久しぶりに東京・銀座に出たついでに「甘味 おかめ」(交通会館店)へ。 このところ寒暖差が激しいので、ここの「田舎しるこ」を食べたくなったからだ。 名物のおはぎもいいが、おしるこもほっこりする。 有楽町駅前の交通会館は私の好きなスポットの一つで、昭和のよき匂いが残っている。 「おかめ」の前は女性客でいつもにぎわっている印象が強い。 民芸運動に共鳴した先代女将さんが店の造りから食器類まで民芸調で統一したことなどがどこか懐かしさを色濃く残している背景にある。 注文したのは以下の2点。 田舎しるこ 税込み890円 季節限定おはぎ(さくら) 同300円 ●あんヒストリー 「おかめ」は本店が麹町にあるが、もともとは有楽町イトシア店のある場所が本店だった。昭和初期、下町の深川で甘味処「二川屋」を営んでいた初代が戦後、有楽町に移転し、店名も「おかめ」に変え、さらに高度成長期に鳴り物入りで交通会館が誕生する