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ブックマーク / www.yamdas.org (6)

  • Adobeのスパイウェアが(またしても)DRMの代償を明らかに:プライバシーとセキュリティ

    以下の文章は、Corynne Mcsherry による Adobe Spyware Reveals (Again) the Price of DRM: Your Privacy and Security の日語訳である。 出版界は遂に出版版「rootkit スキャンダル」に直面しつつあるのかもしれない。二つの独立系のメディアの報道によれば、Adobe の電子書籍ソフトウェア「Digital Editions」は、読者がローカルな「ライブラリ」に追加するあらゆる文書を記録し、それらのファイルがどうなるか追跡し、それからその履歴をインターネットを介して母艦に送り返しているというのだ。言い換えれば、Adobe は読者の読書傾向を追跡するだけでなく、他の人がそれをやるのも実に容易にしているのだ。 しかもすべては著作権の行使の名のもとで行われている。結局のところ、出版社が「安全に配信」したり、

    pycol
    pycol 2014/10/17
  • なぜギャツビーはパブリックドメインでないのか?(Why Isn't Gatsby in the Public Domain? 日本語訳)

    以下の文章は、Parker Higgins による Why Isn't Gatsby in the Public Domain? の日語訳である。 翻訳文書については、Shiro Kawai さんに誤訳の指摘を頂きました。ありがとうございました。 今週末、アメリカ中の映画館で『華麗なるギャツビー』が封切りとなるが(訳注:原文は2013年5月7日に公開)、これは「偉大なアメリカ小説」とよく言われ古典文学として知られた物語の映画化である。ここに多くの人が知らない話がある。その原作は90年近く前に出版され、長年にわたって共有されてきた我々の文化遺産の一部にも関わらず、まだパブリックドメイン入りしていないのだ。 そう、F・スコット・フィッツジェラルドは73年前に亡くなっている(ので、これからさらなる作品を作り出すとは考えにくい)にも関わらず、『華麗なるギャツビー』は未だ著作権に縛られているのだ

  • 我々が失ったウェブ(The Web We Lost 日本語訳)

    以下の文章は、Anil Dash による The Web We Lost の日語訳である。 ハイテク業界やマスコミは、10億人規模のソーシャルネットワークや遍在するスマートフォンアプリの隆盛を普通の人たちの純粋な勝利、使いやすさと権利拡大の勝利のように扱ってきた。この変化の過程で我々が失ってしまったものが話題になることは稀だし、お若い方だとかつてウェブがどんなだったかご存知すらないかもしれないのは私も承知している。 そこで今では大方消えてしまったかつてのウェブを以下に紹介させてもらう。 五年前、共有される写真は大抵 Flickr にアップロードされ、そこで写真は machine tags を利用することで、人間ないしアプリやサービスででもタグ付け可能だった。単純な RSS フィードを利用することで、画像は容易に公開ウェブ上で見つけられた。そして人々がアップロードした写真は、クリエイティブ

  • あなたは商品ではない(You Are Not the Product 日本語訳)

    以下の文章は、Joey Tyson による You Are Not the Product の日語訳である。 「何かにお金を払ってないのなら、あなたはそこの顧客ではない――あなたの方が売り物の商品なのだ」 この格言は、オンラインプライバシーの議論、特に Facebook に関連してよく言われるものである。僕が最初に聞いたのは、ブルース・シュナイアーが2010年のはじめに言ったものだが、その後アンドリュー・ルイスによる Metafilter の投稿がこの特徴的な言い回しのソースとしてよく言及される。歯切れが良い言い回しで、簡潔かつ記憶に残る形で主張を通している。僕でさえ、この数年間で何度も引用しているくらいだ。 でも、それは間違っている。 これは僕が現在 Facebook の社員というだけで言うのではない――実際、この見方に対して僕が懐疑的になったのが、僕がカリフォルニアに移る前なことを

  • 何がLinuxデスクトップを殺したか(What Killed the Linux Desktop 日本語訳)

    以下の文章は、Miguel de Icaza による What Killed the Linux Desktop の日語訳を著者の許諾を得て公開するものである。 文については、八木の野郎さん、Shiro Kawai さん、猪股健太郎さんに誤訳の訂正をいただきました。ありがとうございます。 これは実話である。 うちの Linux マシンの /home ディレクトリがあるハードディスクがおかしいので、それを新しいのに換えなければならなかった。このマシンは机の下にあるので、ケーブルを全部抜き、マシンを外に出し、ハードドライブを交換してまたプラグを全部つなぎ直さなければならなかった。 至極ありきたりなことだ。AC 電源をつなぎ、キーボードをつなぎ、マウスをつないだが、スピーカーケーブルを手に取ると、僕はそれをつなぐのはやめた。 なんでオーディオ設定なんかに手間かけなきゃいけないの? オーディオ

  • スタートアップハブのダーウィン的進化(The Darwinian Evolution of Startup Hubs 日本語訳)

    以下の文章は、Fred Wilson による The Darwinian Evolution of Startup Hubs の日語訳である。 今週末は Internet Week(ロンドン旅行のためほとんど参加し損ねた)と Disrupt NYC(今週断続的に参加するつもり)がニューヨークである。スタートアップハブとしてのニューヨークの進化は、私にとって非常に気がかりなことだ。そこでスタートアップハブの進化について書こうと考えた。 この理論は、私はスタートアップハブのダーウィン的進化と呼んでいるが、別に目新しいものではないし、私が考え出したものではないのは確かだ。けれど、皆に理解してもらうのが重要だから、ブログを書く次第である。 シリコンバレーを研究すると、木が高く育ち、その種が落ちて新しい木が生え、やがて古い木は成熟して成長を止めるか、悪ければ病気や腐敗で死にいたるが、新しい木が古い

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