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デニソワ人の検索結果1 - 40 件 / 42件

  • 人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明

    2010年にデニソワ洞窟の発掘現場で見つかった臼歯の化石は、新しいヒト科ヒト属(ホモ属)であるデニソワ人の存在を示す重要な遺伝的証拠となった。この臼歯は、5万年以上前の女性のもの。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NATIONAL GEOGRAPHIC) 5年前の2010年に報告されたばかりの謎多き“第3の人類”デニソワ人。その歯の化石を分析したところ、彼らは現生人類やネアンデルタール人と数万年もの間共存していたことが、11月16日付けの科学誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」の論文で明らかになった。 我々ホモ・サピエンスの祖先が、かつて他のヒト科ヒト属(ホモ属)とユーラシア大陸を共有していたことを裏付ける研究結果である。約4万年前に姿を消したネアンデルタール人は、現生人類と数十万年もの間すぐそばで暮ら

      人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明
    • 「母はネアンデルタール人、父はデニソワ人」 ロシアで発見の化石 DNA鑑定で

      昔々ロシアの洞窟で、異なる種の旧人類2人が出会った。5万年後、科学者らは2人には娘がいたことを突き止めた。

        「母はネアンデルタール人、父はデニソワ人」 ロシアで発見の化石 DNA鑑定で
      • 少女の両親は、ネアンデルタール人とデニソワ人

        ネアンデルタール人女性の復元像。2008年に公開されたこの像は、古代のDNAの解析結果を利用して作成された最初の復元像だった。(PHOTOGRAPHY BY JOE MCNALLY, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 「ありえない」――古遺伝学者のビビアン・スロン氏は、当初、骨のDNAの分析結果を信じられなかった。その骨は、ネアンデルタール人のDNAとデニソワ人のDNAを、ほぼ等量もっていたのだ。彼女は何かの間違いだろうと考えた。スロン氏は、ドイツにあるマックス・プランク進化人類学研究所の博士研究員だ。 分析結果によると、約9万年前の骨片は、10代の少女のもので、母はネアンデルタール人、父はデニソワ人だということだった。科学者たちは、数種のヒト族がいた時代、交雑があったと考えている。古代や現代のヒトゲノムの中に、彼らの遺伝子を痕跡が見つかっているからだ。ただ、交雑

          少女の両親は、ネアンデルタール人とデニソワ人
        • 【解説】驚きの発見、チベットにデニソワ人化石

          中国ゴロク・チベット族自治州のアムネマチン山上空にきらめく星々。空気が薄く厳しい気候のチベット高原に初期人類が住んでいたとは、これまで到底考えられていなかった。(PHOTOGRAPH BY KIERAN DODDS, PANOS PICTURES, REDUX) チベット高原の外れにそそり立つ険しい岩山。そのふもとにぽっかりと口を開けた白石崖溶洞は、チベットの人々が昔から祈祷と病気療養のためにやってくる聖なる洞窟だ。入り口には色とりどりの祈りの旗が掲げられ、風にはためいている。1980年、その洞窟のなかで、近くに住む僧侶が奇妙なものを発見した。2本の大きな歯がついた人の顎(あご)だった。だが人といっても、現代の人間のものでないことは明らかだった。 最近になって中国の研究チームがその特徴を詳細に分析し、さらにタンパク質を抽出して調べたところ、これは16万年前の謎の旧人デニソワ人の下顎と判明し

            【解説】驚きの発見、チベットにデニソワ人化石
          • これがデニソワ人だ DNAから骨格を再現、初

            謎に包まれたデニソワ人の想像図。最新研究によると、狭い額やがっしりした顎など、デニソワ人は多くの点でネアンデルタール人に似ていたようだ。(ILLUSTRATION BY MAAYAN HAREL) 謎の多い古代人類「デニソワ人」の骨格を再構築することに研究者が初めて成功、9月19日付けの科学誌『セル』に発表された。 デニソワ人は数万年にわたりアジアに暮らしていたと考えられているが、その化石は、小指の骨と頭蓋骨の破片、割れた顎骨、数本の歯しか見つかっていない。 この謎の人類の骨格を浮かび上がらせるため、今回の論文を執筆したデビッド・ゴクマン氏は最も説得力ある証拠を利用した。DNAだ。 イスラエル、エルサレム・ヘブライ大学の博士課程学生だったゴクマン氏らは、デニソワ人の小指の骨から抽出したDNAを調べて骨格に関する32の特徴を抽出、デニソワ人の骨格を提案するという快挙を成し遂げた。 「科学が夢

              これがデニソワ人だ DNAから骨格を再現、初
            • デニソワ人 - Wikipedia

              デニソワ人「X woman」が発見されたデニソワ洞窟 デニソワ人(デニソワじん、Denisova hominin)は、前期・中期旧石器時代にアジア全域に分布していた旧人類の絶滅種、または亜種である。デニソワ人の遺骨は少なく、その結果、DNAの証拠から判明することがほとんどである。正式な種名は、化石資料がより完全なものになるまで確立されない。 2008年にアルタイ山脈のシベリア・デニソワ洞窟[1]から出土した女性の指の骨から抽出したミトコンドリアDNA(mtDNA)に基づいて、2010年にデニソワ人の個体が初めて特定された。核DNAからはネアンデルタール人との近親性が示されている。この洞窟には定期的にネアンデルタール人も住んでいたが、ネアンデルタール人とデニソワ人が同居したことがあるかどうかは不明である。デニソワ洞窟の標本は、その後、チベット高原にあるバイシヤ・カルスト洞窟の標本と同様に、追

