30年経て難民キャンプに逆戻り、嘆くエチオピア人ら 再開した教会で平和祈るスーダン東部ガダーレフにあるウム・ラクバ難民キャンプの教会で、日曜礼拝に出席し祈りをささげるエチオピア難民（2020年12月6日撮影）。(c)Yasuyoshi CHIBA / AFP 【12月7日 AFP】スーダンの対エチオピア国境付近にあるウム・ラクバ（Um Raquba）難民キャンプで6日、20年ぶりに再開されたエチオピア正教のジブリール教会（Jibreel Church）に約400人のエチオピア難民が集まって日曜礼拝が行われ、平和と母国への帰還を願って祈りをささげた。 この教会は1979年、エチオピア移民によって建てられた。その後、80年代には20世紀最悪の人道危機の一つとされるエチオピア大飢饉（ききん）で多数の難民が発生し、ウム・ラクバに身を寄せた。やがて、エチオピア難民のほとんどが母国への帰還を果たした2000年に、難民キャンプもジブリール教会も閉鎖された。 だが、先月エチオピ
