チェコの中央銀行総裁Miroslav Singerが、自国の経験を基にユーロ危機について考察している(Mostly Economics経由)。 ロンドンでの6/28講演で、Singerはチェコに関する意外に知られていない4つの事実から話を始めている。 チェコは東欧ではない。プラハはウィーンの90マイル西に位置している。 地理的だけではなく経済的にもチェコは人々が思うより西側に近い。近年の実質経済成長率は平均3%とそこそこだが、通貨の増価のお蔭で経済規模は毎年平均10%の伸び率で拡大している。その結果、ユーロで測った名目の経済規模は1993年に比べ4.5倍以上になった。つまり、過去18年、欧州の中核国の生産物を実質ベースで毎年平均7%多く買えた、ということになる。 自国内で直接的な金融危機を経験したお蔭で(90年代終わりの不良債権はGDPの4割を超えていた)、直近の経済危機においては銀行救済
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネット(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 ※1 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 ※1 レジストラ「GMO Internet, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 ※1 2020年8月時点の調査。
第91回「113日」藤島 大 ひとつになる。こわい言葉だ。 今回の震災後、日本列島にも満ちあふれている。本当は「ひとつにならずにすむよう一刻も早い復興を」のほうがふさわしい。ひとりずつの違い、正しく明るいばかりでないはずの個性や現実を「悲劇」が飲み込んでしまうから天災は残酷なのだ。あまりにも圧倒的な現実が「あらゆる違い」を平準化してしまう。 でも、スポーツという限定された空間と時間でなら、まさに「チーム」はひとつになってもらわなくては困る。ラグビーのジャパンももちろん。 チームがひとつになる。まずは人と人の関係。チームワークと同義だ。もうひとつ、「強度」の問題もある。つまり負荷耐性のようなことである。ひとつに強く固まるイメージ。たいがい、両者は相関している。ストレスを乗り越えた経験のないチームワークは砂糖菓子のように甘くもろい。ここは「猛練習の効用」という研究領域にも結びつく。 家電、たと
※以下の文章は「キネマ旬報臨時増刊/宮崎駿と『もののけ姫』とスタジオジブリ」(97年9月2日/キネマ旬報社発行)に掲載されたものです。 映画『もののけ姫』には、莫大な量の情報が詰め込まれている。猛烈な速度で駆け抜ける画面には、その隅々に至るまで、新しい歴史観、新しい民俗学・考古学的視点、そして生命の倫理が貫かれている。また、物語は緻密かつ重層的に構築されており、画面には直接登場しない組織や人物たちによる文字通りの暗闘が背後にある。 本稿は、その一端を明かにすることを目的とする。ただし誌面の制約上、各項ともあくまで概括的な言及に留まっていることを御容赦願いたい。(詳述は別の機会に行っているので、そちらを参照のこと。) �氈C『もののけ姫』の勢力地図 『もののけ姫』には、「人間の世界」として、一つの異民族と四つの政治勢力が描かれる。そして、四つの勢力と対立する「神々の世界」がある。各勢力の構成
2000年以降、ゼロ年代を通じて制作環境のデジタル化や、パッケージのビジネス形態などアニメをとりまく環境は大きく変化してきました。そして2011年、この10年の成果を踏まえてこれからのアニメはどのように変わっていくのか? 制作現場から企画・流通など様々な形で「アニメ」に関わるキーマンへの取材を通じて、次のアニメの10年を探る連続企画「アニメのゆくえ2011→」。 まずは、2004年から2010年にかけてアニメ誌で連載された原稿を中心にゼロ年代のアニメを扱った時評を『チャンネルはいつもアニメ』(NTT出版)として書籍化されたアニメ評論家の藤津亮太さんに、これまでの10年と現状について伺うことで、次の10年の見取り図を描いていきます! 第2回 サンジゲン松浦裕暁代表インタビュー「二次元からサンジゲンへ―3DCGで描くアニメのNEXT」 第3回 ニトロプラス代表でじたろう氏インタビュー「混沌のア
●“In his recent Financial Times column, Larry Summers compares the U.S. economy today to the Japanese economy in the 1990s. Twenty years ago, what steps should Japanese policymakers have considered that would have helped avert the "Lost Decade" economic outcome?”(Quora)。コーエン経由。 <質問> つい最近のフィナンシャルタイムズのコラムでローレンス・サマーズは現下のアメリカ経済を90年代の日本経済になぞらえています。そこで質問です。日本経済が「Lost Decade」に陥ることを回避する上で、日本の政策当局者は20年前の時点
British Inflation: A Teachable Moment/June 28, 2011, 11:35 AM British Inflation: A Teachable Moment イギリスのインフレ:学びの時 Adam Posen gave a talk yesterday (pdf) about British monetary policy that drives home a point I’ve been meaning to make; namely, that what’s happening in Britain on the monetary front right now is very much a teachable moment for monetary policy more generally. The Bank of England fac
