イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、恐らく西欧諸国でも最も鮮明に中絶反対の姿勢をとる首脳だが、同国では妊娠中絶はこれまでも決して容易ではなかった。写真はミュージシャンのリンダ・フェキさん。ナポリで7月撮影(2024年 ロイター/Claudia Greco) [ローマ/ナポリ 6日 ロイター] - イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、恐らく西欧諸国でも最も鮮明に中絶反対の姿勢をとる首脳だ。もっとも、カトリック信者が多数を占め、国土内にカトリックの総本山であるバチカンを抱えるイタリアでは、妊娠中絶はこれまでも決して容易ではなかった。 ナポリ出身のミュージシャン、リンダ・フェキさん(33)が、中絶処置を受ける際に味わった屈辱感や虐待について自身のSNSアカウントに投稿したところ、自分も同じような経験をしたという多くのイタリア人女性から、心のこもった励ましのメッセージが送られてきた。