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ブックマーク / aggren0x.hatenadiary.org (19)

  • 高橋政代先生が怒っていらっしゃった - aggren0xの日記

    STAP論文がリトラクトされました〜。長かった、と思われるかもしれませんが、感覚からすると、一般的な科学論文のリトラクトまでの時間で考えると早かったのでは?あの長寿GWASのScience論文とか、めちゃくちゃだったのに1年かかってたしなぁ。まあこっちは捏造とかではないけど。 ところで高橋政代先生が怒っていらっしゃいました。あとで方向修正されたそうではありますが。 http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140702_2/ 高橋政代先生は常に、今回の世界初のiPS細胞臨床研究が、今後数十年に渡る(かどうかわかりませんが)iPS細胞の臨床応用のための研究発展の全てに重大な影響をあたえることを自覚していらっしゃる方です。 個人的に存じ上げているわけでもないのでわかりませんが、講演などでのご発言から考えるに、おそらく和田心臓移植を念頭に置いているのだろうかと思い

    高橋政代先生が怒っていらっしゃった - aggren0xの日記
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    pycol 2014/07/05
  • 笹井先生の会見 - aggren0xの日記

    率直な感想として、「正直に言い訳した」って感じで面白かったです。 笹井先生ご自身は、うわさに聞く通り優秀な方なのだなぁと思いました。会見を聞いていて楽しかった。 大衆の意思を操作することで、科学の世界をねじ伏せようとする小保方会見のような恐ろしさや凄みはなく、いらだちも感じませんでした。 Natureクラスの論理骨子はすでに崩れているが、まだ見込みはあるので再度構築したいというのが笹井先生の言いたいことでした。 それはそれでいいんじゃないでしょうか。まあ分野の近い専門家の方はまた違うご意見をお持ちのこともあるでしょうが。 もちろんまだまだ疑義は残っているし、会見でごまかしているところも見受けられたけど、いまでもNature論文だと思うとそういうのが大変気に入らないでしょうが、実質的にはすでにそんな栄誉を与えられた研究テーマではないわけで、学会でもよく発表されるような単なる数ある仮説の一つで

    笹井先生の会見 - aggren0xの日記
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    pycol 2014/04/18
  • 海外でのダウン症出生前検査後の妊娠中絶率について - aggren0xの日記

    事実について述べるのみです。この件について特定の意見を表明するものではありません。 http://anond.hatelabo.jp/20130628194054 という、非常に素敵な、人間としての誠実な葛藤をとても素直に表現されている、ブクマもとても多くついていた文章について 海外で出生前検査をする理由は、生まれる前に障害の有無を確認し、もし障害があった場合は「生まれる前から準備をしましょう」っていうのが基的な考えだと聞いた事がある(親の心構えとか、住居をリフォームするとか、コミュニティに参加するとか等々)。 http://anond.hatelabo.jp/20130629034708 というトラックバックがついている。ここから、海外では出生前検査をしてもあまり妊娠中絶をしないというふうに読み取ることが可能であるように思う。しかしそれは事実ではない。 ここで「海外」といった時「欧米」

    海外でのダウン症出生前検査後の妊娠中絶率について - aggren0xの日記
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    pycol 2013/06/30
  • 診療における医療的意思決定への患者の参加 - aggren0xの日記

    はてなー的に興味がある素材ではないかと思ったので、ご紹介。 Tak HJ, Ruhnke GW, Meltzer DO. Association of Patient Preferences for Participation in Decision Making With Length of Stay and Costs Among Hospitalized Patients. JAMA Intern Med. 2013;27:1-8. 論文のタイトルは「患者による意思決定への参加の選好と、入院患者の入院期間・コストとの関連」 方法としては、医療情報の提供を受けたり医療意思決定に参加したいかどうかについての質問を含んだ調査を、シカゴ大学医療センター一般内科サービス(University of Chicago Medical Center general internal medicine

    診療における医療的意思決定への患者の参加 - aggren0xの日記
  • えええ! - aggren0xの日記

    わ・・・id:what_a_dudeさんのページがなくなってる〜!日のネット界の最も良質な統計情報の一つが消えてしまった・・・(確かにあそこまで素晴らしい情報を無料で提供することもないよな〜とは思っていたけど)。わたしみたいに気分次第で専門外もてきと〜に仕事時間のあいまに書いてるのとはレベルが違いましたから、残念です。

