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  • ヒャダイン×光田康典『スーパーマリオ』対談 サントラの緻密な仕掛けからゲーム音楽の変遷まで

    今年4月末に公開されて以降、国内興行収入140億円、総動員数が980万人を突破し、日本で公開された洋画アニメ作品歴代2位の興行成績を叩き出した映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。さらに全世界興行収入は13億ドル(約2,039億円)を突破し、歴代興行成績の第17位を記録するなど、まさに歴史に残るメガヒットムービーとなっている。原作である任天堂のゲーム「スーパーマリオ」シリーズへのリスペクトとオマージュがふんだんに込められ、大人から子どもまで存分に楽しめる本作だが、そのオリジナルサウンドトラックのCD/LPが8〜9月にかけて発売された。 今回は、数々のポップスからアニメ/ゲーム劇伴までを手がけるヒャダインと、「クロノ・トリガー」や「ゼノブレイド」シリーズをはじめ、『マリオパーティ』でも作曲を担当している光田康典による対談をセッティング。たくさんの仕掛けが詰まった『ザ・スーパーマリオ

      ヒャダイン×光田康典『スーパーマリオ』対談 サントラの緻密な仕掛けからゲーム音楽の変遷まで
    • キム・ゴードンが語る電子音楽とリズムへの傾倒、『バービー』、カート・コバーン、大統領選 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

      キム・ゴードン(Kim Gordon)はまだノイズを出し終えていない。挑戦的なソロ2作目『The Collective』を3月8日にリリースし、フジロック出演も決定している元ソニック・ユースのメンバーが、最新アルバムや過去にまつわる話、時事的なトピックなどへの見解を率直に語った。本記事の翻訳は、回顧録『GIRL IN A BAND キム・ゴードン自伝』(DU BOOKS刊・2015年)の訳者・野中モモ。 キム・ゴードンはソニック・ユースでの30年に及ぶ活動で、ロックの可能性を広げるのに貢献した。たとえばその不安を掻き立てる声と地下鉄が響かせる重低音の如きベース演奏から、自身のフェミニズムとアートスクール教育のバックグラウンドをバンドの歌詞と精神に組み込む手法に至るまで。現在、ソニック・ユース解散後2枚目のソロアルバム『The Collective』を引っ提げてのツアーを準備中のゴードンは、

        キム・ゴードンが語る電子音楽とリズムへの傾倒、『バービー』、カート・コバーン、大統領選 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
      • 音楽っていいな――フェアーグラウンド・アトラクション(Fairground Attraction)奇跡の再結成 & 35年ぶりの来日公演をレポ | Mikiki by TOWER RECORDS

        1990年、突然の解散から34年の時を経て、奇跡の再結成と35年ぶりの来日公演をおこなった伝説のグループ、フェアーグラウンド・アトラクション。活動再開の地に選んだのは、バンドと特別な縁を持つここ日本。世界中のファン垂涎の奇跡の瞬間を捉えた、2024年6月27日の東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO公演のオフィシャルライブレポートが届いた。 *Mikiki編集部 音楽っていいな、歳を重ねるのも悪くないことだなと心から思える、贈り物のような一夜だった。 人気絶頂にあった1990年、たった1枚のオリジナルアルバム『The First Of A Million Kisses』を残して突然解散してしまったフェアーグラウンド・アトラクション。その印象があまりにも鮮やかだったので、昨年12月、34年ぶりのリユニオンが伝えられたときには心底驚いた人も多かったはずだ(筆者もその1人)。実際、来日ツ

          音楽っていいな――フェアーグラウンド・アトラクション(Fairground Attraction)奇跡の再結成 & 35年ぶりの来日公演をレポ | Mikiki by TOWER RECORDS
        • 文化の盗用|前編:BTSと文化の盗用と黒人文化

          「文化の盗用」について色んな記事や事例を読んでも、次から次に疑問が湧いてきていまいち理解できない、という方は多いです。そこで、私が理解を深めるにあたってわかりやすかったアプローチや事例を混ぜながら、また、よく頂く質問を記事で解説しながら、丁寧に説明します。前編・後編と通して読めば「文化の盗用」への理解が一気に進みます 2023年9月11日 文化の盗用|後編:BTSと文化の盗用と黒人文化 こんにちは、Naomiです。 今日は、どうしても日本の皆さんに知って欲しい「文化の盗用」問題について書きます。「文化の盗用」は、アメリカでは時間をかけてだいぶ広く認識されてきていますが、日本ではまだあまり馴染みがなく、なかなか理解されにくい概念で、私たちも説明するたびに強い反感を買ってしまったり、SNSで取り上げるたびにコメント欄が荒れるので、今までアプローチ方法に悩みながらも、試行錯誤してきました。 です

            文化の盗用|前編:BTSと文化の盗用と黒人文化
          • ボカロ初心者の音楽好きが選ぶ「ボカロ名盤」60枚

            最近、これまで触れなかったボーカロイドの音楽(以下、ボカロ音楽)を聴き始めました。 そして色々聴くにつれ、次第にボカロ音楽の奥深さと幅広さに魅了されるように。 しかし、「ニコニコ動画」が中心の文化であることから、「アルバムで視聴する人」は少ないように思います。 視聴の中心は曲単位によるもの また(かくいう自分もそうだったのですが)ボカロ音楽に「どれも同じような曲調」という偏見を持つ人が少なからずいる気がします。 本記事では、様々な国/ジャンルのボーカロイドのアルバムを紹介し、「ボカロの魅力」をお伝えできればと思います。 なお、ボカロ音楽について自分もまだ勉強中ですので、もし説明に誤りなどございましたら、ご指摘頂けますと助かります。 この記事で、自分のようにボカロ音楽を聴き始める人が少しでも増えれば幸いです。 *本記事ではUTAUなど「本来はボカロに含めない」合成音声も、便宜上「ボカロ」で取