【要約】 ・外食産業の不振が長期化しています。 ・日経新聞は少子高齢化と「中食」拡大が原因で、外食産業の自助努力不足と指摘しています。 ・正しい物価指標、GDPデフレータを併せて考えると、日銀の過ちという全く別の視界が開けてきます。 日経新聞(2011年6月28日付 朝刊)は次のように伝えています。 −−−−−−−−−−−− 外食産業が苦境にあえいでいる。国内市場縮小と低価格競争の激化で経営が厳しくなっているところに、東日本大震災が重なり収益環境は悪化する一方だ。先行きにも明るい材料が乏しいなか、外食各社は生き残りへの正念場を迎えている。 外食市場は1997年をピークに減少傾向をたどる。外食産業総合調査研究センターの調べによると、2010年は23兆6450億円と1997年の8割程度の水準。少子高齢化や持ち帰り用の料理を販売する「中食」の拡大などが背景にある。日本経済新聞社の2010年度の飲
本日の日経新聞夕刊の「こころの健康学」というコラムに、著名な精神科医である大野裕先生が「強い組織 信頼感が働く幸せに」というエッセイを寄せておられました。大野先生は慶応は辞められたのかな。 先日、テレビ番組で、ある企業の社長さんが経理の担当者の仕事内容についてコメントしていた。その人は不正を働く可能性は事務の担当者より自分の方が高いんじゃないかと笑いながら話していた。 ずっと見ていたわけではないので詳しくわからなかったが、それは、経理担当の女性の仕事内容の自由度が高いことに対する質問への答えのようだった。自由にしたからといって不正を働くようになるわけではないと、その人は言っていたのだ。 その話を耳にして、私は、信頼感に裏打ちされた組織の強さを感じた。信頼されていると思えばやる気も高まる。不正を働こうという気持ちにもならないだろう。逆に、不正を働く人は、いくらその行動をコントロールしようとし
24日エントリで紹介したクルーグマンとマンキューのやり取りにおけるマンキューの以下の言葉に、EconospeakのProGrowthLiberal(pgl)が反応した。 ここで検証されている帰無仮説は、レーガンの政策が歳入の伸びに有意な影響を与えた、というものだ。しかしその帰無仮説の信者の中に、カーター政権の最後の2年がレーガン時代の一部だと言う人がいるのかね? その2年間の政策こそまさにレーガンがひっくり返そうとしていたものでは無かったのかね? pglは、おそらくこの時の最も大きなマクロ経済的変化は、1950〜70年代の健全な財政から1980年代の無責任財政への転換ではないか、と述べている。具体的には、これ以前は国の純貯蓄はNNPの10%程度だったのに、1980年代にそれが半分にまで低下した、という数字を彼は挙げている。そして、マンキュー経済学の初版では、こうした純貯蓄の減少が実質金利を
社会保障と税の一体改革とは、本来、これだけの社会保障改革をやることで、これだけ安心が得られる。だから、これだけの税負担をお願いしたい、というものであろう。 一体、消費税率10%というのは、どんな社会保障改革が前提であり、その結果、国民が手に入れられる安心感はどの程度のものなのか。 また、復興増税と消費税増税の「一体増税」で日本経済はどうなるのか。 日本の産業界は「為替、法人税、労働環境、環境制約、交易条件(EPA等)」の「五重苦」に加え、震災による電力供給制約の「六重苦」に耐えなければならない。そんな中、菅政権が検討している「一体増税」に耐えるだけの体力は存在するのか。 (7月1日記)中川秀直
DIマイナスは短期的な動き、来年は確実にプラス成長と確信=経財相(ロイター) 内閣府が同日発表した5月の石油製品・その他特殊要因除く消費者物価指数(コアコアCPI)は、前年同月比マイナス0.2%になった(季節調整済みでは前月比0.0%)。与謝野経済財政相は「1%ぐらいのマイナスなどは、なんでもない。むしろ労働者や年金生活者にとってはプラス要素ですらあると考えている」と述べた。 デフレをめぐる議論で名目成長率を上げる必要があるとの主張があることに反論し「名目成長率が高いのは偽りの経済成長だ。実質の労働所得が向上し、働く人たちの賃金の購買力が増すことが一番望ましい姿の経済成長だ」と語った。1%程度の物価下落は、物価上昇に比べ、むしろ望ましいのではないかとし「デフレだデフレだと自己暗示にかかる経済は、あまり良くないと個人的に思っている」とした。 全編(゚Д゚)ポカーン いちいち突っ込むのも野暮
「わたしもテレビ初放送だよ~」 - (C)カラー 2009年に公開され、大きな話題を呼んだ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が、8月26日の金曜ロードショーにてテレビ初放送される。BSなど地上波以外を含めてもテレビ初登場となる。総監督・庵野秀明率いるカラー監修の下、新たに編集し直したという「TV版」は、旧シリーズを観ていた人にも『新劇場版:破』が衝撃だったように、劇場版をすでに観ている人にも楽しめるはずだ。 映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』場面写真 2009年に劇場公開された映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、旧「エヴァ」を観ている人ならば驚くこと確実の『新劇場版』第2作。その問題作が、いよいよテレビ初登場だ。ブルーレイ&DVD制作時にも多数の調整を行い『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE』としてバージョン情報
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く