    えええ! - aggren0xの日記
  • 堂々と遺伝的差別を肯定する週刊現代について - aggren0xの日記

    ※ 多くの人に見ていただいているようですが、「差別」の説明のところの記述に問題があるようなので書き直ししております。ゴメンナサイ。6月11日 まただよ。出たコレ。ウケる〜*1。 血液型より正確!? あなたの性格はDNAで決まっていた(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/3) なんて書いてますが結構イラついています。正しい科学的知見をできるだけ多くのサイトが書くほうがいいようなので*2、来日にも素晴らしい研究者がたくさんいらっしゃる生命倫理学が職の分野ではあります*3が、聞きかじりの知識くらいならある遺伝統計学者として、頑張ります。 ところで、ここに挙げられている知見、ドーパミンD4レセプター*4とセロトニントランスポーター*5の多型が性格に関連する、というの自体は、怪しいものではありません。ただ、数百人の解析でも関連ありになったりなしになったりというレベルの効果量ですけどね

    堂々と遺伝的差別を肯定する週刊現代について - aggren0xの日記
  • SSHと科学研究、学会発表や査読付き論文投稿について - aggren0xの日記

    ちょっと古い記事のようですが、id:semi_colonさんのブクマ経由で読みました。SSH(セキュア・・・ではなくてスーパーサイエンスハイスクール)がEM菌の研究をしているようだ、との批判。 科学技術立国日の未来を蝕むEM菌 - Togetter なんと言えばいいのか、科学の原点に戻るというなら、例えEM菌だろうとなんだろうと、計画して、実験して、自分で結論を導き出すというのはまあ悪いことではないと思うんです。EMを少しでも取り扱ったならただちにニセ科学で糾弾すべきだ、とは私は思わないのです。まあ職の研究者は大体そう思うでしょうけど。 そのうちにはEM菌はたしかに効果があったとする実験結果がでることもあるでしょう。そりゃあそうです。高校生程度が、高校教師に指導された程度*1で、完全にコントロールされた信頼度の高い実験をできるということはないでしょう。っていうか、それを言ってしまえば

    SSHと科学研究、学会発表や査読付き論文投稿について - aggren0xの日記
  • 人種差別というもの - aggren0xの日記

    家族に言うと心配するだろうから言わないのだけど、どこにも吐き出さないのもなんかむかつくのでここに書き留めるものである。 今日、パリの街を歩いていたら、前から歩いてきたおっさんが急に肩をこっちに向けて僕の胸にドゴっとぶつかってきた。自分よりちっちゃいオッサンなので衝撃が大きくはなかったけど、多少のけぞるくらいはした。 なんじゃこりゃ、と思ったら、通りすがりながら彼は言った。 「中国人は出て行け!」 別に痛いって言うほど痛くはなかったが、心の痛みっていうのか、3時間ほど前のことなのに、ぶつかられた部分がなんかまだズキズキとする感じがする。 前にもこの日記のどこかで書いたのですが、このような人種差別的行動に出会ったのは二回目です。実力行使されたのは初めてだけど。そして、過去二回とも同じなのである。彼らは「中国人」に対する差別感情を、僕に対して向けてくるのです。 クレイジーだ、フランスではそういう

    人種差別というもの - aggren0xの日記
  • 雑感 - aggren0xの日記

    いつもどおりの「アマチュアの単なる感想の垂れ流し」ですので。その点ご留意ください。 結婚制度の、今話題になってるらしい記事の話です。 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130514 http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/05/post-a02b.html 結婚制度は崩壊させたほうがいいのかどうかってことですが、つうか単に文中にある、なぜかブクマが8件しかない番長の記事リンクを紹介したいだけです。 この、結婚制度の話をするときはどうしてもフランスの話が出てきますかね。自由そうだし、女の人にはフランスって言うだけでそれいいかも、ってなる人が、まあ一定数いますしね。 フランスでの結婚式 わたしはフランスに住んでいるといってもそんなに友達はいませんので、フランス人の結婚式に出席したことはないんですけど、話に聞くところによるとその

    雑感 - aggren0xの日記
  • Nature新方針の件(2) - aggren0xの日記

    冒頭追記の注:まさか勘違いされてる方はいらっしゃらないとは思うのですが、これはNew England Journal、Lancet、JAMAといった疫学誌の方針変更ではなくNatureグループです。グループというと幅は広いですけど、基的には対象は疫学研究と言うよりはより基礎に近い方のライフサイエンス研究が対象であると考えられます。つまりこれは、iPS細胞とか次世代シーケンサーとかそういった範囲の研究が対象の査読方針変更であることを今一度ご確認の上ブコメしていただくようお願いしたいと存じます。特に「疫学研究ではこれまで当然だった」ことは、下にも書いてあるように僕も当然だったと思いますしそんなことは件にはなんも関係ありませんし、この件の意味がよくわからなくなってしまいます。念のため。 会議中ですが興味なく暇なので昨日の続き。Natureの要求するチェックリストを見てみます。面白い。時代が動