              ボカロ初心者の音楽好きが選ぶ「ボカロ名盤」60枚
            • 佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」

              佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」 星野源と若林正恭によるNetflix番組『LIGHTHOUSE』が大きな話題となっている。全6回、月に一度のふたりが“悩み”をテーマに語り合う様子を、半年間記録したトーク番組だ。 星野と若林はこれまで、『あちこちオードリー』(テレビ東京)での星野のゲスト出演や、星野源オフィシャルイヤーブック『YELLOW MAGAZINE 2021-2022』での対談、『星野源のオールナイトニッポン』で披露された楽曲「Pop Virus feat.MC.waka」、オールナイトニッポン55周年記念ジングルなど、数々のコラボレーションと会話を続けてきた。 若き日の葛藤、人間関係の苦しみ、社会への意識、クリエイターとしての内省など、共鳴するふたりが紡ぎ出す言葉に注

                佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」
              • 実写版『フォールアウト』Amazon Primeビデオで配信開始。世界観や基本設定をゲーム版と予告編で予習解説 | テクノエッジ TechnoEdge

                Falloutシリーズのポスト・アポカリプス世界世界観としては、もしも核戦争が起こったらその後の世界はどうなるか?そんな誰もが想像するIFを主題に、独自の要素も含めたユニークなポストアポカリプス世界を構築しています。 Falloutの世界とわれわれの歴史の大きな差としては、21世紀後半までソ連が崩壊せずに残り続けていたことと、一方で音楽などアメリカのカルチャーはわれわれの1950年代くらいになっていることがあります。 そのため、本作では1940年代~60年代のジャズやブルース、スウィング、ロカビリー、ロックンロールといった昔の音楽がラジオから聴こえてくるなど、現実の冷戦期に核戦争への不安から作られたSF作品のような、レトロフューチャーな雰囲気も合わせ持っているのが面白いところです。 核戦争勃発はもうひとつの2077年そのような架空の歴史が続いた2077年10月23日。中国、ソ連、アメリカな

                  実写版『フォールアウト』Amazon Primeビデオで配信開始。世界観や基本設定をゲーム版と予告編で予習解説 | テクノエッジ TechnoEdge
                • ブギウギの時代―笠置シズ子と服部良一の挑戦

                  黒澤明監督、三船敏郎初主演の『酔いどれ天使』の酒場のシーンで、踊り歌い、強烈な印象を残す「ブギの女王」笠置シヅ子。戦後の大ヒット曲「東京ブギウギ」は、ビールのコマーシャルなどを通じて、今でもなじみ深い。作曲家・服部良一とのコンビが近代日本の芸能史に刻んだ業績を、大衆音楽史研究の第一人者・輪島裕介氏と振り返る。 輪島 裕介 WAJIMA Yūsuke 大阪大学大学院人文学研究科教授(音楽学)。1974年金沢市生まれ。専門は大衆音楽研究、近現代大衆文化史、アフロ・ブラジル音楽研究。主な著書に『創られた「日本の心」神話―演歌をめぐる戦後大衆音楽史』(光文社新書、2010年/第33回サントリー学芸賞)。最新刊は『昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』(NHK出版新書、2023年8月)。 「ジャングル・ブギー」の衝撃 「ウワォ ワオウワオ」「私は雌ヒョウだ」とほえるように歌い、踊る女。黒澤

                    ブギウギの時代―笠置シズ子と服部良一の挑戦
                  • スウィングが無ければ意味が無い - 檜原粗相 / スウィングが無ければ意味が無い | くらげバンチ

                    くらげ漫画賞ネーム部門佳作受賞。 「公開前、ピアノ奏者の友人に十年越しのLINEをした。私は怖かった、もしピアノを辞めていたら、と 返信は来た、昔の様に毒舌な冗談を交えて 『続けてる、手放す気はない』 挫折した人の話をした。先輩や同期、少しずつ去って行った彼らの話を 辞めなかった君がいかに凄いか しかし、彼は一蹴した 『誰も辞めろと言わなかった、なら俺が続ける限り奏者だ、それの何が凄いんだ?』 私は思わず笑った そうだ、そういう奴だった 変わらず、凛とした気高い牡鹿のような奴だった 今作はそんな思い出が原体験かもしれない」 令和5年11月14日 檜原粗相

                      スウィングが無ければ意味が無い - 檜原粗相 / スウィングが無ければ意味が無い | くらげバンチ
                    • シンフォニック・ソウル特集:ファンキーかつヘヴィー、高揚感に溢れたアメリカのクラシック音楽

                      We was thinking about Mozart, Beethoven, Schubert, Tchaikovsky, Brahms… but maybe we should have had a little bit more Brown 作曲家といえばモーツァルト,ベートーヴェン,シューベルト,チャイコフスキー,ブラームス でもな、ブラウンをもう少し入れておくべきだったかもな ジェームス・ブラウン「Dead On It」(1975年)より 英国では、ピアニストのビリー・テイラーは「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」の作者・演奏者として最もよく知られていた。ソウルフルでペンテコステ調の同ジャズ・チューンは、数十年にわたり、BBC1で放映されていた映画評論番組のテーマ曲だった。一方アメリカでは、ビリー・テイラーはテレビでミュージシ

