話題になっていた「ファクトフルネス」を読んだ。 感想をここに記しておきたい。 まず、「この世は良くなっている」という話は、「ホモ・デウス」などを通じて知っていたので、新鮮さはあまりなかったが、掲載されている事実は、知っておくべきものであると感じる。 同じことを感じた人も多いのだろう。 翻訳者の方のTweetによれば、一週間で10万部売れたとのこと。 『ファクトフルネス』が1週間で10万部発行になりました。感謝です。でも、まだまだこれから。 pic.twitter.com/qmtSSqTjT3 — Shu Uesugi (@chibicode) 2019年1月18日 しかし、これからこの本を読もう、と思っている人にあえて申し上げると、読後感は決して良いものとは言えない。 正直、私は暗鬱とした。 なぜなら、この本が提示している最も重要なファクトは、二千年以上前にユリウス・カエサルが看破した 「
![なぜ「ファクト」は人を怒らせるのか。「ファクトフルネス」を読んで、暗鬱とした話。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2652a1ed26b45b46cb50f48c14831fef2c2616a7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.tinect.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F01%2F901702945_a154d07dca_o.jpg)