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エッセイストとはの検索結果1 - 23 件 / 23件

  • 「地雷」って言うな! - Something Orange

    きくりも確実にこの悪循環に陥っている。彼女は酒を飲むことで憂さを忘れ「幸せスパイラル」の状態に入るのだが、その「幸せ」は何をどう見ても破綻と破滅へと急降下していく呪われた螺旋である。 また、酒を飲んでいない彼女は典型的な「陰キャ」でまともに話すこともできないのだが、その姿は本編の主人公「ぼっちゃん」が陰キャのまま、なけなしの勇気を出して活躍していく姿の陰画ともいえそうだ。 つまりはこの外伝は本編の少しリアルでシャレにならないバージョンといえ、本編を読んでいたときはげらげら笑っていたぼくもほんとうに笑って済ませて良いのか疑問に感じるわけである。 しかし、ネットの感想を見る限り、どうやらほとんどの読者はそのような読み方をしていないようで、ぼくはここから「ひとはフィクションに対しどのように向き合うべきか」というテーマを考えさせられる。 もっとも、その答えは最初から出ている。「どのように向き合って

      「地雷」って言うな! - Something Orange
    • 地元最高! と気づいて静岡県沼津市で小さな本屋を始めた話 - SUUMOタウン

      静岡県沼津市。僕はこの街で生まれ育ち、高校卒業後、約20年という長いブランクを経て沼津に戻り、2023年9月に「リバーブックス」という小さな本屋を始めた。会社員生活を続ける未来を信じて疑わなかった自分がなぜ沼津で本屋をやっているのか。そのいきさつを話したいと思う。 沼津という街 沼津市は静岡県の東部の都市で、伊豆半島の付け根に位置する街だ。人口は約18万人で静岡県では4番目に多い。日本一の深海湾である駿河湾に面し、背後には富士山がそびえ、街の中心には狩野川という大きな川が流れていて、海・山・川が全部揃ったロケーションが自慢でもある。 自然が豊かなので当然食べ物もおいしく、魚介類や果物はもちろん、お茶やお米、地酒にクラフトビールと、要はなんでも美味しい。 そして、近年の沼津といえばアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台である聖地として、街を挙げてラブライブ!を応援していることで有名だ。

        地元最高! と気づいて静岡県沼津市で小さな本屋を始めた話 - SUUMOタウン
      • 大槻ケンヂ×燃え殻対談『今のことしか書かないで』は燃え殻調でいこうと思ったんだよ

        この「ぴあ」で、2023年5月から2024年6月まで連載された、大槻ケンヂの“限りなくエッセイに近い幻想小説”、『今のことしか書かないで』が書籍化、10月4日(金) に発売になる。 1991年以降、筋肉少女帯などでのミュージシャン活動と並行して、コンスタントに著作を刊行してきた、ベストセラー多数あり、受賞歴もあり、作品の映像化・漫画化・舞台化などもある小説家/エッセイストの大槻ケンヂだが、今回のこの本は、なんと10年ぶり。 この『今のことしか書かないで』の帯に推薦コメントを寄せた、言わば「大槻チルドレン」の作家でありながら、逆に大槻にも影響を与えている(という話がこのあと出ます)という燃え殻と大槻に、本作について、お互いのことについて、7年ぶりに語り合ってもらった対談をお届けします。 ★動画はこちら 大槻さんの本に書いてあることは、全部本当だと思ってたんです(燃え殻) ──大槻さん、著作は

          大槻ケンヂ×燃え殻対談『今のことしか書かないで』は燃え殻調でいこうと思ったんだよ
        • 「夫婦共演もありえる」…朝ドラ出演も決定した河合優実の快進撃のウラで囁かれている「恋人との将来」(週刊現代 ) @gendai_biz