                デニソワ人 - Wikipedia
              • デニソワ人に別グループ、アジアでまた驚きの発見

                復元された初期人類ネアンデルタール人の鋭い目。デニソワ人の外見は不明だが、ネアンデルタール人に近縁の人類だったと考えられている。(PHOTOGRAPH BY JOE MCNALLY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 10年近く前、謎に包まれた初期人類の小指のかけらがシベリアで発見された。この未知の人類は、骨が発見されたアルタイ山脈のデニソワ洞窟にちなんでデニソワ人と名付けられた。(参考記事:「デニソワ人 知られざる祖先の物語」) 彼らはネアンデルタール人に近い種で、何万年もの間アジアで暮らしていたと考えられている。そこまでわかったのはDNAが採取できたおかげだが、化石は指の骨、数本の歯、頭蓋骨のかけらが1つしか見つかっていない。しかも、発掘された場所はデニソワ洞窟だけと、試料の数自体はきわめて少ない。 ところが、4月11日付けで学術誌「Cell」に発表された論文により、

                  デニソワ人に別グループ、アジアでまた驚きの発見
                • フィリピンの民族、デニソワ人のDNAを最も高い割合で保有 進化の謎解明に光

                  フィリピンとスウェーデンの共同チームは、フィリピンの118の集団の遺伝子構成を調査した/Ophelia Persson (CNN) 2010年に初めて発見された謎の初期人類「デニソワ人」。デニソワ人が存在していたことを示す化石上の決定的な証拠は、シベリアのアルタイ山脈のふもとにあるデニソワ洞窟で見つかった5つの骨だけだ。 しかし今、4828キロ離れたフィリピンの民族のDNAが、人間の進化における最大の謎に新たな光を当てている。 米科学誌カレントバイオロジーに12日に発表された論文によると、フィリピンの民族「アイタ・マグブコン」は、デニソワ人由来のDNAの割合が確認されている中で最も高い。 現在の人類の一部にデニソワ人のDNAが残っているのは、私たちの祖先のホモサピエンスがかつてデニソワ人と出会い、性的関係を持って、子どもをもうけたことによる。 こうした「交雑」が起きたのは今から5万年以上前

                    フィリピンの民族、デニソワ人のDNAを最も高い割合で保有 進化の謎解明に光
                  • 現代人の祖先、別人類「デニソワ人」と交雑 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

                    現代人の祖先が、別の人類とされるデニソワ人と交雑していたことが、独マックス・プランク進化人類学研究所などの国際チームの研究でわかった。 現代人の祖先が、世界各地で先住の人類を絶滅させつつ広がったとする従来の説を、覆す可能性がある。23日付の科学誌ネイチャーに発表する。 シベリアのアルタイ山脈の遺跡で発見されたデニソワ人の骨を使い、細胞核のゲノム(全遺伝情報)の一部を解読した。世界各地の現代人のゲノムと比較したところ、オーストラリア北東の島々に住むメラネシア人は、ゲノムの4〜6%がデニソワ人固有のものと一致していた。 研究チームによると、人類の祖先は40万〜30万年前にアフリカを出て、ヨーロッパに移動した集団がネアンデルタール人に、アジアに広がった集団がデニソワ人になった。それに遅れて6万〜5万年前にアフリカを出た現代人の祖先が先住者と交雑し、今に至ったらしい。欧州やアジアなどの現代人の祖先

                    • 13万年以上前のヒトの歯をラオスで発見、謎の人類デニソワ人か

                      古人類の歯が発見されたラオスのコブラ洞窟。緑豊かな急斜面にある狭い空洞だ。科学者たちはロープを使ってこの洞窟にアクセスした。(PHOTOGRAPH BY FABRICE DEMETER) ラオスのアンナン山脈で急勾配の岩場をよじ登ったとき、ローラ・シャッケルフォード氏はあまり期待していなかった。米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の古人類学者であるシャッケルフォード氏は、コブラ洞窟と呼ばれる狭い空洞に立ち、地元のモン族の少年が見たという骨を探していた。懐中電灯をつけて、一見何もなさそうな壁から壁へと光を走らせた。 そして、天井を見上げた。 「ほとんど骨しか見えませんでした」とナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー(探求者)でもあるシャッケルフォード氏は振り返る。ゴツゴツした岩の天井には、大昔に死んだ動物の化石が埋め込まれていた。氏は「星空のようだった」と例える。 シャッケルフォー

                        13万年以上前のヒトの歯をラオスで発見、謎の人類デニソワ人か
                      • 謎の古代人類デニソワ人、チベット高原で10万年あまり生存 新研究

