手抜き記事をひとつ。 前回の記事では、人間の愚かにすっかり絶望していた手塚治虫が、そのライフワーク『火の鳥』のなかで、”地球にとっては人間こそ害悪だ”と火の鳥に言わせたシーンを紹介した。 ぼくは手塚治虫に詳しいわけじゃないので、もしかしたらもっと以前から、そうした主張を展開していたのかもしれない。あるいは他に、手塚にそのような主張を持たせるに至った先人がいたのかもしれない。 ただ、先日同い年の友人と飲んだとき、ぼくが鳩山首相の「地球から見れば、人間がいなくなるのが一番優しい」という発言を持ち出したところ、それって『火の鳥』だよなあ~という反応があったので、ぼくらの世代にとっては”人間害悪説”の教祖はきっと手塚治虫なんだろう(別に誰でも構わないわけですが・・・)。 さて、そんな人間害悪説だが、単純にSF的なテーマとしても魅力的だったようで、ぼくがリアルタイムにみていたアニメ番組でも、それを採
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