰り返し、国際的な非難を集めているWHO。特に、「一つの中国」を掲げる中国への配慮からか、WHOへの加盟を拒否されている台湾の反発は強い。 両者の溝を一層深くしたのは、テドロス氏による名指しでの批判だった。4月8日の会見で、自身への侮辱がインターネット上に広まっており、「人種差別を含む中傷は3か月前に台湾から行われてきた」「台湾の外交部(外務省)も関与した」などと発言していた。 発言を受け、台湾の蔡英文総統はすぐさま否定。市民も