    Nature新方針の件(2) - aggren0xの日記
  • 「ラウンダバウト(ロン・ポワン)」について - aggren0xの日記

    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130223-OYT1T00652.htmについて round about、フランスではrond point(ロン・ポワン)。自分の経験について少しメモしてみます。ラウンダバウト議論はほとんどイギリスを参考にしてるっぽい(そもそも名前からしてそうか)ので、フランスの話はちょっと見当違いかもしれないけど。。。 田舎では 欧州の田舎では、一般道を100km/hオーバーで走る車がいるので、適切な間隔で配置されたロン・ポワンは速度抑制に役立っているっぽい。 信号だと加減速が過剰になってしまいそう。 では、そんな速度で走らない日での有用性は?とは思う。 90km/h(法定速度)から急減速し、10Rくらい?のロン・ポワンを同乗者に迷惑かけずに走り切るにはマニュアル車でないと厳しい気がする。日と違って欧州はマニュアル車

    「ラウンダバウト(ロン・ポワン)」について - aggren0xの日記
  • 放射線のせいなのか?そうではないのか? - aggren0xの日記

    甲状腺がんのお子さんがいらっしゃったとのことです。ちなみにぼくは内分泌外科専門ではございませんのでそこら辺の話については話半分で聞いておいて下さい。 http://mainichi.jp/select/news/20120912k0000m040046000c.html 癌種は報道されていないものの髄様癌とかいうおかしな癌だったりリンパ腫、未分化癌だったりしたらその癌種自体が報道対象になるはずなので多分乳頭癌でいいのでしょう。手術をされるにしても経過観察になるにしても、それほど悪い予後はあまり想像できないと思います。手術をされるなら、無事終わることをお祈りしたいと思います。 乳頭癌だとしたらおそらく疫学者や医者のほとんどがこれ放射線じゃないっぺ〜と思うとは思いますが(疫学者はともかく医者の場合、進行が遅い癌は発症から検出されるまでも遅いものだという直感の問題だと思います)、反原発過激派はも

    放射線のせいなのか?そうではないのか? - aggren0xの日記
  • 環境省による福島原発被曝のゲノムへの影響の調査について - aggren0xの日記

    尊敬する林さんに名前を挙げていただいている以上一応何か書かないわけにも行かないかなと思う次第・・・ただちょっと今時間ないので専門用語噛み砕く余裕無いですすいません・・・ http://togetter.com/li/364596?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter なんだか猛烈に批判されてますね。一年と3ヶ月くらい前に、僕が自分のコメ欄に書いたのと似た感じかなあ。あのころは僕も意味ないかなーと思ってました。 http://d.hatena.ne.jp/aggren0x/20110524/1306265193 あの時以降、次世代シーケンサーのバリアント検出精度はなんだかどんどん上がってるし(主にアルゴリズムの改善で)、あと一細胞とりだしシーケンスとかもごく近い将来にできそうだし。体細胞一個のゲノム、直接見れますよねわりとすぐに。お金はかかりますけど。5

    環境省による福島原発被曝のゲノムへの影響の調査について - aggren0xの日記
  • 妊婦のダウン症検査の話、陽性的中率 - aggren0xの日記

    オーダーメイド医療シリーズを書くと言いながら止めておきながらこんなことをして少し後ろめたいですが、頭の体操として。 妊婦血液で出生前検査 異常99%判明 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120829/t10014608571000.html これにおいて 「検査の対象は、胎児の染色体異常のリスクが高まる35歳以上の高齢出産妊婦などとしたうえで」 制限つける必要あるのかねえ というid:wdnsdyさんのコメントが現時点で一番スターが多くついています。ですがこれは絶対必要な条件です。成育医療センターと昭和大の先生方は適切にもこの年齢制限を設定した、というべきです。その理由は知っていさえすれば特に難しいことはなく、ブコメ欄にもいくつも手がかりとなるコメントを残している方はいますが、わかりやすく説明できるかどうかを試みてみるものです。 個人から見た検査の精度

    妊婦のダウン症検査の話、陽性的中率 - aggren0xの日記
  • 雑感 - aggren0xの日記

    http://www.rerf.or.jp/news/TBSRCCJ.html ブコメで「放影研なんて知らない」というのがいまだにいくつか見られることに超びっくり。なにをもって原発の議論をしてるんだろか・・・ま、でも放影研って昔から情報発信が足りないって面はありますかな。これが複雑なもので、放影研の解析結果は被曝認定と密接に絡んでいるので、昔はみだりに発言してしまうと猛烈な抗議が来たりするということもあると伺ったことがある。でももう潮時でしょう。 ちなみに放影研はもとABCC (Atomic Bomb Casualty Commission)とか言う施設で、アメリカやイギリスの頭脳が多数在籍していた(広島は直接にはイギリス占領下だったみたい)。敗戦当時日には統計学的にしっかりした疫学研究を支える十分な知的背景はなかったというが、彼らが居たので放影研コホートがとてもしっかりとしたとされる。