                        古代人類デニソワ人の研究で新たな事実が見つかった中国甘粛省の白石崖溶洞/Dongju Zhang’s group/Lanzhou University (CNN) 古代人類のデニソワ人はチベット高原で10万年以上にわたり生存、繁栄していた――。そんな新たな研究結果が発表された。2010年に初めて発見された謎の古代人類、デニソワ人への科学的理解を深める研究結果となった。 研究チームは中国甘粛省の夏河近郊、海抜3280メートルの白石崖溶洞で、数千点に上る動物の骨を発見した。この洞窟は絶滅したデニソワ人の居住が確認されている3カ所のうちの一つ。 研究結果からは、デニソワ人がケブカサイやブルーシープと呼ばれる羊、野生のヤク、マーモット、鳥を含む大小さまざまな動物を狩猟、屠殺(とさつ)、加工していたことが判明した。 白石崖溶洞で調査に当たる考古学者のチームはまた、4万8000年~3万2000年前にさ

                          謎の古代人類デニソワ人、チベット高原で10万年あまり生存 新研究
                        • 母はネアンデルタール人、父はデニソワ人 DNA分析で初確認

                          「デニソワ11」の骨片(2015年6月14日撮影、2018年8月22日入手)。(c)AFP PHOTO / UNIVERSITY OF OXFORD / MAX PLANCK INSTITUTE / IAN R. CARTWRIGHT 【8月23日 AFP】デニー(Denny)は、初期人類の異種交配で生まれた「婚外子」だった。 22日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された研究論文によると、デニーの母親は初期人類ネアンデルタール(Neanderthal)人で、父親はデニソワ(Denisova)人だったという。デニソワ人は5万年前にユーラシア(Eurasia)大陸に生息していた、ネアンデルタール人とは別種の初期人類だ。 英オックスフォード大学(Oxford University)の科学者らが名付けた愛称で呼ばれているこの少女は、正式名が「デニソワ11(Denisova 11)」で、死

                            母はネアンデルタール人、父はデニソワ人 DNA分析で初確認
                          • デニソワ人のDNAの謎解明か 16万年前にチベット高地に適応 研究

                            1980年に中国甘粛省夏河の白石崖溶洞で見つかった下顎骨をデジタル処理した画像。独マックス・プランク進化人類学研究所提供(2019年5月1日提供)。(c)AFP / Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology / Jean-Jacques HUBLIN 【5月2日 AFP】チベットの山岳地帯で見つかった初期人類デニソワ人(Denisovans)の顎骨の化石から、人類はこれまで考えていたよりもはるかに早い時期に高地での居住に適応していたことが分かったとする論文が1日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。デニソワ人の化石がロシア・シベリア(Siberia)南部以外で発見された例はこれ以外になく、見つかった顎骨は少なくとも16万年前のものと思われる。専門家らは、現生人類(ホモ・サピエンス)の一部が低酸素の条件に耐えられるよう進

                              デニソワ人のDNAの謎解明か 16万年前にチベット高地に適応 研究
                            • 世界で初めて「ネアンデルタール人の母親とデニソワ人の父親を持つ子どもの骨」が研究で示される

                              これまで、別々の場所で暮らしていたと見られていたネアンデルタール人とデニソワ人が交配を行い、子どもを作っていたという証拠が世界で初めて示されました。研究を行った科学者でさえ「何かの間違い」だと思ったという研究結果に、世界中の科学者が衝撃を受けています。 Mum’s a Neanderthal, Dad’s a Denisovan: First discovery of an ancient-human hybrid https://www.nature.com/articles/d41586-018-06004-0 Offspring of Neanderthal and Denisovan identified for first time | Science | The Guardian https://www.theguardian.com/science/2018/aug/22/o

                                世界で初めて「ネアンデルタール人の母親とデニソワ人の父親を持つ子どもの骨」が研究で示される
                              • ネアンデルタール人とデニソワ人の混血児の骨が見つかる | スラド サイエンス

                                シベリアの洞窟で見つかった女児の骨の遺伝子を分析したところ、ネアンデルタール人女性の染色体とデニソワ人男性の染色体の痕跡(だけ)が見つかったそうだ。つまり彼女の母親がネアンデルタール人で父親がデニソワ人、本人は39万年以上前に分化した異なる化石人類の間に生まれたハーフの第1世代、ということになる(New York Times、Guardian、Nature)。 論文で遺伝の部分を担当したマックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボは、「もし前もって尋ねられたら、このような発見が出来る可能性はほとんどない、干し草の山から針を探しだすようなものだ、と答えただろう。でも、ひょっこりと見つけてしまって驚いたよ。」と語っている。 ネアンデルタール人などの化石人類が、他の化石人類やホモ・サピエンスと交雑し、現代までその血脈を伝えていることは、現代人のゲノムを分析することによって確かめられていた

