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ブックマーク / blog.livedoor.jp/okane_koneta (37)

  • 豊健活人生:春山昇華 : 広告とコンテンツの呉越同舟の終焉 その2

    2012年11月08日21:16 カテゴリメディア大局観、テーマ、見識[edit] 広告とコンテンツの呉越同舟の終焉 その2 前回の続きです。 広告の「ターゲッティングの精度」という分野に関して、広告を掲載するスペース(=個々のメディア・広告媒体)が持っている属性の把握と分析の手法の進化が著しい。それを担当するのが「アドテク企業」だ。 アドテク企業は、ネット広告の配信ビズネスにおいて、様々な役割を担っているが、基的に元気が良い。 大雑把にそのビジネスを分類すると 1:広告主からネット広告を集めて、広告主の目的に合致したサイトに、なるべく安く掲載する そのための最新鋭のシステム(Demand Side Platform:DSP)を提供する 2:広告を掲載するメディアを集めて、 それを広告主に、なるべく高く売る そのための最新鋭のシステム(Supply Side Platform:SSP)を

  • 豊健活人生:春山昇華 : Apple & Microsoft (3) 打ち捨てられるPCアセンブラー

    2012年11月05日20:30 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] Apple & Microsoft (3) 打ち捨てられるPCアセンブラー アセンブラー、組み立て屋だ。 トヨタやホンダなど自動車会社(完成車メーカーとアナリストは呼ぶ)も、アセンブラーに分類される。 出来上がる自動車は数万個の部品、パーツで出来ているが、自動車会社が自分で創る割合は非常に少ない、つまり彼らは数万個の部品を組み立てているだけなので、アセンブラーなのだ。 変速装置、サスペンション、ブレーキ、シート、ライト、窓ガラス、エアコン、ほとんど部品メーカーから購入する。しかし、少なくともエンジンは自分で創る会社が多い。 LenovoNEC、東芝、SONY、Dell、 HPなどのPCメーカー もアセンブラーだ。PCを構成する部品は車と比べれば、圧倒的に少ないが、彼らは自分で何を創っているか? SSD、HDD、D

  • 豊健活人生:春山昇華 : Apple & Microsoft (2) Microsoftの身を切る変身

    2012年11月04日23:43 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] Apple & Microsoft (2) Microsoftの身を切る変身 前回の続きです。 Appleの株価は、下図のように長期低迷の後に、ようやく積年の恨みを晴らすような上昇を見せた。 一方、Microsoftですが、アップルとは逆の展開で、長期上昇が続いて、その後は横ばい。 Steve Jobs、 Bill Gates、 経営者としてどちらが、・・・・ 優れているか? 先見の明があったか? 世界を変えたか? 人類を楽しませたか? ・・・・同時代に生きている私には評価が困難だ。 だいたい人間は、昔の事を過小に評価し、最近のことを過大に評価する。 だから、2012年現在は、Jobs:90 VS Gates:10という称賛評価だと思う。 株価から示唆されることは、 (1):どちらも驚異的なパフォーマンスを投資家に

  • 豊健活人生:春山昇華 : Apple & Microsoft (1)大局観が試された「Microsoft → Apple」へのスイッチ

    2012年11月04日15:42 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] Apple & Microsoft (1)大局観が試された「MicrosoftApple」へのスイッチ アップルも、マイクロソフトも、IPO以降今日までの株価上昇率は非常に大きい。 「もしIPO時に、100万円投資していたら、これからは遊んで暮せる(翌月末に買っても・・)」と言われるほどだ。 Apple : 1982年11月〜2012年10月、149倍Microsoft:1986年3月〜2012年10月、332倍 とはいっても、下図を見れば明らかなように、アップルは長期間SP500インデックスに負けていたことも確かだで、2004年以降、ようやく明確にインデックスを凌駕するトレンドに入っている。 (下図は、対数グラフ) 換言すれば、それまではマイクロソフトの時代だったと言える。 両者の優劣がひっくり変わるのは、

