今はもうさびれてしまったが、三重県にある売春島として名高い島の話。 2カ月で1万5000部売れてるノンフィクション。 面白かった。 著者は元エロ雑誌の編集者。 過去、売春島に取材に行ったこともあったけど、その当時はなんとも思ってなかったのに、なぜか最近になって取りつかれてしまい、関係者を尋ね歩き、歴史的な経緯や全容をつかもうとする。 今どきって、ルポはいっぱいあるけど、歴史的経緯を調べようとするノンフィクションって珍しい。 ノンフィクションは金にならねーから、今では新聞社やNHKの人じゃないと、大きなテーマを追うノンフィクションは書けなくなってきてる。 今どき珍しい労作だわ。 執念の取材だ。 売春という非合法が絡む領域なので、関係者にいろいろ事情を話してもらうのは難しいんだが、著者の熱意にほだされたのか、尋ね歩いたキーパースンが昔の事情を語ってくれる。 泳いで逃げたネーチャン伝説は本当か?
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