                                • 11万8000年以上前の石器発見、デニソワ人か インドネシア

                                  インドネシア・スラウェシ島で見つかった石器。英科学誌ネイチャー提供(2016年1月13日提供)。(c)AFP/NATURE/ Erick Setiabudi 【1月14日 AFP】インドネシア・スラウェシ(Sulawesi)島で、11万8000年以上前の石器が発見された。オーストラリアなどの科学者らが13日、英科学誌ネイチャー(Nature)に研究結果を発表した。石器を製作した原始人類の痕跡は見つからなかったが、オーストラリアに最初に到達した人類種と関連がある可能性があるという。 スラウェシ島にある4か所の離れた遺跡から数百個に及ぶ石器時代の石器が発掘されたことにより、この島に最初にやってきた、現在すでに絶滅している人類種に関する長年の議論に拍車がかかる可能性がある。 同島近くのフロレス(Flores)島で2003年、体の小さいホミニン(ヒト族、類人猿を除く現生種と絶滅種の人類を表す用語)

                                    11万8000年以上前の石器発見、デニソワ人か インドネシア
                                  • イヌイットが氷河期を生き残った理由は、デニソワ人の遺伝子が受け継がれていたという研究結果 : カラパイア

                                    グリーンランドのイヌイットが氷河期を生き残ったのは、太古の祖先から受け継いだ遺伝子のおかげかもしれない。この遺伝子は、4万年前にシベリアで暮らしていたデニソワ人を生き残らせたものだという。

                                      イヌイットが氷河期を生き残った理由は、デニソワ人の遺伝子が受け継がれていたという研究結果 : カラパイア
                                    • 初期人類デニソワ人、首飾りなど装身具を製作か 研究

                                      デニソワ人の骨片。オックスフォード大学提供(2015年6月14日撮影、2018年8月22日入手、資料写真)。(c)AFP PHOTO / UNIVERSITY OF OXFORD / MAX PLANCK INSTITUTE / IAN R. CARTWRIGHT 【1月31日 AFP】20万年前にユーラシア大陸の森林を歩き回っていた希少種の初期人類デニソワ(Denisova)人が、道具や装身具を製作していた可能性があることが、30日に発表された最新の研究結果で分かった。 デニソワ人の存在は、2010年にロシア・シベリア(Siberia)南部にある洞穴の科学調査で採集された女児の指の骨が、分析によって、それまで同定されていなかった人類種に属することが判明したことから確認された。デニソワ人は初期人類ネアンデルタール(Neanderthal)人と近縁関係にあることも分かっている。 デニソワ人は

                                        初期人類デニソワ人、首飾りなど装身具を製作か 研究
                                      • ネアンデルタール人とデニソワ人の子ども、DNA解析で初めて確認

                                        ロシアにあるデニソワ洞窟。発見された骨が、ネアンデルタール人の母とデニソワ人の父を持つ子どものものであることが分かった/Bence Viola/Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology (CNN) 独マックス・プランク進化人類学研究所などのチームは22日、ロシアの洞窟で発見された5万年前の骨の断片について、ネアンデルタール人の母とデニソワ人の父を持つ子どものものであることが判明したと明らかにした。英科学誌ネイチャーに論文を発表した。 ネアンデルタール人とデニソワ人の間の子どもの存在が確認されたのは初めて。 ネアンデルタール人とデニソワ人はいずれもヒト族(ホミニン)で、現生人類に非常に近い。39万年前に系統が分かれたが、両者の出会いがなくなったわけではなかった。 論文の筆頭著者である同研究所のビビアン・スロン氏によれば、ネアンデルタ

                                          ネアンデルタール人とデニソワ人の子ども、DNA解析で初めて確認
                                        • 時事ドットコム:DNAを高精度で再解読=ロシア「デニソワ人」−国際チーム

                                          DNAを高精度で再解読=ロシア「デニソワ人」−国際チーム DNAを高精度で再解読=ロシア「デニソワ人」−国際チーム ロシア南部アルタイ山脈のデニソワ洞窟で見つかり、5万〜3万年前と推定された「デニソワ人」の小指の骨について、ドイツ・マックスプランク研究所などの国際研究チームが改めて細胞核DNAを抽出し、高い精度で解読し直した。30日付の米科学誌サイエンス電子版で発表した。  デニソワ人は、23万〜3万年前にユーラシア大陸西部に分布して絶滅したネアンデルタール人に非常に近いと考えられている。小指の骨は少女の物とみられ、2008年に石器とともに発見された。若い成人の臼歯も見つかっている。  DNAの解読成果を世界11カ所の現代人と比較すると、メラネシアのパプアニューギニア人が最も近く、10年に発表した最初の解読結果と同様だった。現代人のホモ・サピエンスは約80万年前にデニソワ人との共通祖先から

                                          • 人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明 (ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース

                                            5年前の2010年に報告されたばかりの謎多き“第3の人類”デニソワ人。その歯の化石を分析したところ、彼らは現生人類やネアンデルタール人と数万年もの間共存していたことが、11月16日付けの科学誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」の論文で明らかになった。 【図解:デニソワ人とネアンデルタール人の関係】ほか写真入り記事  我々ホモ・サピエンスの祖先が、かつて他のヒト科ヒト属(ホモ属)とユーラシア大陸を共有していたことを裏付ける研究結果である。約4万年前に姿を消したネアンデルタール人は、現生人類と数十万年もの間すぐそばで暮らしていたが、ある期間そこにはデニソワ人の姿もあったことになる。 2010年、マックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボ氏率いる遺伝学者と人類学者の研究チームは、シベリア、アルタイ山脈のデニソワ洞窟で発見

