サッカーは国によってスタイルが異なる。 南米でもアルゼンチンとブラジルはプレースタイルも違えば、選手個々の特徴も全く異なるのだけれど、そのサッカースタイルの違いについて考えてみたい。 ブラジルにはシザースという伝統的なフェイントがある。 ロビーニョやロナウジーニョ、ネイマールといったドリブラーはシザースを巧みに使う。 しかし、メッシやアグエロ、ダレッサンドロ、リケルメなどドリブルを得意とする選手がシザースを使うところを見たことがない。彼らは足の裏を巧みに使いボールを操るのが特徴だ。メッシは足の裏のテクニックよりもボディフェイントが凄すぎるのだが。 なぜアルゼンチンの選手はシザースしないのか? ブラジルとアルゼンチンという南米の2つのサッカー大国、物理的な距離は近いのだが、サッカー文化は驚くほど異なる。 なぜアルゼンチンの選手はシザースをしないのだろうか… 『サッカー「観戦力」が高まる』とい