                        シンフォニック・ソウル特集:ファンキーかつヘヴィー、高揚感に溢れたアメリカのクラシック音楽
                      • スウィング・アウト・シスター物語 ふたりが語るルーツと名曲秘話、日本との特別な関係 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                        スウィング・アウト・シスター(Swing Out Sister:以下、SOS)ほど、聴く人のタイプによってイメージが異なるグループも珍しい。80年代にUKチャートの最新ヒット曲を追っていた筆者にとって、彼らは “元ア・サートゥン・レイシオのキーボード奏者と元マガジンのドラマーが組み、ワーキング・ウィークのライブで歌っていた女性シンガーを迎えたグループ” であり、ポストパンクのジャンル混交の流れから出てきたユニットとして聴いていた。 1986年にリリースされて全英4位まで上昇した2枚目のシングル「Breakout」が、翌年に世界規模のビッグヒット(全米6位)になってからは、彼らの出自はあまり触れられなくなり、スタイリッシュなポップアイコンとして俄然人気を集めていく。待望の1stアルバム『It's Better To Travel』(87年)は打ち込みを併用したエレクトロ・ポップを主体としなが

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                        • ザ・ローリング・ストーンズ、18年ぶり新作アルバムが「半世紀ぶりの傑作」である理由 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                          ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の新作スタジオ・アルバム『Hackney Diamonds』がついにリリースされた。彼らは2023年の今、半世紀ぶりに誰もが何度でも聴き返したくなるアルバムを作り上げた。ローリングストーン誌US版のレビューをお届けする。 ザ・ローリング・ストーンズは2016年リリースのブルーズ・カバーアルバムを除き、ジョージ・W・ブッシュ政権時代の1枚を最後に、新作をリリースしていない。2005年の『A Bigger Bang』は、勢いのあるアルバムだったが、特に印象に残る作品とは言えなかった。それから約20年が過ぎ、ストーンズ自身も、これ以上新しい作品を出す必要があるかどうか迷い始めていた。長いブランクの後で再び新作を出してツアーをするというプロセスに、バンドが(ファンも巻き込んで)突き進むなら、それなりの価値がなければ意味がない。ところ

                            ザ・ローリング・ストーンズ、18年ぶり新作アルバムが「半世紀ぶりの傑作」である理由 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                          • Kazumichi Komatsu

                            導入: 本テキストは2021年10月に京都市立芸術大学に提出された小松千倫の博士論文「表れる他者 − グラフィティおよびインターネットにおける諸操作の記述、あるいは遠さをつくるための研究」より第2章の一部を抜粋、修正しつつ掲載するものです。このテキストより前の部分(未掲載)では、InstagramやTinderを分析対象とし、それらのアプリケーションUI上に表示された単一のポストだけではなく、複数のポストのまとまりやそれらの順序に対して行われるユーザーの諸操作の傾向とその流通について記述していました。「編集操作」や「シークエンス」という語はそのような文脈で使用されています。以下第2章第8節から続く本文です。 8. TikTokとポップソングの信号化 私たちはTinderとInstagramの分析を通して複数のデータのシークエンスを対象にしたユーザーの編集操作の例を追ってきた。このようなシー

                            • ジャズ・トゥナイト 2024年4月27日(ベニー・グッドマン) - ラジオと音楽

                              www.nhk.jp 【目次】 シリーズJAZZジャイアンツ 58 ベニー・グッドマン Benny Goodman & His Orchestra, Billie Holiday「Your Mother's Son-In-Law」 Benny Goodman & His Orchestra「King Porter Stomp」 Benny Goodman & His Orchestra「Sing Sing Sing」 Benny Goodman Sextet & Charlie Christian「Air Mail Special」 シリーズJAZZジャイアンツ 58 ベニー・グッドマン 今回のJAZZジャイアンツは、キング・オブ・スウィングことクラリネット奏者のベニー・グッドマンの特集でした。 ベニー・グッドマンは1909年5月30日シカゴ生まれ。両親はポーランド系のユダヤ人。兄弟も多く

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                              • interview Tomeka Reid:チェロでジャズを弾くこと、作曲/キュレーション論、AACMについて(1,5000字)|柳樂光隆

                                interview Tomeka Reid:チェロでジャズを弾くこと、作曲/キュレーション論、AACMについて(1,5000字) 僕がトミーカ・リードに注目し始めたのは彼女が自身のカルテットを結成して作品をリリースし始めたころだった。トミーカのチェロとメアリー・ハルヴァーソンのギターをフロントに、ジェイソン・レブキのベースとトマ・フジワラのドラムがリズムセクションを担うこのグループはそれぞれの演奏者の演奏は言うまでもないが、同時に楽曲の素晴らしさがこのグループを特別なものにしていた。 個々の演奏を最大限に反映する作りになっていて、それぞれの演奏のキャラクターがそのまま楽曲の個性に繋がっているのだが、特定の誰かが突出するのではなく、全員のアンサンブルが調和する構造にもなっていた。個々の即興演奏に関してもあくまで「楽曲」を演奏する中での即興である意図が伝わってくるもので、自身をアピールしつつも

                                  interview Tomeka Reid:チェロでジャズを弾くこと、作曲/キュレーション論、AACMについて(1,5000字)|柳樂光隆
                                • キーファーが明かすジャズとヒップホップ、鍵盤とプロダクションを繋ぐ思想と背景 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                  キーファー(Kiefer)が6月4日(火)に大阪、6月5日(水)に東京のビルボードライブで来日公演を行なう。アンダーソン・パークやドレイク、ケイトラナダの作品に貢献し、WONKとのコラボ曲「Fleeting Fantasy」でも話題を呼んだLAシーンの重要人物に柳樂光隆がインタビュー。 キーファーを初めて生で観たのは2017年のビルボードライブ東京で、彼はテラス・マーティンが率いるバンドの一員としてピアノを弾いていた。そのときのキーファーはどこからどう見てもジャズミュージシャンだったが、一般的にはビートメイカー/プロデューサーとしてのイメージのほうが強いだろう。今ではそのふたつの側面を両立させているアーティストも少なくないが、ここまでスムースな融合を実践しているアーティストはなかなかいない。そんな彼が、Stones Throwに所属しているのは非常にしっくりくるものがある。 別の言い方をす