                                              人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明 (ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース
                                            • デニソワ人、パプアニューギニア人の祖先と交雑 研究

                                              ドイツ西部ハレ(Halle)の博物館でネアンデルタール人の再現模型を撮影するカメラマン(2004年7月28日撮影)。(c)AFP/DDP/MICHAEL LATZ 【12月24日 AFP】3万~5万年前にアジアに住んでいた、ネアンデルタール人から枝分かれした別の人類が、パプアニューギニア人の祖先と交雑していたことが分かった。独マックス・プランク進化人類学研究所(Max-Planck Institute for Evolutionary Anthropology)の国際研究チームが23日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。 研究チームは、2008年にロシア・シベリア(Siberia)地方のデニソワ洞穴(Denisova Cave)で発見されたデニソワ人の女性の指の骨と親知らずからゲノム(全遺伝情報)を抽出し、解析した。 その結果、ネアンデルタール人と違い、デニソワ人は現代のユーラ

                                                デニソワ人、パプアニューギニア人の祖先と交雑 研究
                                              • 現代人の祖先、別人類「デニソワ人」と交雑 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

                                                現代人の祖先が、別の人類とされるデニソワ人と交雑していたことが、独マックス・プランク進化人類学研究所などの国際チームの研究でわかった。 現代人の祖先が、世界各地で先住の人類を絶滅させつつ広がったとする従来の説を、覆す可能性がある。23日付の科学誌ネイチャーに発表する。 シベリアのアルタイ山脈の遺跡で発見されたデニソワ人の骨を使い、細胞核のゲノム(全遺伝情報)の一部を解読した。世界各地の現代人のゲノムと比較したところ、オーストラリア北東の島々に住むメラネシア人は、ゲノムの4〜6%がデニソワ人固有のものと一致していた。 研究チームによると、人類の祖先は40万〜30万年前にアフリカを出て、ヨーロッパに移動した集団がネアンデルタール人に、アジアに広がった集団がデニソワ人になった。それに遅れて6万〜5万年前にアフリカを出た現代人の祖先が先住者と交雑し、今に至ったらしい。欧州やアジアなどの現代人の祖先

                                                • アジアでもデニソワ人と交雑の可能性

                                                  デニソワ人の臼歯(上と正面から撮影)。デニソワ人の化石はこの歯を含め、2つしか見つかっていない。 Image courtesy David Reich, Nature 2010年、ヨーロッパの初期現生人類とネアンデルタール人の異種交配を示す研究が発表され、各界に衝撃が走った。さらに今回、東南アジア付近の現生人類もネアンデルタール人の姉妹グループである「デニソワ人」と交雑していた可能性が明らかになった。中国南部一帯に住む現代人の遺伝子構造の約1%はデニソワ人に由来するという。 デニソワ人は既に絶滅した化石人類の一種であり、大きな歯を持っていたとされるが、詳細の解明は進んでいない。まったく未知の人類と考えられていた時期もある。 最新の研究成果によると、現生人類とデニソワ人との異種交配で生まれた子孫が、現在もアジア本土に存在しているという。 2008年にロシア南部アルタイ山脈で見つかった約4万年

                                                    アジアでもデニソワ人と交雑の可能性
                                                  • チベット人の高地適応はデニソワ人由来

                                                    中国のカイラス山付近で巡礼の旅をするチベット人の父親と息子。 PHOTOGRAPH BY LYNN JOHNSON / NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE 現生人類における自然環境への適応の特に顕著な事例は、近縁種との異種交配によって起こった可能性がある。 チベット人の生理機能は、大気中の酸素濃度の低い高地での生活に適応している。これはネアンデルタール人と共通の祖先を持つ初期人類のデニソワ人との異種交配の結果である可能性が高いことが、最新の研究によって明らかになった。 今年はじめにも、現代人の多くがDNAの一部をネアンデルタール人から受け継いでいるという研究結果が発表されている。これと並んで今回の研究も、現代人のゲノムがさまざまな人類種の“複雑なタペストリー”であることを示すものだ。また今回の研究は、現生人類の繁栄の一因として、これまで見過ごされてきた要素を指摘してい

                                                      チベット人の高地適応はデニソワ人由来
                                                    • 古代人類ネアンデルタール人とデニソワ人を語る-私たち現生人類を定義するものとは?