  • 豊健活人生:春山昇華 : 経済の低迷は、好材料が消えただけでなく、オセロのように白黒逆転したから

    2012年10月18日21:15 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 経済の低迷は、好材料が消えただけでなく、オセロのように白黒逆転したから 高度成長期、その時代背景を調べると、朝鮮戦争、東西冷戦、ベトナム戦争という世界史の大きな出来事がある。 日経済は、外国の戦争の受益者だった、そういう側面は否定できないと思う。 ベトナム戦争:1973年1月で終わり 冷戦:1989年12月で終わり 日経済の上昇期には、「ベトナム戦争 + 冷戦」というダブルのフォローの風が日に吹いていた。 1990年には、全てが無くなった。だから日経済がダメになった。 いや、それだけでは無い 冷戦の終結が意味する事は、アメリカから見た日の利用価値に、、、 From:お金を払ってでも、仲間にしておくべき重要な同盟国 To:沖縄の基地は自由に使いたいが、経済的にはライバル 、、という変化が生じた事を意味する。

  • 豊健活人生:春山昇華 : 人民裁判の恐怖の思い出が、資本流出を引き起こした可能性

    2012年09月28日01:00 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 人民裁判の恐怖の思い出が、資流出を引き起こした可能性 日中関係が緊張を増し、デモや暴動が発生するのと並行して、中国からの資流出が加速した可能性がある。 共産党に何をされるかわからない、という恐怖が富裕者層と共産幹部達の脳裏をかすめたのだ。 ビジネスで成功した富裕層共産党幹部の地位を利用して蓄財した富裕共産党層、両者が資金を海外に大量に持ち出したと思われる。 かつて毛沢東の時代1940年代〜1976年は、法は無いに等しかった。 私(毛沢東)が創った中国だ。 私(毛沢東)が法律だ。。。。これが毛沢東の時代だった。 人民裁判という名のもとに、財産が強奪された。 扇動された人民は、自分達より裕福な人を見つけると、人民裁判と称して吊し上げを行って、彼らの財産を奪った。 そんな文化大革命時代の忌わしい体験は、50歳以上の

  • 豊健活人生:春山昇華 : 領土と、実効支配は別物

    2012年09月23日09:52 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 領土と、実効支配は別物 過去3回の続きです。 9月21日:天啓だったかもしれない 9月21日:「読んでいる」に関連する事件が、現在進行形 9月23日: 安保の対象だが、米軍は簡単には動かない どこの国の領土か? (国際社会の認知の問題) 誰が現実に支配しているか? (実効支配の問題) この二つは別物です。 竹島 日の領土だと思っているが、韓国が実効支配している 韓国からすれば、韓国の領土だと思っているし、韓国が実効支配している。 尖閣諸島 日の領土だと思っているし、日が実効支配している。 中国から見れば、中国の領土だと思っているが、日が実効支配している。 領土問題は、完全に解決する性質のものではありません。 イスラエル・ペレスティナ問題、旧ソ連邦内のゴタゴタ、アフリカの国境問題、日ロシアの北方領土問題

  • 豊健活人生:春山昇華 : 73年間で、物価が「4000倍」になった日本 (2)中篇

    2012年09月04日02:36 カテゴリ大局観、テーマ、見識通貨と物価[edit] 73年間で、物価が「4000倍」になった日 (2)中篇 明治維新以降を振り返ってみれば、万年金欠病の日政府という姿が浮かび上がる。 明治から平成を6個に区分して時代背景などを説明する。 ① 明治維新〜日清戦争 明治維新は成ったが、新政府には金が無かった。 近代化、富国強兵を目指して大量の近代的な製造業を発展させるべく、輸入が必要だった。 明治10年の西南戦争で、国家予算に匹敵する金を使ってしまった。 経常収支は、ずーっと赤字で、支払いの為に、金(世界平均より、金が銀より割安に設定されていた)が大量に流出した。 ② 下関条約(日清戦争後)〜1932年金解禁停止(金位制離脱) 日清戦争後に清国から得た賠償金、賠償金2億テール(当時の日の国家予算の4倍強)を得て、財政が安定し、金位制を実施し、為替は安