          映画賞の新人賞を総なめ 女優の河合優実(23歳)が主演を務めるドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(NHK)が9月24日に最終回を迎えた。 作家でエッセイストの岸田奈美さんが配信サイト『note』に、車椅子利用者の母とダウン症の弟、幼い頃に急逝した父とのエピソードなどを綴った自伝的エッセイをドラマ化したのが同作だ。もともとは'23年5月からNHK BSプレミアムで放送されて、今回NHK総合でも放送。河合が演じる岸本七実は、大学を卒業して就職するも退社。作家に転身して、ヒット作を世に送り出す主人公を演じた。 放送終了後、ネット上では、「(河合の)演技が素晴らしく環境の変化とともに笑顔やペンの握り方が微細に変化する。心から応援したくなる」「河合優実が良すぎる問題」「河合優実さんのお芝居にも勿論惹かれて少しずつ過去作を追っているところです」などの声が飛び交った。 「まだ河

            「夫婦共演もありえる」…朝ドラ出演も決定した河合優実の快進撃のウラで囁かれている「恋人との将来」(週刊現代 ) @gendai_biz
          • 【試し読み】済東鉄腸『クソッタレな俺をマシにするための生活革命』より、「俺が脱引きこもりへと歩み出したというこの異常事態をお伝えするための長い長い前置き」|左右社

            【試し読み】済東鉄腸『クソッタレな俺をマシにするための生活革命』より、「俺が脱引きこもりへと歩み出したというこの異常事態をお伝えするための長い長い前置き」 #千葉ルーでおなじみになった、エッセイスト済東鉄腸さんの第二作目『クソッタレな俺をマシにするための生活革命』(本体価格1,800円+税)を、24年11月29日より全国書店およびネット書店にて発売いたします。 「男らしさ」考を扱う新機軸の本でありながら、引きこもり、語学オタクといった、鉄腸さんのアイデンティティが詰まった内容です。 刊行を記念して、「はじめに」を無料公開します! はじめに「俺が脱引きこもりへと歩み出したというこの異常事態をお伝えするための長い長い前置き」 済東鉄腸、そんな奇怪な名前をした、どこの馬の骨とも知れぬ引きこもり野郎のことを知ってくださってる人は、読者のなかにどれほどおられるだろうか? そもそも引きこもりって何だよ

              【試し読み】済東鉄腸『クソッタレな俺をマシにするための生活革命』より、「俺が脱引きこもりへと歩み出したというこの異常事態をお伝えするための長い長い前置き」|左右社
            • 松山猛が語る加藤和彦、ザ・フォーク・クルセダーズ、サディスティック・ミカ・バンド(Rolling Stone Japan) - Yahoo!ニュース

              音楽評論家・田家秀樹が毎月一つのテーマを設定し毎週放送してきた「J-POP LEGEND FORUM」が10年目を迎えた2023年4月、「J-POP LEGEND CAFE」として生まれ変わりリスタート。1カ月1特集という従来のスタイルに捕らわれず自由な特集形式で表舞台だけでなく舞台裏や市井の存在までさまざまな日本の音楽界の伝説的な存在に迫る。 【写真を見る】海外公演時のサディスティック・ミカ・バンド 2024年5月の特集は、「TM NETWORKと加藤和彦」。前半2週が今年デビュー40周年、5月15日に初めてのトリビュート・アルバム『TM NETWORK TRIBUTE ALBUM -40th CELEBRATION-』をリリースしたTM NETWORK。後半2週が5月31日からドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』が公開された加藤和彦を渡り掘り下げていく。 田家:

                松山猛が語る加藤和彦、ザ・フォーク・クルセダーズ、サディスティック・ミカ・バンド(Rolling Stone Japan) - Yahoo!ニュース
              • おそるべし!テレビドラマ、「SHOGUN 将軍」、そして韓国ドラマ(JBpress) - Yahoo!ニュース