                                                      4万年前までは、私たちはこの地球上で唯一の人類というわけではありませんでした。ヨーロッパの大草原地帯ではネアンデルタール人が歩き回り、デニソワ人はアジア中に広がっていました。インドネシアには小型の人類「ホビット」が、アフリカには他に少なくとも3種のヒト族が存在していたのです。これらの初期人類は多くの点で現代人と似ていたことがわかっています。彼らは比較的大きな脳を持ち、狩猟採集社会に住み、火を使うことができました。その後、現生人類が地球全体に広がったのと時を同じくして、他の人類種はほぼ一斉に姿を消しました。その結果、3~4万年前から現在までは、私たちが唯一の人類種として存在してきましたが、それは、歴史の中では非常に特殊な期間といえるでしょう。 いえいえ、私たちは完全に唯一の人類だったわけではないようです。沖縄科学技術大学院大学(OIST)に新しく着任したスバンテ・ペーボ教授がこれまでに発見し

                                                        古代人類ネアンデルタール人とデニソワ人を語る-私たち現生人類を定義するものとは?
                                                      • 未知の旧人デニソワ人の姿を再現、化石のDNA分析で イスラエル大

                                                        エルサレム・ヘブライ大学で、3D技術で再現したデニソワ人の頭部を公開するリラン・カルメル教授(2019年9月19日撮影)。(c)MENAHEM KAHANA / AFP 【9月20日 AFP】ネアンデルタール(Neanderthal)人の外見はよく知られているが、ネアンデルタール人に近い初期人類で約5万年前に絶滅したデニソワ(Denisovan)人の姿は長らく謎のままだった。しかし、イスラエルの研究チームがこのほど、わずかなデニソワ人の化石――歯3本、小指の骨1本、下顎の骨――のDNAを分析し、デニソワ人の外見を突き止めた。 これまでほとんど手掛かりのなかったデニソワ人の姿を再現したのは、エルサレム・ヘブライ大学(Hebrew University of Jerusalem)のリラン・カルメル(Liran Carmel)教授が率いるチーム。教授らは、3年かけてデニソワ人の化石のDNAの化学

                                                          未知の旧人デニソワ人の姿を再現、化石のDNA分析で イスラエル大
                                                        • チベットでデニソワ人の化石発見、シベリア以外では初めて

                                                          (CNN) チベット高原にある洞窟で、16万年前のものとみられるデニソワ人の下あごの化石が見つかったとする論文が、英科学誌ネイチャーに発表された。デニソワ人はシベリアのデニソワ洞窟で2010年に化石が見つかった初期人類で、この洞窟以外で生存の証拠が見つかったのは初めて。 デニソワ人が生きていたのはネアンデルタール人と同時期。これまでの知見はデニソワ洞窟の化石から得たものに限られていたが、アジアやオーストラリア、メラネシアに住む一部人類のDNAには今でもデニソワ人の遺伝子が残っている。 チベット民族やネパールの少数民族シェルパは遺伝子変異により高地の低酸素環境に適応しており、この変異はデニソワ人にさかのぼることが可能だ。 ただ、デニソワ洞窟の標高は700メートルほどで、こうした遺伝子変異が存在する理由については研究者も頭を悩ませていた。一方、今回の下あご化石が見つかったチベット高原の洞窟は標

                                                            チベットでデニソワ人の化石発見、シベリア以外では初めて
                                                          • asahi.com(朝日新聞社):「デニソワ人」、アジアにも分布か=5万〜3万年前―細胞核ゲノム解読・国際チーム - 社会

                                                            ロシア南部アルタイ山脈の「デニソワ洞穴」で見つかった5万〜3万年前の人類の指の骨について、細胞核DNAを抽出して全遺伝情報(ゲノム)を解読した結果、現代の南太平洋メラネシア人に遺伝情報が一部受け継がれている可能性が高いことが分かった。国際研究チームはこの「デニソワ人」がアジアにも広く分布していたとみられると、23日付の英科学誌ネイチャーに発表した。  指の骨は2008年に見つかり、ドイツ・マックスプランク研究所を中心とする同チームが今年3月、細胞小器官ミトコンドリアのDNA解読結果に基づき「デニソワ人は未知の人類」と発表していた。しかし今回、より重要な細胞核DNAを解読したところ、23万〜3万年前にユーラシア大陸西部に生息したネアンデルタール人に近い姉妹グループと判明した。  進化史上、人類とチンパンジーの分岐が650万年前とすると、ネアンデルタール人やデニソワ人が現生人類との共通祖先から

                                                            • 【図解】新系統の人類「デニソワ人」

                                                              AFPBB News AFPBB Newsに掲載している写真・見出し・記事の無断使用を禁じます。 © AFPBB News

                                                                【図解】新系統の人類「デニソワ人」
                                                              • ネアンデルタール人とデニソワ人。ふたつの違う古代人類から生まれた子供の骨が発見される : カラパイア

                                                                マックス・プランク研究所、進化人類学のヴィヴィアン・スロン博士は、この骨のゲノム配列を最初に分析した研究者だが、デニソワ11がネアンデルタール人とデニソワ人の直接の子どもであることがわかったときは、とても驚いたという。 「これまでの研究から、遺伝子的に異なるふたつの古代人類である、ネアンデルタール人とデニソワ人がときに互いに交配していたことは、わかっていました。でも、そうした交配の結果である直接の子どもが実際に発見されたのは、まったく思いがけないことでした」 ロシア、デニソワ洞窟の東の部屋の発掘作業の様子 詳細なDNA調査で9万年前に生きる13歳の少女であることが判明 この骨の破片は、デニソワ人の洞窟で、2000個の骨片の中から発見された。 コラーゲンペプチドマスフィンガープリント技術というタンパク質固定方法で、スロン博士らはこの骨が人類の起源を持つものであることは特定したが、どの人類かは

