沖縄の米軍基地反対運動をとりあげた情報番組「ニュース女子」で、名誉を傷つけられたとして、市民団体「のりこえねっと」共同代表の辛淑玉さんが7月31日、制作会社のDHCテレビジョンと司会者だった長谷川幸洋さん(当時・東京新聞論説副主幹)を相手取り、損害賠償1100万円、ネットからの番組削除、謝罪広告をもとめて、東京地裁に提訴した。 訴状などによると、DHCテレビジョンは化粧品大手DHCの子会社で、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)で放送されていた「ニュース女子」を制作していた。2017年1月2日と1月9日にTOKYO MXで放送された回と、3月13日にネットで放送された回では、沖縄の米軍基地反対運動をとりあげた。 原告側は、この番組の中で、DHCテレビジョンが「なぜ、犯罪行為を犯すのだろうか」「沖縄・高江ヘリパッド問題」「反対運動を扇動する黒幕の正体は?」といったテロップを表示