                (勢古 浩爾:評論家、エッセイスト) 2001年、スピルバーグとトム・ハンクス制作総指揮の、「Band of Brothers」というテレビドラマをDVDで見た。 【写真】真田広之にとっては2003年『ラストサムライ』の出演が大きな転機だった 第二次大戦で実在した米陸軍のある中隊(米陸軍506歩兵連隊、第2大隊E中隊)の、結成から訓練、戦闘、終戦までを描いた戦争ドラマである。 巨額の資金がつぎこまれ、迫真の戦闘シーンと普遍的な人間ドラマが描かれていて、これがテレビドラマかと驚き、感激のあまりブルーレイセットも買ってしまったことがあった。ウインターズ中隊長役の主役のダミアン・ルイスもよかった(二匹目のどじょうを狙った続編「The Pacific」はそうでもなかった)。 あれから23年経った今年、江戸時代の日本を題材にとった米テレビドラマ「SHOGUN 将軍」(アメリカ人が「ショーガン」という

                  おそるべし!テレビドラマ、「SHOGUN 将軍」、そして韓国ドラマ(JBpress) - Yahoo!ニュース
                • ドラッグストア・カウガール | 誰がために医師はいる・続 | 松本俊彦 | WEBみすず

                  外来診療日の朝はいつも緊張する。9時に精神科外来に到着すると、すでに待合室にはたくさんの患者が診察を待っていて、ひどい混雑ぶりだ。その光景に遭遇するたびに、「今日、自分は生きて帰れるだろうか」と悲壮な気持ちになってしまう。 待合室を通り抜けてひとたび診察室に入れば、17時まで私はその狭い部屋から出ることができない。私は、患者を診察室に呼び込むや、近況を聞き、何かコメントや提案をし、処方箋や予約票を渡すと、また次の患者を呼び込む、ということを何十回もくりかえさなければならない。まるで延々と続けられる、相撲部屋のぶつかり稽古みたいだ。 それにしても、薬物依存症臨床に携わりはじめてから30年近く、その間、患者の姿は大きく変化した。かつての「反社」っぽい風体の人はすっかり影をひそめ、待合室は、スターバックスでアップルのノートパソコンを開いていそうな、こざっぱりとした身なりの人ばかりになった。 そう

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                  • 平惣online-shop powered by BASE

                    Believe in yourself!もう一度、本当の「私」を生きてみよう。私は、愛すべき時間の1分1秒に誇りを持ってこう叫びたい。「これが私の人生です」と--自分を愛することからすべてがはじまる!数秘術を愛し、絵を描き言葉を紡ぎ、ハーブや花と共に暮らしながら、旅する元モデルで占い師で、イラストレーターで、人気You Tuberの著者が初めて綴った、あなたのことを丸ごと包み込む、限りなく優しいエッセイ。「あぁ、これが私だ。やっと、何も持っていないそのままの自分を愛することができる。私が一番欲しかったものは、すごい仕事を成し遂げることでも、強く生きる事でもなくて、弱い私をそのまま引っ張り出してあげることだった。暗闇の中で、うずくまっていた私。あなたはそのままで、明るいところへ出ていって大丈夫。もう、大丈夫だよ。私はエッセイストとしてこの本を最後まで書き切ることで、ようやく、私を信じることが

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                    • 松山猛が語る加藤和彦、ザ・フォーク・クルセダーズ、サディスティック・ミカ・バンド | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                      音楽評論家・田家秀樹が毎月一つのテーマを設定し毎週放送してきた「J-POP LEGEND FORUM」が10年目を迎えた2023年4月、「J-POP LEGEND CAFE」として生まれ変わりリスタート。1カ月1特集という従来のスタイルに捕らわれず自由な特集形式で表舞台だけでなく舞台裏や市井の存在までさまざまな日本の音楽界の伝説的な存在に迫る。 2024年5月の特集は、「TM NETWORKと加藤和彦」。前半2週が今年デビュー40周年、5月15日に初めてのトリビュート・アルバム『TM NETWORK TRIBUTE ALBUM -40th CELEBRATION-』をリリースしたTM NETWORK。後半2週が5月31日からドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』が公開された加藤和彦を渡り掘り下げていく。 田家:こんばんは。FM COCOLO「J-POP LEGEND