                                    キーファーが明かすジャズとヒップホップ、鍵盤とプロダクションを繋ぐ思想と背景 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                  • あなたと夜と音楽と - 「マイ ファニー バレンタイン」 My Funny Valentine - - 時の化石

                                    どうもShinShaです。今回はジャズスタンダードの記事です。もうすぐバレンタイン・ディですね。今回のスタンダードは「マイ ファニー バレンタイン」。 「マイ・ファニー・バレンタイン」は1937年にミュージカルのために作られました。曲のタイトルの“バレンタイン”は歌の主人公である女性が熱を上げている男性の名前です。この曲は1950年代からずっと、ジャズファンやミュージシャンに愛されてきたスタンダードです。 「マイ・ファニー・バレンタイン」の名演には、マイルス・デイヴィスやスタン・ゲッツの演奏があります。ボーカル曲としてはシナトラや永遠の名曲チェット・ベイカーの1954年録音が特に有名です。今回もオススメの新しいボーカル曲やピアノ演奏についてもご紹介します。 マイ ファニー バレンタイン “My Funny Valentine” 楽曲について 曲の歌詞 「マイ ファニー バレンタイン」の名演

                                      あなたと夜と音楽と - 「マイ ファニー バレンタイン」 My Funny Valentine - - 時の化石
                                    • 和田誠・村上春樹 『ポートレイト・イン・ジャズ』を読みながら、ジャズの名曲を聴いてみた - 時の化石

                                      どうもShinShaです。 記事を書くために、和田誠・村上春樹 『ポートレイト・イン・ジャズ』を書い直しました。 何年ぶりにこの本を手にしただろうか? 久しぶりに読んでみると、やはり素晴らしいですね。 和田誠さんのイラスト、村上春樹のジャズプレイヤー、楽曲に対するコメント。 二人とも十代からのジャズファンだから、ジャズ愛にあふれているんですね。 ああ、楽しくなってきた。 今回の記事は、この本からアート・ペッパー、ビル・エヴァンス、ライオネル・ハンプトンのお話を紹介します。 あわせてジャズの名曲も聴いてみましょう!😃 和田誠・村上春樹 『ポートレイト・イン・ジャズ』 本を読みながら、なつかしいジャズの名曲を ビル・エヴァンス アート・ペッパー オススメのイヤホンとミュージックサブスクリクション ライオネル・ハンプトン あとがき 和田誠・村上春樹 『ポートレイト・イン・ジャズ』 和田誠が描く

                                        和田誠・村上春樹 『ポートレイト・イン・ジャズ』を読みながら、ジャズの名曲を聴いてみた - 時の化石
                                      • あなたと夜と音楽と ー 「キャラバン」 CARAVAN - 時の化石

                                        どうも、ShinShaです。今回はジャズスタンダードについての記事です。シリーズ5回目のテーマは「キャラバン」。 1936年にデューク・エリントンとファン・ティゾールが書いた、ラテン・フレイバーのエキゾチックなメロディのスタンダードです。 昔からこの曲が好きで、時々聴いています。歌詞は砂漠を旅するキャラバンの中で夢のような愛が生まれるという内容で、まるで昔のハリウッド映画のストーリーのようです。 古くからミュージシャンに愛されてきた曲なので、名演がたくさんあります。今回も、インスト曲やボーカル曲を新旧織り交ぜてご紹介します。デューク・エリントンから上原ひろみまで、楽しい選曲となりました。 キャラバン ”CARAVAN” 楽曲について 歌詞 「キャラバン」の名演奏 サブスクミュージックでジャズを聴こう 記事で採り上げたアルバムのamazonリンク おわりに キャラバン ”CARAVAN” 楽

                                          あなたと夜と音楽と ー 「キャラバン」 CARAVAN - 時の化石
                                        • あなたと夜と音楽と - 「虹の彼方に」 Over The Rainbow - - 時の化石

                                          どうもShinShaです。ジャズ・スタンダードをご紹介する記事です。今回のテーマは「虹の彼方に」。1939年ミュージカル映画『オズの魔法使い』の劇中歌として作られ、いまも世界中で親しまれているスタンダード・ナンバーです。 今回もオススメのインストゥルメンタル、ボーカル曲6曲を選びました。世界中で愛されている曲だからこそ、演奏にはミュージシャンの実力が問われます。選曲した中では、バド・パウエル、アート・ペッパーの演奏が僕のお気に入りです。 虹の彼方に “Over The Rainbow” 楽曲について 曲の歌詞 「虹の彼方に」の名演奏 サブスクミュージックでジャズを聴こう 記事で採り上げたアルバムのamazonリンク おわりに 虹の彼方に “Over The Rainbow” 楽曲について 「虹の彼方に」(Over the Rainbow)は、1939年のミュージカル映画『オズの魔法使い』で

                                            あなたと夜と音楽と - 「虹の彼方に」 Over The Rainbow - - 時の化石
                                          • ジャズ・トゥナイト 2023年8月26日(エラ・フィッツジェラルド) - ラジオと音楽

                                            www.nhk.jp 【目次】 シリーズJAZZジャイアンツ(51)エラ・フィッツジェラルド Ella Fitzgerald, Chick Webb And His Orchestra「Love And Kisses」 Ella Fitzgerald & Her Savoy Eight「My Last Affair」 Ella Fitzgerald, Chick Webb And His Orchestra「A-Tisket, A-Tasket」 Ella Fitzgerald「Flying Home」 Ella Fitzgerald「Basin Street Blues」 Ella Fitzgerald「Smooth Sailing (feat. The Ray Charles Singers)」 Ella Fitzgerald & Ellis Larkins「Imagination」