                                                                  ネアンデルタール人とデニソワ人。ふたつの違う古代人類から生まれた子供の骨が発見される : カラパイア
                                                                • 「デニソワ人」、アジアにも分布か=5万〜3万年前―細胞核ゲノム解読・国際チーム (時事通信) - Yahoo!ニュース

                                                                  「デニソワ人」、アジアにも分布か=5万〜3万年前―細胞核ゲノム解読・国際チーム 時事通信 12月23日(木)3時4分配信 ロシア南部アルタイ山脈の「デニソワ洞穴」で見つかった5万〜3万年前の人類の指の骨について、細胞核DNAを抽出して全遺伝情報(ゲノム)を解読した結果、現代の南太平洋メラネシア人に遺伝情報が一部受け継がれている可能性が高いことが分かった。国際研究チームはこの「デニソワ人」がアジアにも広く分布していたとみられると、23日付の英科学誌ネイチャーに発表した。 指の骨は2008年に見つかり、ドイツ・マックスプランク研究所を中心とする同チームが今年3月、細胞小器官ミトコンドリアのDNA解読結果に基づき「デニソワ人は未知の人類」と発表していた。しかし今回、より重要な細胞核DNAを解読したところ、23万〜3万年前にユーラシア大陸西部に生息したネアンデルタール人に近い姉妹グループと判明し

                                                                  • アジア人の祖先は三度目のアバンチュールを楽しんでいた。その相手は絶滅人類のネアンデルタール人とデニソワ人のハーフ : カラパイア

                                                                    2018年、アルタイ山脈から5万年以上前の10代の少女の遺体が発見された。この少女が何者かはわからないが、奇妙なことに、彼女にはネアンデルタール人とデニソワ人のハーフであるかのような特徴があったのだ。 古代の絶滅人類の異種交配ということで世界中の研究者たちに衝撃を与えたが、現生人類の先祖も絶滅人類とアバンチュールを楽しんでいたようだ。 人工知能を使ったゲノム解析によると、現生人類が数千年前にアフリカからの長い旅路で遭遇し、交際した結果生まれた未知の人類の祖先の種が特定されたという。

                                                                      アジア人の祖先は三度目のアバンチュールを楽しんでいた。その相手は絶滅人類のネアンデルタール人とデニソワ人のハーフ : カラパイア
                                                                    • 時事ドットコム:「デニソワ人」、アジアにも分布か=5万〜3万年前−細胞核ゲノム解読・国際チーム

                                                                      「デニソワ人」、アジアにも分布か=5万〜3万年前−細胞核ゲノム解読・国際チーム 「デニソワ人」、アジアにも分布か=5万〜3万年前−細胞核ゲノム解読・国際チーム ロシア南部アルタイ山脈の「デニソワ洞穴」で見つかった5万〜3万年前の人類の指の骨について、細胞核DNAを抽出して全遺伝情報(ゲノム)を解読した結果、現代の南太平洋メラネシア人に遺伝情報が一部受け継がれている可能性が高いことが分かった。国際研究チームはこの「デニソワ人」がアジアにも広く分布していたとみられると、23日付の英科学誌ネイチャーに発表した。  指の骨は2008年に見つかり、ドイツ・マックスプランク研究所を中心とする同チームが今年3月、細胞小器官ミトコンドリアのDNA解読結果に基づき「デニソワ人は未知の人類」と発表していた。しかし今回、より重要な細胞核DNAを解読したところ、23万〜3万年前にユーラシア大陸西部に生息したネアン

                                                                      • 絶滅した人類デニソワ人がネアンデルタール人と同時期に生活か、現生人類との関わりは?

                                                                        絶滅した太古の人類種とされる“デニソワ人”が、シベリアの洞窟でネアンデルタール人と同時期に暮らしていた可能性が最新の研究で明らかとなり、注目を集めている。 20万年前から5万年前にかけ洞窟で暮らしたデニソワ人 今回の研究を率いたのは、オーストラリアのウーロンゴン大学の地質年代学者らによる研究チーム。 研究では絶滅した太古の化石人類であるネアンデルタール人とデニソワ人が、“デニソワ洞窟”と呼ばれるロシア・アルタイ地方の洞窟内で、ほぼ同じ時期に存在していたことが示されたという。 この調査においては、太陽光に曝されていた年代を特定する際に用いられる“光学年代測定(Optical Dating)”という手法により、堆積物を解析。 その結果、デニソワ人が少なくとも20万年から5万年未満ほど前に、洞窟内で暮らしていたことが明らかとなった。 そもそもデニソワ人とは? デニソワ人とは、1980年にデニソワ

                                                                          絶滅した人類デニソワ人がネアンデルタール人と同時期に生活か、現生人類との関わりは?
                                                                        • DNAを高精度で再解読=ロシア「デニソワ人」―国際チーム (時事通信) - Yahoo!ニュース

