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ブックマーク / www.toho-u.ac.jp (1)

  • 樹木の分布をエンボリズムから考える

    はモンスーン気候のもとで十分な降水量に恵まれ、全域で森林が発達している。ただ、南から北へ、平地から高山へ気候の変化に伴い、森林タイプは大きく変化する(表1)。ここでは、このような森林植生の分布を樹木の水の流れから考えてみよう。 樹木の水の流れは、蒸散によって水分が失われた葉で細胞の吸水力が高まることから始まる。吸水力によって水が引っ張られて、根から幹・枝の通導組織(道管や仮道管)を通って葉への水の流れが生じるのである。葉が活性を保つためには、常に高い含水量を保つ必要があるので、この水の流れが短時間でも途絶えると健全な営みができなくなる。ところが、通導組織に気泡が入って(キャビテーション)、水の流れが遮断されることがある。この状態をエンボリズムという。気泡が入る原因のひとつとして、樹木の乾燥が進むと通導組織内の負圧が増して大気圧との差が大きくなり、壁孔膜といわれる弱い部分から空気が入るこ

    pkeratta
    pkeratta 2020/11/08
    “樹木の水の流れは、蒸散によって水分が失われた葉で細胞の吸水力が高まることから始まる。吸水力によって水が引っ張られて、根から幹・枝の通導組織(道管や仮道管)を通って葉への水の流れが生じるのである”
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