                                              ジャズ・トゥナイト 2023年8月26日(エラ・フィッツジェラルド) - ラジオと音楽
                                            • 資生堂とカネボウのCM合戦 - 叡智の三猿

                                              「情報を共有する」という行動は、インターネット文化の象徴です。それは、マーケティングの変革をもたらしました。 わたしが学生時代(昭和)に学んだマーケティングの授業は、消費者への購買行動をAIDMA(アイドマ)と呼ばれるモデルで紹介されるところからはじまりました。 「AIDMA」は、消費者の反応の順番を示した英単語の頭文字です。 Attention:注意 Interest:関心 Desire:欲求 Memory:記憶 Action:購入 企業はテレビCMをうつことで消費者の注目を集め、製品への関心を高めます。消費者はCMを何度も見るうちに購買欲求を持ち、商品が記憶に残ります。そして、商品を買いにデパートに行くスタイルです。 AIDMAモデル AIDMAモデルがもっとも効果的にあらわれていたのは、なんといっても、1970年代の後半から、80年代に渡って繰り広げられた、資生堂とカネボウの化粧品C

                                                資生堂とカネボウのCM合戦 - 叡智の三猿
                                              • マリア・シュナイダー降臨!<br>挾間美帆と小室敬幸が語るシンフォニック・ジャズと<br>『NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇』への期待【前編】

                                                マリア・シュナイダー降臨! 挾間美帆と小室敬幸が語るシンフォニック・ジャズと 『NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇』への期待【前編】 2024年6月24日 Feature, PR 小室敬幸 マリア・シュナイダー降臨! 挾間美帆と小室敬幸が語るシンフォニック・ジャズと 『NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇』への期待【前編】 text by 小室敬幸 オーケストラとジャズのコラボレーションで毎年話題を呼んでいる『NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇』。今年は現代ジャズの最高峰ともいえる存在、マリア・シュナイダーが来日し、ラージ・アンサンブルとチェンバー・オーケストラをみずから指揮して自作を披露する。 ジャズ・ファン、クラシック・ファンどちらも要注目の当公演について、『NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇』のプロデューサーを務めるジャズ作曲家の

                                                  マリア・シュナイダー降臨!<br>挾間美帆と小室敬幸が語るシンフォニック・ジャズと<br>『NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇』への期待【前編】
                                                • 娘を産む直前に恋人と死別…笠置シヅ子の人生最大の苦境を吹き飛ばす歌として名曲「東京ブギウギ」は生まれた 服部良一は中央線の振動音で曲のひらめきを得た

                                                  戦後の焼け跡と強く結びついた笠置シヅ子の記憶 笠置シヅ子の記憶は、「戦後」と抜き難く結びついている。 1985(昭和60)年に彼女が死去したときの新聞記事の見出しは「焼け跡に明るいリズム」「暗い世相吹き飛ばす」(朝日新聞4月1日)、「戦後世相へリズムのパンチ」(読売新聞同日)、「焼け跡にブギウギ」(毎日新聞同日)というもので、朝日と読売では、「ブギの女王」という形容が、彼女の名前の上に冠されている。 しかし、笠置と作曲家・服部良一のコンビは、音楽的には日米開戦直前、「ラッパと娘」が生まれた時点でひとつの頂点を極めている(少なくとも私はそう考えている)。そして、戦前の「スウィング」と戦後の「ブギウギ」は音楽的には明らかに連続しており、大きな断絶はない。「ブギウギ」のリズムも、後述するように服部は戦中にすでに試みていた。 とはいえ、「スウィングの女王」と「ブギの女王」の意味合いは同じではない。

                                                    娘を産む直前に恋人と死別…笠置シヅ子の人生最大の苦境を吹き飛ばす歌として名曲「東京ブギウギ」は生まれた 服部良一は中央線の振動音で曲のひらめきを得た
                                                  • フレディ・キングの生涯(後編) UKブルース・ロックへの多大なる影響 | ギター・マガジンWEB|Guitar magazine

                                                    ついに才能が開花! UKブルース・ロックへの大きな影響 1959年、ソニー・トンプソン(p)との出会いがフレディの運命を大きく変える。トンプソンは1940年代から活躍するR&B界のベテランで、当時はKing系Federalレーベルの看板ミュージシャンであった。 彼の口添えでフレディはFederalとの契約に漕ぎつける(同時期にフレディがバックを務めたシル・ジョンソンの口利きという説もある)。 当初は、レーベルからフレディの好みではない曲の演奏を押し付けられて窮屈な思いをしたようだ。 そんな中、もともと好きだったウェスタン・スウィングのインスト曲「Remington Ride」をジャムっていたところ、レーベル側に気に入られインスト路線を模索することに。すると「Hide Away」がR&Bチャートの5位、ポップ・チャートでも29位というヒットを記録。 これを受けて、歌入りの『Freddy Ki

                                                      フレディ・キングの生涯(後編) UKブルース・ロックへの多大なる影響 | ギター・マガジンWEB|Guitar magazine
                                                    • 岡田監督 最下位を想定外と言わないで! 嘘だっと言ってよ彰布! - nyoraikunのブログ