                                                                          ロシア南部アルタイ山脈のデニソワ洞窟で見つかり、5万〜3万年前と推定された「デニソワ人」の小指の骨について、ドイツ・マックスプランク研究所などの国際研究チームが改めて細胞核DNAを抽出し、高い精度で解読し直した。30日付の米科学誌サイエンス電子版で発表した。 デニソワ人は、23万〜3万年前にユーラシア大陸西部に分布して絶滅したネアンデルタール人に非常に近いと考えられている。小指の骨は少女の物とみられ、2008年に石器とともに発見された。若い成人の臼歯も見つかっている。 DNAの解読成果を世界11カ所の現代人と比較すると、メラネシアのパプアニューギニア人が最も近く、10年に発表した最初の解読結果と同様だった。現代人のホモ・サピエンスは約80万年前にデニソワ人との共通祖先から分かれた後、脳や神経系、言語機能に関係する遺伝子が変異したことが今回新たに分かり、これらの発達につながった可能性があ

                                                                          • ネアンデルタール人とデニソワ人の遺伝子を併せ持つ唯一の現生人類 | EurekAlert! Science News

                                                                            ネアンデルタール人のDNAはアフリカ人を除くすべての現生人類に見られるが、メラネシア人だけはデニソワ人からも多くの遺伝要素を受け継いでいることが新しい研究によって示された。過去には多数の現生人類の祖先がネアンデルタール人やデニソワ人といった他のヒト科の種と異種交配し、その後絶滅した。これらの種およびおそらくその他のヒト科についても、残存する遺伝子配列の遺伝子流動図を作製することで、ヒトの遺伝的特徴のパターンと過去のこの異種交配がヒトの進化に及ぼした影響について解明が進む。Benjamin Vernotらはネアンデルタール人とデニソワ人の遺伝的特徴が現生人類に及ぼした影響とその重要性についてより詳しい手掛かりを得るために、世界各地の1,523人のゲノムを解析した。その結果、アフリカ人以外すべてはネアンデルタール人のゲノムの約1.5~4%を持っているが、調査を行った中でメラネシア人だけがデニソ

                                                                              ネアンデルタール人とデニソワ人の遺伝子を併せ持つ唯一の現生人類 | EurekAlert! Science News
                                                                            • デニソワ人の顔を復元したよ! というニュース→ちょっと危ないやつだと思うよ…

                                                                              まだ骨の破片しか見つかっていないデニソワ人の顔をDNAから復元した、というニュースが流れていた。 断片しかない状態でどうやって顔を予想しているのかと思ったが、どうやら現代人(ホモサピエンス)と、ネアンデルタールのDNAとを比べて、その「差分」から特徴を掴んで予測しているらしい。なのでこれ、かなりあてずっぽうに近いと思う。 Extinct Denisovan Woman Gets Her First Portrait Thanks to DNA from Her Pinky Bone 別の記事 Scientists use fossilised finger bone DNA to rebuild ancient human https://www.theguardian.com/science/2019/sep/19/scientists-use-fossilised-finger-bon

                                                                                デニソワ人の顔を復元したよ! というニュース→ちょっと危ないやつだと思うよ…
                                                                              • DNA鑑定秘話〜第3の人類「デニソワ人」とは何者か? 知られざる人類の祖先たちの素顔!  - 健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレス/HEALTH PRESS

                                                                                2010年、マックス・プランク進化人類学研究所の進化遺伝学者スバンテ・ペーボ氏が率いる研究チームは、シベリア・アルタイ山脈のデニソワ洞窟で、5万年以上前に生存していた女性の臼歯と小指の骨の化石を発見。小指の骨のDNA解析の結果、奇妙なDNA配列が見つかったことから、新しいヒト科ヒト属である「第3の人類」、デニソワ人であると発表した。 巨大な歯根と顎! 第3の人類「デニソワ人」とは? 人類史を新たに上書きする衝撃の発見から5年――。2015年11月16日付けの科学誌『Proceedings of the National Academy of Sciences』に掲載されたペーボ氏らの研究論文は、ホモ・サピエンスは数万年間にわたってデニソワ人と共存しながら、ユーラシア大陸を舞台に生活圏を共有していたという遺伝学的証拠を示した。 ペーボ氏は「およそ4万年前に姿を消したネアンデルタール人は、ホモ

                                                                                  DNA鑑定秘話〜第3の人類「デニソワ人」とは何者か? 知られざる人類の祖先たちの素顔!  - 健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレス/HEALTH PRESS
                                                                                • 両親はネアンデルタール人とデニソワ人 交雑の初証拠 - 日本経済新聞

                                                                                  ドイツにあるマックス・プランク進化人類学研究所の博士研究員で古遺伝学者のビビアン・スロン氏が約9万年前の骨片のDNAを調べたところ、ネアンデルタール人のDNAとデニソワ人のDNAを、ほぼ等量持っていることが判明した。科学者たちは、数種のヒト族がいた時代、交雑があったと考えていたが、交雑によって生まれた子の存在が実際に確認されたのは今回が初めてだ。「ありえない」――ビビアン・スロン氏は当初、分析

                                                                                    両親はネアンデルタール人とデニソワ人 交雑の初証拠 - 日本経済新聞