    雑感 - aggren0xの日記
  • フランスには「理系」と「文系」とあとひとつある - aggren0xの日記

    わたしは「アメリカではこうで日はそうではない。日は異常だ」「ヨーロッパはこうなのに日はおかしい」「おフランスはこんなにすごい」とかそういう考え方は基的に大っ嫌いな人間であります。生理的に受け付けない。 でも、そうではなくて国際的に客観的に違いを見るのは有意義だと思っております。 なんの話をしたいかというと「理系」と「文系」のはなし。この辺りを読ませていただいたので。 http://d.hatena.ne.jp/dlit/20110323/1300908667 「理系と文系をわけるのはおかしい」っていう話は基的にはアメリカ的視点ではないかと僕は感じるんですよね。あの国ないよね。別にこのご紹介した記事が、アメリカかぶれであると言いたいわけではありませんよ、念のため。 ここであたくしおフランス在住でございますので披露いたしましょう。フランスには三つあるのでございます。「理系」「文系」そ

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  • ぼくのかんがえた「日本の主要なコホート研究」 - aggren0xの日記

    冨田先生が個人ゲノムを公開したとのことで、 http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2012/kr7a4300000aubbx.html ここにひっかかるところがあったので。 冨田先生はもちろん有名な方です。E-cellの人でしたね。しかし遺伝統計学者ではないのですが(こういったことで国立遺伝研の相変わらずのプレゼンスの小ささってなんなんだろう、ほんとにヒトに興味ないんだなあ・・・)。わたしが今おりますこちら欧米では、こういう話はすべてかならず遺伝統計学者がやってるんですけどね。 さて、そのプレスリリースにコホート研究の重要性が述べられており(ゲノム研究の歴史を概略で述べながらゲノムワイド関連研究(GWAS)を完全にスルーする時点でかなり政治的な文章であるっぽいですが)、その点についてはまことに同感でありますが、その中で 現在我が国における主要なコホー

    ぼくのかんがえた「日本の主要なコホート研究」 - aggren0xの日記
  • 研究留学の話 - aggren0xの日記

    引用先もひとりごとだし、このエントリもひとりごと。まあ追随っていうか。こういうのみんなそうですよ的な話っていうか。パリの話ですいませんが。 http://biomedcircus.com/research_02_13.html 海外に出ると、海外駐在員として出てきたような日人は、研究留学している人間よりも完全にふたつかみっつ、格上の生活をしている。ちなみに官僚もそうである(なんでだろう)。 幸いなことに(?)僕は海外に出た当初から駐在員と関係をもってしまったので、最初っから格差に気づいていて、途中で気づいて涙するようなことはなかった。それでわかっていた格差はこういうものだ。 まず海外に来たら役所に滞在許可証をもらわないといけないが、研究者は一人でなんとかするか、ラボの事務さんに頭下げて朝から並ぶ。駐在員は、会社が手配した通訳さんがやってくれて、窓口の時間に間に合えば良い。 研究者が雑踏に

    研究留学の話 - aggren0xの日記
  • 「遺伝子の」か「遺伝的」か。あと「エピジェネティクス」をむずかしい単語で訳さないでほしいことなど - aggren0xの日記

    またしても新聞記事の用語についての記事です。 前回は朝日新聞記事について、明確に批判をしましたけれど、今回は些細な事です。専門用語の翻訳を間違えているという、よくあることです。まあ日の将来を担う新聞社さんでもないしね。 http://jp.wsj.com/Life-Style/node_441748 ウォール・ストリート・ジャーナル誌の翻訳記事です。はてなのぶくまを見ると、ほとんどみなさん記事の間違いを指摘し正しく理解していらっしゃるので、このエントリ書いた意味あるかなあと、書き終えて読み直しながら今思ってますが、まあいいや。 英語原文は、最近の研究成果の素晴らしい解説記事です。原文は、WSJ日版からのリンクでは「有料」となっているのに、こちらでは読めるのはどうしたことなんでしょうか。 http://online.wsj.com/article/SB100014240527023043

    「遺伝子の」か「遺伝的」か。あと「エピジェネティクス」をむずかしい単語で訳さないでほしいことなど - aggren0xの日記
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