                                                      岡田阪神2年目も、メンバーほぼ固定の守りの野球。相手の隙に乗じて攻撃に転じ、価値にいく昔の野球で、昨年は日本一になった。他球団ならやらない野球と言われている。今の若い人達に合わないということ、また、見ている人達が、つまらないと思えるというものである。 采配には、わかりやすいロジックがあり、勝ちにいくために、最大限の努力をしているのはわかるし、納得がいく。しかし、日本が初めて、サッカーでワールドカップに出た際、岡田監督が、ひたすら守りを固めて、後半で反撃に出るやり方をしていて、見ていて弱者の兵法といわれるもので、楽しいものではなかった。王者のサッカーでもないし、今の阪神も、王者の野球ではないと感じる。だから勝敗以前に、見ていて面白くないのだ。大スター選手が1人でもいれば、楽しいのかもしれないけど、近本、中野では、ものたりない。大山は、昨年、フォアボールによる出塁率で騒がしたが、元々、どんどん

                                                        岡田監督 最下位を想定外と言わないで! 嘘だっと言ってよ彰布! - nyoraikunのブログ
                                                      • interview with Larry Heard | ele-king

                                                        Home > Interviews > interview with Larry Heard - 社会にはつねに問題がある、だから私は音楽に美を吹き込む 1980年代なかばの、黎明期のシカゴ・ハウスにおいて、ラリー・ハードはディスコの変異体であるこの音楽を地球外の幻想的な境地へと導いた。その当時、ラリー・レヴァンの〈パラダイス・ガラージ〉やデイヴィッド・マンキューソの〈ザ・ロフト〉でもプレイされた“Mystery of Love”というその曲は、いま聴いてもなお、ミステリアスな妖しさをまったく失っていない。時代を超越した曲のひとつだ。遅めのピッチと不安定なシンセサイザー音のなか、ブライアン・イーノにいわく「官能的で流動的なブラック・ミュージック」の本質を内包し、ジョン・サヴェージにいわく「ジョー・ミークが60年代初頭に目指した不気味なサウンド」にも近接している。リヴァーブのかかったロバート

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                                                        • Interview | 対談: AIWABEATZ + ASPARA (司会: oboco) | ILLBIENT (NOT ILLBIENT): Music for AirPollution | AVE | CORNER PRINTING

                                                          昨秋に発売された『とあるバンドメンバーの失踪について / 맑은 공기』は、1990年代中頃に提唱されたサウンドスタイル“イルビエント illbient”をメインテーマとして制作された、AIWABEATZとASPARAによるスプリット・ミックステープである。現在はほぼ完売状態である同作だが、「自分のニューLP『Like No Other 3』は、このミックステープの制作があったからこそ作ることができた作品だと思うので、今一度しっかりと振り返りたい」というAIWABEATZ(以下 AI)本人の希望から、今年に入ってASPARA(以下 AS)との対談を同ミックステープの制作進行担当である筆者(oboco)の司会により敢行。それに併せてミックステープに使用しなかった楽曲も含めた“私的イルビエント考”と言える音楽を双方がセレクトし、リストを作成した。 進行・文 | oboco | 2024年2月 ①

                                                            Interview | 対談: AIWABEATZ + ASPARA (司会: oboco) | ILLBIENT (NOT ILLBIENT): Music for AirPollution | AVE | CORNER PRINTING
                                                          • プログレッシヴ・ロックとフュージョンがよく似た親類同士になった1970年代

                                                            プログレッシヴ・ロックとジャズ・フュージョンが初めて登場したころ、これら二つのジャンルは互いにかけ離れた存在だった。マイルス・デイヴィスが作り出したジャズ・ロックの記念碑的作品『Bitches Brew』と、ジェントル・ジャイアントのデビュー・アルバムでクラシック音楽に影響を受けた、過剰なまでにプログレ志向の強い『Gentle Giant』 の2作を比べてみればわかる。 どちらも、熟練した音楽的技量と大胆な新しいヴィジョンによって1970年当時、世界に衝撃を与えた作品だ。しかし一方で、この二つは、プログレとフュージョンのあいだにある違いをくっきりと浮かび上がらせていた。プログレッシヴ・ロックの特徴が華麗で複雑にアレンジされた職人的名人芸にあったのに対し、フュージョンのそれは自由奔放で即興志向の演奏を延々と繰り広げるところにあったのである。 しかしながら、すべてのプログレッシヴ・ロック・バン

                                                              プログレッシヴ・ロックとフュージョンがよく似た親類同士になった1970年代
                                                            • セレクターズ・チョイス--ジャズ7月新譜 by 原雅明 - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

                                                              原雅明(はら まさあき) 音楽ジャーナリスト/ライターとして各種音楽雑誌、ライナーノーツ等に寄稿の傍ら、音楽レーベルrings(https://www.ringstokyo.com/)のプロデューサーとして、新たな潮流となる音楽の紹介に務める。また、LAのネットラジオ局の日本ブランチdublab.jp(https://dublab.jp/)のディレクターも担当。ホテルの選曲やDJも手掛け、都市や街と音楽との新たなマッチングにも関心を寄せる。著書『Jazz Thing ジャズという何かージャズが追い求めたサウンドをめぐって』(DU BOOKS)ほか。 Twitter:http://twitter.com/masaakihara 今月はまずUKのピアニスト、キーボード奏者カマール・ウイリアムスのニュー・アルバム『Wu Hen』から取り上げたい。ドラマーのユセフ・デイズとのユニット、ユセフ・カマ

                                                                セレクターズ・チョイス--ジャズ7月新譜 by 原雅明 - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】
                                                              • 今日の1曲 (244)感触(タッチ)/甲斐バンド(1979) - 今日の1曲

