しかもこのミスが最初に発生したのは、2019年8月。約半年もの間、誤送信に気づかなかった。 2月13日には、新潟県もメールの誤送信によって個人情報を流出させたと発表した。アドレスのタイプミスが原因だったという。 どちらの誤送信もメールアドレスが間違っていたことが原因なのに、送信エラーにならず、エラーメールも返ってこなかったという。一体どうしてだろうか。 メールアドレスのユーザー名が間違っていた 佐賀県の誤送信は、業務委託業者の担当者が県の職員に送ったメールで発生した。同報(CC)の宛先に含まれていた送信者の同僚のメールアドレスを間違えていたのだ。 同僚の正しいメールアドレスは「名字をアルファベット表記したもの+数字+@gmail.com」だという。gmail.comは米グーグル(Google)が提供するメールサービスGmailのドメインである。ところがCCに含まれていたメールアドレスは、「