                        松山猛が語る加藤和彦、ザ・フォーク・クルセダーズ、サディスティック・ミカ・バンド | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                      • 夏目書房新社 – 紙と活字のクリエーションプレス

                        大詐偽師、それとも大天才未だ毀誉褒貶が著しい北大路魯山人の軌跡を追う因縁の書。 定価2,500円+税 発売:ギャラリーステーションTEL 03-3865‐0088 FAX 03-3865‐0033 馬場啓一(ばば・けいいち)1948年生まれ。作家・エッセイスト、元流通経済大学教授。早稲田大学法学部卒業。CMデイレクターを経て文筆の道に。ジャズ、ミステリー、作法、映画、ミュージカル、ファッションと幅広いジャンルを手がける。主な著書に『白洲次郎の生き方』『白洲正子の生き方』(以上、講談社文庫)『池波正太郎が通った店』(いそっぷ社)など多数。 注文は、下記ネット通販で購入出来ます。ギャラリーステーシ もっと読む

                        • 黒柳徹子の息切れや呼吸がツラそう!原因は病気やお腹周りの腹水?!|Sinha-Web

                          長寿番組「徹子の部屋」のMCを長年務められている黒柳徹子さん。 とてもお元気な徹子さんですが、なんと2024年で御年91歳。 最近では会話中の息切れが目立つようになり、視聴者から呼吸が苦しそうと心配の声が上がっています。 今回はそんな黒柳徹子さんの体調や病気について深堀りをしていきます。 黒柳徹子の息切れや呼吸が気になる! 引用元:公式Instagram 黒柳徹子さんと言えば、若い頃はとても早口で「マシンガントーク」が有名でした。 が、ここ数年は呂律が回らず話している途中に息切れをしてしまい、とても苦しそうに感じるという指摘が増えています。 ちょっと徹子さん、大丈夫か!? 録画した小堺さんの #徹子の部屋 を見てるんだけど…呂律が回ってないし、呼吸が苦しそう 徹子さんには、いつまでも元気でいてほしい 小堺さん…髪の毛#黒柳徹子 #小堺一機 pic.twitter.com/beqc64ewK

                            黒柳徹子の息切れや呼吸がツラそう!原因は病気やお腹周りの腹水?!|Sinha-Web
                          • 経営に失敗し、ドン底だった僕を救ったアルバイト先のオジサンの話|たくや【エッセイスト】

                            2児のパパであり、ひとり社長でもある僕は200万円の借金を返済するため、38歳にして倉庫作業のアルバイトをしている。回転寿司レーンのような機械に囲まれて、黙々と作業にあたる日々。経営がうまくいっていれば、こんな仕事しなくていいのに… このnoteは「肉体労働なんて」と斜に構えていた僕が、オジサンとの出会いをきっかけに、真剣に仕事に向き合い、大切なことに気づいた話です。 経営がうまくいかず、倉庫作業の仕事を始めるー前回のあらすじー 警察官を辞め、起業したものの経営に失敗し、200万円の借金を抱えることに。生活費を工面するため倉庫作業員に。息子が通う幼稚園の費用が払えなくなり、ずっと隠していた借金を妻に打ち明けました。 すべてを受け入れてくれた妻と共に、パパが再起を目指して奮闘する様子を赤裸々に書きました。 黙々と作業する環境で心が腐る体育館の何倍も広い倉庫は、そこかしこに荷物が積まれています

                              経営に失敗し、ドン底だった僕を救ったアルバイト先のオジサンの話|たくや【エッセイスト】
                            • ウェディングフォトを母親にあげたらべた褒めされて、34歳になって母親に「笑った顔が大好き」と言われるとは思わなくて普通に照れちゃった