                                                                2024年ももう2ヶ月が終わろうとしている「今日の1曲」。 今日はこの曲! www.uta-net.com ↓音源はコチラ↓ www.uta-net.com 作詞/作曲:甲斐よしひろ 発売:1979(昭和54)年5月5日 (甲斐よしひろ:当時26歳) 売上:14.4万枚(オリコン最高13位) ※1979年度年間80位 1979(昭和54)年5月に発売された甲斐バンド12枚目のシングル曲です。 甲斐バンドの楽曲ではこれまで、以下について記事をupしています。 思えば、この「今日の1曲」として取り上げた最初は甲斐バンドの楽曲でした。 lefthand926.hatenablog.com lefthand926.hatenablog.com ↓上の分は、実は歌詞に少々誤りがあり、正しくはコチラにて↓ www.oricon.co.jp lefthand926.hatenablog.com ●「HE

                                                                  今日の1曲 (244)感触(タッチ)/甲斐バンド(1979) - 今日の1曲
                                                                • ザ・バンドが1972年から1977年のあいだに残した過小評価されがちな作品たち

                                                                  もしも1968年の『Music from Big Pink』、1969年の『The Band』、そして1970年の『Stage Fright』が、音楽のロックではなく物理的なロック (つまり岩) で形作られていたとしたら、この3つはラシュモア山に刻まれたアメリカの歴代大統領の顔のように、威厳に満ちたまなざしで我々を見つめていただろう。 「The Weight」「Chest Fever」「Up on Cripple Creek」「The Shape I’m In」といった曲を通じて、ザ・バンドはロックンロールの地図の中に“アメリカーナ”という新たなジャンルを刻み込み、ある種のお手本を作り出したのだ。 ルーツ・ロックのミュージシャンたちは、今もそのお手本に習って活動を続けている。しかし、熱心なザ・バンドのファンでない人は、その後の作品を飛ばして、いきなり伝説的な“サヨナラ”・イヴ・アルバム ―

                                                                    ザ・バンドが1972年から1977年のあいだに残した過小評価されがちな作品たち
                                                                  • 『昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』輪島裕介さん×『落語に花咲く仏教』釈 徹宗さん対談―”大阪音曲巡礼”【後編】|本がひらく

                                                                    『昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』輪島裕介さん×『落語に花咲く仏教』釈 徹宗さん対談―”大阪音曲巡礼”【後編】 近世以来、庶民の娯楽や祈りのバックボーンを支えてきた大阪の音曲。「地」に根づいた音楽・笑い・語りの歴史と可能性について、『昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』を上梓した輪島裕介さんと、上方の芸能にも詳しい宗教学者の釈徹宗さんが縦横無尽に語りました。後編も、西洋と日本の音楽観の違いから始まり、日本のアイドルのあり方の特殊性や、後年の笠置シヅ子とロックスターのエピソード、大阪人のコミュニケーションまで話題は広がって……。 ■街に花咲く音楽輪島 釈先生が『落語に花咲く仏教』の中で、日本の音曲は三層構造になっていると書かれていました。非常にメロディアスに音楽的に歌う部分と、言葉で語る部分と、最後の最後にある種の社交があって事が収まると。これは、なるほどと思いま

                                                                      『昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』輪島裕介さん×『落語に花咲く仏教』釈 徹宗さん対談―”大阪音曲巡礼”【後編】|本がひらく
                                                                    • トーキング・ヘッズが21年ぶりの再会。『STOP MAKING SENSE』40周年記念IMAX上映でQ&A。その全訳を掲載。メンバーにも取材した! 映画の日本公開は来年2月。〈トロント映画祭レポート2〉 (中村明美の「ニューヨーク通信」)-rockinon.com|https://rockinon.com/blog/nakamura/207403

                                                                      現在開催中のトロント映画祭で一番チケットが手に入らなかったのは、9月11日に開催されたトーキング・ヘッズの『STOP MAKING SENSE』IMAX上映だった。今年一番を超えて、これまでで一番だったかもしれない。何しろ、私は去年史上最高にチケットが取れないと思われたテイラー・スウィフトも、ハリー・スタイルズのチケットも取れたのだ。それなのに、『STOP MAKING SENSE』は取れなかった(涙)。 理由は、2002年以来初めて、なんと21年ぶりにトーキング・ヘッズのメンバー4人が登場し、上映後に、スパイク・リー(『アメリカン・ユートピア』の映画版監督)が司会でQ&Aをすることになっていたからだ。私は、トロントにいるというのに、なんともルーザーな気分だったが、代わりに、トロントの別の会場で行われたIMAX上映とQ&Aのストリーミングを観た。しかし、この上映は、この映画が、なぜ今も「史

                                                                        トーキング・ヘッズが21年ぶりの再会。『STOP MAKING SENSE』40周年記念IMAX上映でQ&A。その全訳を掲載。メンバーにも取材した! 映画の日本公開は来年2月。〈トロント映画祭レポート2〉 (中村明美の「ニューヨーク通信」)-rockinon.com|https://rockinon.com/blog/nakamura/207403
                                                                      • ルール?本

                                                                        発売日 2024年4月26日 本体価格 2,400円+税 判型 四六判変形・並製 頁数 312頁(仮) ISBN 978-4-8459-2144-7 その他のネット書店から購入 ルールはあなたを縛るものではなく、この社会で自由に生きるためのもの? 世界の見え方が変わっていく、「ルール×デザイン」入門 法律や規則、マナー、習慣、自然法則……わたしたちはさまざまなルールに囲まれて生きています。 本書では、日常のさまざまな場面で遭遇するルールの存在や影響を取り上げながら、ルールを「つくる」「使う」「見直す」「更新する」ことでわたしたちの社会をアップデートしていくことを目指します。この4つのサイクルに着目し、ルールはデザインによってどのようにかたちづくることができるのか、多角的な視点から探ります。 身の回りにあるルールを意識し、自分のこととして関わり、柔軟にとらえ直すことで、ルールとポジティブに向

                                                                          ルール?本
                                                                        • ローリング・ストーンズ「Can’t You Hear Me Knocking」解説: ミック・テイラーの参加と即興演奏

