日本の会社の多くは年度末で慌ただしい日々を送っています。 年度末の慌ただしい仕事のひとつに査定による定期昇給の実施があります。平社員であれば、査定される側ですので、仕事としての意識はないでしょう。しかし、管理職であれば部下の査定は必須業務です。その管理職もまた上位の管理職に査定されます。 サラリーマンは会社組織で、階層的な管理の構成に組み込まれています。 定期昇給は将来にわたって、一定の賃金の上昇があることを労働者に約束することで、より優れた労働者を長期にわたって確保する目的があります。また、昇給額の決定の仕方には、年齢給など一律に定めた自動昇給と、個人の査定による考課昇給があります。 ちなみに昇給に似たものにベースアップがあります。ベースアップは物価の上昇や、社会的な賃金水準の上昇など、経済環境の変化に応じて労働者の賃金を一斉に引き上げることを指します。いわば会社で管理している賃金テーブ