                              ものすごい愛 @mnsgi_ai 札幌在住のエッセイスト・薬剤師/『今日もふたり、スキップで』『命に過ぎたる愛なし』『ものすごい愛のものすごい愛し方、ものすごい愛され方』発売中 /お仕事依頼はこちらからmnsgi.ai@gmail.com /アイコン・バナーはタナカサオリ(@saoriillust_t )/Amazonアソシエイト利用してます monosugoiai.com ものすごい愛 @mnsgi_ai 数年前に撮るだけ撮って放置してたウェディングフォトを印刷して母親にあげたら「いい写真!あんたはくしゃくしゃに笑うのがいいよね!お母さんあんたの笑った顔が大好き!ほんとかわいいわぁ!」と言われて、まさか34歳になって母親に「笑った顔が大好き」と言われるとは思わなくて普通に照れちゃった

                                ウェディングフォトを母親にあげたらべた褒めされて、34歳になって母親に「笑った顔が大好き」と言われるとは思わなくて普通に照れちゃった
                              • 姉熊井明子亡くなる - 桐原春子の              ハーブダイアリー

                                作家、エッセイスト、ポプリ研究家の姉、熊井明子が、9月21日虚血性心不全のため亡くなりました。葬儀は30日、松本市内の正連寺にて近親者のみで営まれました。白檀と沈香がたかれ、それはそれは芳しい素晴らしい時間でした。映画監督の熊井啓の妻として義兄の映画製作にも協力しました。 ここに生前のご厚誼を心よりお礼申し上げます。

                                  姉熊井明子亡くなる - 桐原春子の              ハーブダイアリー
                                • エッセイは小説より下なのか?『夢みるかかとにご飯つぶ』清繭子と宮崎智之が語る「何者かになること」 | JOB:クリエイティブ業界の求人情報 | CINRA

                                  会社員時代の葛藤。清が思う「企業のクリエイティブ職」の難しさ 宮崎:清さんといえば、「好書好日」の連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」ですよね。文芸の世界ではとても人気のある連載です。僕ももちろん読んでいますし、今回の本『夢みるかかとにご飯つぶ』もとても良い随筆集でした。 宮崎智之(みやざき ともゆき) 1982年、東京都生まれ。文芸評論家、エッセイスト。著書に『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版』(ちくま文庫)、『モヤモヤするあの人』(幻冬舎)、共著『吉田健一ふたたび』(冨山房)など。『文學界』(文藝春秋)にて2024年1月〜12月まで「新人小説月評」を担当。『週刊読書人』など多くの媒体に寄稿。近年は「随筆復興」を掲げエッセイの評論や選書なども行なっている 宮崎:あらためて清さんのキャリアについてうかがってみたいのですが、フリーになるまで17年間会社員をされていま

                                    エッセイは小説より下なのか?『夢みるかかとにご飯つぶ』清繭子と宮崎智之が語る「何者かになること」 | JOB:クリエイティブ業界の求人情報 | CINRA
                                  • 「当代一の戯れ絵師」山藤章二先生、逝く…。 - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

                                    ショックなニュースだ。 親しみやすいイラストに、切れの良いブラックユーモアを添えた風刺。 自ら《戯れ絵師》を名乗り、そのジャンルにおいては、唯一無二の存在。 そんな山藤章二先生が、亡くなってしまった…。 「週刊朝日」誌の最終ページで45年にもわたって連載した「ブラック・アングル」。 僕は若い頃、この「ブラック・アングル」と東海林さだお先生の「あれも食いたい これも食いたい」を読むためだけに、「週刊朝日」を購入していた。 文庫化されたのは、その一部に過ぎないが、僕は今でも全て手元に持っており、時折取り出しては、昭和を懐かしんでいる。 山藤先生の凄さは、単なるイラストレーターという枠に留まらないこと。 エッセイストとしても超一流なのだ。 「オール讀物」誌に、16年にもわたって連載された絵日記では、ユーモア溢れる毒舌が十二分に堪能できる。 エッセイの随所に、政治家や芸能人への愛ある(時には悪意あ