                                                                          ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)が、18年ぶりとなる新作スタジオ・アルバム『Hackney Diamonds』の発売を記念して彼らの名曲を振り返る記事を連続して掲載。 <関連記事> ・ストーンズ、18年振りのスタジオアルバム『Hackney Diamonds』を10月に発売 ・ザ・ローリング・ストーンズが18年振りの新作発表会見で語ったこと 1960年代が終わり、1970年代が始まろうとするころ、ザ・ローリング・ストーンズは、かつての自分たちを作り替え、より強化したかたちで新たな時代を迎えた。 1969年7月には創設メンバーだったギタリストのブライアン・ジョーンズが亡くなり、同じ年の12月には「オルタモントの悲劇」と呼ばれる大事件が起こっていた。この2つの悲劇が、「スウィンギング・ロンドンのおしゃれなブルース・ボーイズ」という第1期ストーンズのイメージに終

                                                                            ローリング・ストーンズ「Can’t You Hear Me Knocking」解説: ミック・テイラーの参加と即興演奏
                                                                          • ニュース | これまで以上にパワフルに、アイデアを素早く音楽 に。音楽制作ソフトウェア&プラグイン KORG Gadget 3 登場。発売記念セールを実施。 | KORG (Japan)

                                                                            関連ニュース 2024.01.18Grandtage X - あらゆるステージで輝く極上のサウンド2024.01.18KingKORG NEO - さまざまなシンセ・サウンドをデザイン2024.01.18microKORG - A new origin.2024.01.18microKORG MBK/MWH - 特別仕様の発売記念限定カラーモデル2024.01.18PaAS MK2 - ケーブルレスで接続できるPa5X専用アンプ・システム2024.01.17コンパクトでシンプルながら、いつでもどこでも楽しく練習や演奏ができるリズム・ボックス、KR-11登場2024.01.17楽器に直接取り付けて音を拾うクリップ式チューナー用マイク、CM-400。2024.01.17コンパクトなボディに機能満載。チューナーとメトロノームが一体化したTMシリーズに、待望のニュー・モデル、TM-70F登場。20

                                                                              ニュース | これまで以上にパワフルに、アイデアを素早く音楽 に。音楽制作ソフトウェア&プラグイン KORG Gadget 3 登場。発売記念セールを実施。 | KORG (Japan)
                                                                            • 1日2回の運動を快適に着実に習慣にする秘訣 | ライフハッカー・ジャパン

                                                                              私は、ほぼ毎日1日2回運動をします。午前中にスピンバイクをやって、午後か夕方にウェイトリフティングをします。 なぜ、どのように1日2回運動をするのかを説明する前に、2回運動をしないほうがいい人の特徴について話しましょう。 自分の消費カロリーのことで頭がいっぱいだったり、美味しく食べるために運動をしていたり、いつもより運動量が少ないと罪悪感を感じたりする場合は、運動との関係を考え直したほうがいいでしょう。 このような状態は、摂食障害と同じような精神疾患の一種で、強迫観念に囚われて運動をしている兆候の可能性があります。 米国摂食障害協会に、そのような人に必要なヘルプラインや情報があるので、参考にしてください。 1日2回運動をするほうがいい理由では、1日2回運動をするほうがいい理由について話していきます。一番よくある理由は、悩ましい長時間の運動を避けられるからです。 ランナーの場合は、1週間の目

                                                                                1日2回の運動を快適に着実に習慣にする秘訣 | ライフハッカー・ジャパン
                                                                              • 大阪中之島美術館『テート美術館展』に行ってきた感想!作品解説から穴場の駐車場情報まで徹底ガイド

                                                                                こんばんは、大人の美術館ナビゲーターのビー玉です。 本日は出張美術館。 大阪中之島美術館 『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』の感想&レポートです。 英国、テート美術館の7万点を超えるコレクションから光をテーマにした作品120点が来日。そのうち約100点が日本初出品です。 今回は開催日に先立ちましてプレス内覧会に参加させていただきました。 PRを含みますが、とくに意識せずに私の忖度ない感想を書いています。 展覧会グッズの写真も撮らせていただけたので、いつもより写真多めで紹介します。 『テート美術館展』レポート以外にも格安駐車場から近隣のおすすめスポットまで、『テート美術館展』を楽しみ尽くすための徹底ガイドです。よろしければ観覧の参考にしてもらえると嬉しいです。 『テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ』概要 【展覧会名】
テート美術館展 光 — ターナー、印象

                                                                                  大阪中之島美術館『テート美術館展』に行ってきた感想!作品解説から穴場の駐車場情報まで徹底ガイド
                                                                                • 初期チバユウスケの歌詞の魅力(1/3)|サム

                                                                                  チバユウスケが逝去した。 何ヵ月も前のことだが、もういないという事実がそのままずっとそこに在り続けている。もういない。でも、月並みだけど、その音楽は残り続けている。そして今更言うまでもなく、その音楽と声は滅茶苦茶カッコいい。語るべきものが残されている。だから……BUCK-TICKの時とおなじで、音楽について書きたい。すでに沢山語られているし、更にもっとたくさん語られていってほしい。 自分も書きとめておきたい。「初期チバの歌詞の魅力」、「ミッシェル末期」、「ROSSOやThe BirthdayにSNAKE ON THE BEACH」のこと……3つほどの記事に分けて書こうと思っている。 誰かが語ったり、思い出したり、馳せたりするキッカケになれば幸いです。 今回は初期チバの歌詞の魅力についての雑記です。 チバユウスケの書く歌詞が好きだった。 一番好きなのは"初期ミッシェル"の頃だ。作詞スタイルと

                                                                                    初期チバユウスケの歌詞の魅力(1/3)|サム