  • 豊健活人生:春山昇華 : (お知らせ)資本市場研究会8月号への寄稿、HPから読めるようになりました

    2012年09月04日00:01 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] (お知らせ)資市場研究会8月号への寄稿、HPから読めるようになりました 資市場研究会8月号への寄稿、HPから読めるようになりました。 PDFをダウンロードも可能です。 http://www.camri.or.jp/annai/shoseki/gekkan/pdf/201208-7.pdf facebookコメントヘ 「大局観、テーマ、見識」カテゴリの最新記事

  • 豊健活人生:春山昇華 : 私が一番勘違いしていた事

    2012年09月02日19:40 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 私が一番勘違いしていた事 今年の夏は、若い方と話をしていて、今まで体で理解していなかった事を思い知らされた。 日株で儲ける、、そういう事を考えたことありません。 だって物心ついたときから、株は下がることしか知りませんから バブル崩壊で、辛いですね、って年配の方から言われますが、私は全然辛いとは思いません。 社会人になってから、ずーっと同じですから、これが普通だと思ってますし、今後もこうなんだと思っています。 だから、苦労とかシンドイとか感じたことがありません。 ここを目指していこう!それは何?と言われても、目指すべき姿がわかりません。 今に不満じゃ無いですから。 目から鱗みたいな感覚を覚えた。 将来を担う世代が今に不満じゃ無いのなら、現状が継続するのは当然だ。 でも、年配の私は、もっと良い日の社会・経済・相場に

  • 豊健活人生:春山昇華 : 利益確定売りを見過ごし、その後の損切もできなかった:日清戦争後の失政

    2012年08月29日22:25 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 利益確定売りを見過ごし、その後の損切もできなかった:日清戦争後の失政 6月からアジアの政治史、戦争史を調査している。 当然のようにたどり着く疑問、、、何故日は、中国との泥沼の戦争にはまり込んでしまったのか? 3か月でぼんやりと到達した私なりの結論、その他感じた事を一回まとめておきたい。 (1)明治維新以降の新生日を形成してきた実力者達がほぼ同時期に死亡した。 明治維新の革命第一世代、岩倉具視、大久保利通、木戸孝允、西郷隆盛は、1890年以前に全員死亡した。 革命第二世代の伊藤博文(文官サイド)、山県有朋(軍部サイド)、と第一世代の生き残りの、大隈重信(議会サイド)を中心とした日の近代化が進展する明治時代のハイライトを迎える。 しかし、第二世代と、それを継承発展させるべき第三世代の中心と嘱望された原敬、桂太郎が

  • 豊健活人生:春山昇華 : 日本政治経済証券史をシッカリと勉強する

    2012年08月18日23:11 カテゴリ[edit] 日政治経済証券史をシッカリと勉強する 株式投資が上達するには、その国の政治、経済、文化歴史を学ぶ必要がある。 これは私の見解である。 そのためには、を読むことになる。 各自にフィットする書籍を自分なりに見つければよい。 全体をカバーする通史ものと、特定の分野を掘り下げる書籍を使い分けると良いだろう。 私は下記の書籍を利用している。 大切なことは、事実が正確に書かれた書籍である事だ。 歴史的な事実や文書が年々発見され公開されているので、できれば新しい書籍の方が適当だと思う。 歴史小説は不適当だ。事実に徹するのではなく、面白くするフィクションが多数混入しているからだ。 その意味では人気作家ではなく、学者先生のの方がシッカリしている、好き嫌いがあろうかと思うので、自分の好みを探せば良い。 投資の学習は、10000ピースのジグソー・

  • 豊健活人生:春山昇華 : 推薦図書 : 日銀百年史第五巻

    2012年08月08日21:23 カテゴリ[edit] 推薦図書 : 日銀百年史第五巻 日銀百年史の第五巻は実に面白い。 終戦直後から昭和30年代という日政治経済の激動期、ガラガラ・ポン期が詳細な資料をベースに書かれている。 ただし、同時期を記述した関連や資料を読んだ後じゃないと、この600ページ強の(というより資料集)を堪能することはできず、微に入り細に入りの記述に、退屈な気持ちを味わうだろう。 しかし、「2回以上読んでいて、どこに何がかいてあるか記憶しているような複数の関連」を横に置きながら、この大著を読み進めると、実に面白い。 縦横斜め、時間と空間を超えて、相場の上下や政治経済のイベントが有機的に繋がってくる。 こんなが無料で読めるようになった事は、インターネット時代に生きていて、当に嬉しいことだ。 一点注意するべき事がある。 このは、あくまでも日銀の過去の行動を正