                                      「当代一の戯れ絵師」山藤章二先生、逝く…。 - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?
                                    • 「芭蕉の誘惑/全紀行を追いかける」 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

                                      嵐山光三郎著「芭蕉の誘惑/全紀行を追いかける」JTB 刊を読み終えた。 現在住んでいる施設に入居して知った俳句サークルに入会して2年が過ぎたが、お蔭で今まで見向きもしなかった俳句関係の本にも時折目が向くようになった。 これもそのひとつで作家でエッセイストでもある著者が、俳聖といわれる芭蕉の足跡や句碑を自分の足で訪ね、その土地についての芭蕉の紀行文、俳句を思い返し縦横に語るものである。 と言っても発行元がJTB であることのように、途中は現代の旅のセオリー通り、飛行機、新幹線、列車、バス、タクシーあるいは船を駆使しその土地のホテルや旅館に泊まるもので、芭蕉がたどった道中としての描写には欠けるが、その分留まった場所やそこで詠まれたものに熱が入ることになる。 副題に全紀行を追いかけるとあるように、生誕の地である伊賀上野、下向して名を高めた江戸(東京)を初め「野ざらし紀行」「笈(おい)の小文(こぶ

                                        「芭蕉の誘惑/全紀行を追いかける」 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録
                                      • 認知症の義母があやうく万引き犯に…義父の美学が招いた気の毒すぎる「事件」とは

                                        むらい・りこ/1970年、静岡県生まれ。滋賀県の琵琶湖畔に夫と双子の息子と暮らす。著書に『村井さんちの生活』『兄の終い』『全員悪人』『家族』など。訳書に『ゼロからトースターを作ってみた結果』『「ダメ女」たちの人生を変えた奇跡の料理教室』など。 ニュースな本 ビジネス・経済から、エンタメに教育、政治まで…。世の中には山のように書籍が存在する。その中から「読んでためになる」「成長できる」「思わずうなる」ような書籍を厳選し、その一部をお届けする連載。話題の新刊から埋もれた名著まで、きっと素敵な発見があるはずだ。気になる書籍があれば、ぜひ元の書籍を読んでほしい。 バックナンバー一覧 仕事と家事を抱えながら認知症の義母と90歳の義父のケアに奔走していた村井理子氏。はじめはイマイチ動きの鈍かった夫も、やっと本腰を入れて介護するようになったというが、実子ならではの介護の難しさも。人気エッセイストが記すリ

                                          認知症の義母があやうく万引き犯に…義父の美学が招いた気の毒すぎる「事件」とは
                                        • カプチーノは朝、グラッパは夜、そしてエスプレッソは......? 決して譲れないイタリア人の常識とは。|Lifestyle|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)

                                          日々の生活を彩るワインを自分らしく楽しむフィガロワインクラブ。 イタリア人ライター/エッセイストのマッシが、イタリア人とワインや食事の切っても切り離せない関係性について教えてくれる連載「マッシのアモーレ♡イタリアワイン」。今回はイタリア人がディナーの後に飲むグラッパ、エスプレッソ、そしてなぜか朝にしか飲まないカプチーノについて解説! >>前回:単なる食前酒ではない⁉︎ イタリア人に欠かせない「アペリティーヴォ」とは。 ディナー後の楽しみ!? エスプレッソとグラッパ。 イタリア料理とワインさえあれば、世界中に広がったフェデリコ・フェリーニ監督の『La dolce vita』(『甘い生活』、1960年公開)かのような情熱の世界に辿り着くことができる。そして秀逸な食事時間が終わりかけているところで、多くのイタリア人にとって欠かせない習慣が始まるんだ。 「イタリアの飲み物といえば何だと思う?」と聞

