●定額制で2週間遅れの少年誌をすべて読める。そのビジネスプランの真意とは? 赤松さんが電子マンガに対して抱いている可能性とは、どんなものでしょう? 赤松 電子って売れてないじゃないですか。でも、電子の方が、相性が良くて売りやすい作品はあるんですよ。 たとえば、知り合いのある男性向けマンガ家は、電子の読者の4割が女性だとおっしゃっていました。 女性だってエロマンガは読みたい。でも、買えないし、本棚にも置けないですよね。 また、「ゴルゴ13」や「島耕作」シリーズのように巻数の多いものも、置き場所の問題から電子で売れやすいと考えられています。 最近は、定額制でいいビジネスモデルが作れないかとも考えています。 150円払えば、2週遅れで電子化した「週刊少年ジャンプ」「週刊少年サンデー」「週刊少年マガジン」「週刊少年チャンピオン」がすべて読める、というような。 2週間遅れだから出版社