  • 豊健活人生:春山昇華 : 本の買い方、読み方が変わる? Before & After電子書籍

    2012年07月03日22:41 カテゴリ[edit] の買い方、読み方が変わる? Before & After電子書籍 私は電子書籍推進派だ。 いくつかの希望を持っている。 (1)一回しか読まないが圧倒的に多いだろう。 価格を下げて、3回しか読めない「制限付き書籍」と言うようなくクラスターが欲しい。 年間で出版される書籍の90%以上がそれに該当するだろう。 (2)一生保有したい場合は、追加の料金を払って「フル・バージョン」へアップグレードができれば良いと思う。 出版社は嫌だろう。そんなは稀にしか存在しないからだ。 (3)小説は、朗読付きの電子書籍であって欲しい。 私のの読み方は、特異だと思う。 これはと判定したを3回以上読んでいる。 何回も線を引きながら読む込む。 重要と判定した30冊ほどのは、付せん多数、カラフルな線が引かれ放題、何回もスキャンしているので製がガタガタだ

  • 豊健活人生:春山昇華 : (3)国債が激減する = 円安になってしまう状況に陥る by 春山

    2012年06月27日00:27 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] (3)国債が激減する = 円安になってしまう状況に陥る by 春山 参考過去記事 (1)国債を減らしてはならない by グル―ンスパン (2)国債はお金です  by グリーンスパン 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 日の場合、国が金を使わなくなると、お金海外に出る運命が待っている。 家計も企業も、お金を使わずに、タンマリと貯めこんでいるのが日の現実 (個人的には非タンマリ族は多いだろうが・・・) 使われないお金を、政府が国債発行を通じて、せっせと使っているという構図だ。 この状態から、政府が国債を発行しなくなると、どうなるか・・・・かなり、オソロシイ 1:政府が国債を発行しなくなる・・・・これは、発行できなくなるという状態が現実的に想定できる状態だろう・・・オソロシイ 2:これは

  • 豊健活人生:春山昇華 : 欧州 : ドイツが大人になって再生に向かうか? 資本主義に背を向けるて沈むか?

    2012年06月03日16:13 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 欧州 : ドイツが大人になって再生に向かうか? 資主義に背を向けるて沈むか? 今週、ロンドンから来たDavid Bowersというストラテジストと欧州状況を中心に色々意見交換した。 断片だが、メモを残しておこう。 ドイツには欧州のリーダーとしての責任者の自覚がない。 これまでは「フランスが口、ドイツは金」という構図だったが、今や「金だけが突出して必要」な状況になり、フランスは「口のリーダー」では無くなってしまった。 欧州統合を、経済同盟 → 政治同盟と、深化させるチャンスだが、ドイツは「欧州と言うバスの運転席」に座ろうとしない。 そればかりか、むしろ、自分の趣味に合わない乗客に降りてもらいたいと言う音が見えだしている。それを、民族浄化を唱えたヒトラーと同じだと南欧国民が敏感に感じるのは当然だ。 ドイツは、制度や

  • 豊健活人生:春山昇華 : 2012年を考える(16) : セミナー資料のおすそ分け②

    2012年02月09日23:20 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 2012年を考える(16) : セミナー資料のおすそ分け② 2012年を考える(15):セミナー資料のおすそ分け① の続きです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 今週は、関西で1時間ほどセミナーでお話をさせていただいた。 ほぼ満席で驚いた。 それ以上に嬉しかったのが、公演中全員の目が大きく見開いてこっちを見ていた。 だれも下を向いたり、眠ったりしなかった、ということだ。 こちらには昨年の夏も伺って話をした。 あの時は、「夏はダメ、秋が深まって安くなったら買って下さい」と話したが、当時は目がうつろで、コックリする人もいた。 これは雰囲気が様変わりだ。 3月、4月は、個人投資家がかなり強気になっていると感じた。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