                                            カプチーノは朝、グラッパは夜、そしてエスプレッソは......? 決して譲れないイタリア人の常識とは。|Lifestyle|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)
                                          • 苦い追想  ~栗本薫~

                                            追悼・栗本薫の馬鹿が死んだ (記・09.05.27) その後の追悼・ほんとうのさようなら (記・09.05.30) 浜名湖うなぎさんと栗本薫 中島梓・追悼ファンブックを刊行しています。 新刊は栗本薫とJUNE。(11.07.03)。通販サイトはこちら。 世間でいう「イタい人」が、わたしは、さほど嫌いではない。 もちろん職場や家庭など、身近にいられるとちょっと困ってしまうのだが、自分になんらかの害が被らないかぎりにおいては、まぁ、いいんでないの ? ある意味面白いし、別にそんな必死に叩かなくてもね、と、暢気に生温かく見守ってしまう。 家人から聞いた「邪気眼」の話(→詳しくはここ■)も、イタいなぁというより、むしろ、ある意味エンターテイナー ? うちの学校には、なんで邪気眼とかほざく楽しげないじめられッコクラスメートがいなかったんだろう、友達のフリして色んな設定聞き出したのに……、とちょっと損

                                            • 岡村靖幸が「幸せとは何か」をテーマに22人と語り合った記録、書籍化決定!

                                              株式会社文藝春秋(東京都千代田区 社長:飯窪成幸)は、岡村靖幸さんの新刊『幸福への道』を11月26日(火)に刊行いたします。 シンガーソングライター岡村靖幸さんによる「週刊文春WOMAN」人気連載対談が1冊にまとまります。 題して『幸福への道』。 「幸せとは何か」をテーマに、岡村さんが芸人、ミュージシャン、作家、料理家、僧侶、映画監督など多岐にわたるジャンルで活躍している方々22人と語り合った記録。 発売日は11月26日(火)。初回配本分には初回限定封入特典「岡村ちゃん特製しおり」付。まえがき・あとがきと各回の「対談を終えて」は語り下ろしです。 ■本書ゲスト一覧 神田伯山(講談師)/千原ジュニア(芸人)/伊藤蘭(俳優・歌手)/能町みね子(エッセイスト)/川谷絵音(ミュージシャン)/小林麻美(モデル・俳優・歌手)/オードリー・タン(台湾の政治家・対談当時)/髙村薫(小説家)/土井善晴(料理研

                                                岡村靖幸が「幸せとは何か」をテーマに22人と語り合った記録、書籍化決定!
                                              • こども庁設立に思う。本気のサポートには、社会全体が手を結ぶネットワークが必要だ:朝日新聞GLOBE+

                                                こども庁の設立が話題になっています。 子供の成長と幸せを願うために、こども庁の提案が出てきのだと思います。 「子供を産んでもらいたいという間接的な少子化対策ですよ」と友達は言います。 例えそれが本当の目的であっても、こども庁の設立に賛成です。 政府が本気で子供の幸せを考えて、若い人が安心して子供を産めるようになれば、結果OKです。 子供の問題は社会が持っている問題の反映です。 貧困、栄養不足、いじめ、虐待、性暴力、自殺、鬱、薬やアルコール中毒、犯罪……。 社会の歪みによって、子供たちが犠牲になっているのです。 子供の目線で問題に取り組むと、社会の奥深くに潜んでいる問題が見えてきます。 子供の心身の健康は未来の繁栄の源です。 子供一人ひとりが自分の可能性を発揮できれば、社会は飛躍します。 それが実現できるために、こども庁の役割は重大です。 ■ナイジェリアで見た取り組み ユニセフの仕事でナイジ

                                                  こども庁設立に思う。本気のサポートには、社会全体が手を結ぶネットワークが必要だ:朝日新聞GLOBE+
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