今年高校を卒業した米イリノイ州ニューベイデンのギャビン・ジョセフさんは、3歳のときに自閉症スペクトラムの一種であるアスペルガー症候群と診断された。コミュニケーションがうまくとれないことをひとつの特徴とする発達障害のため、高校でも周囲になじめず単独行動をとることが多く、クラスメートから「変人」「気味悪い」などと陰口を叩かれていたという。 今年6月、ギャビンさんを嫌うクラスメートのグループから、ある人物に紹介すると言って呼び出されたギャビンさんが、そこに現れた校外の見知らぬ若い男とその仲間に殴られたり首を絞められたりする事件が起こった。