記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 今年の「春節」(旧正月)が16日からスタートした。この大型連休中に約650万人の中国人観光客が海外へ向かうとも予想されており、旅行先として日本への人気度はタイに続いて2位。昨年を超える訪日外国人(インバウンド)消費へ期待が膨らむが、その一方で年々好みを洗練させている中国人観光客に対する受け入れ態勢は万全だろうか。「日本人は知らない中国セレブ消費」(日本経済新聞出版社)の著者で、日本の観光情報を発信している袁静・行楽ジャパン社長に聞いた。 インバウンド需要の主役はプチ富裕層 --昨年の訪日中国人客数は過去最大の約735万人で、全体の3割弱を占めます。しかし「爆買い」ブームは沈静化しており、中国人観光客の消費動向がつかみにくくなっています。 「中国人の年間出国者数は1億2000万人