新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合が開かれ、新規感染者数は減少が続き、ことし春の感染拡大前の水準をも下回った一方、緊急事態宣言の解除後、東京などでは夜間の人出の増加が顕著になっているとして、感染者数が下げ止まることが懸念されると分析しました。 改善している状態を少しでも長く維持するため、基本的な感染対策に加え、若い年代などへのワクチン接種を着実に進めることが必要だとしています。 専門家会合は、全国の感染状況について緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の解除後も減少が継続し「今回のみならず、前回、ことし春の感染拡大前の水準をも下回っている」としています。 その一方で、重症者数や死亡者数は減少が続いているものの、今回の感染拡大前の水準以下には達していないほか、緊急事態宣言の解除後、東京などで夜間の人出の増加が顕著になっていて、感染者数の減少速度が鈍り、下げ止まることが懸