新門司(北九州市)と横須賀を結ぶ東京九州フェリーの「それいゆ」=北九州市門司区の新門司港で2021年6月29日午前9時11分、浅野翔太郎撮影 北九州市の新門司港と神奈川県の横須賀港を結ぶ新フェリー航路が1日、開設される。約21時間で結び、国内では22年ぶりとなる新規の長距離フェリー航路。運航する東京九州フェリー(北九州市)の小笠原朗社長は記者会見で「迅速性を求められる肉や野菜など農産物の貨物を(出発して)2日目に届けられる長距離航路は今までなかった」と強調し、「運転手不足や、長時間運転など労働環境の改善にも寄与すると考えている」と述べた。 同航路には新造船「はまゆう」「それいゆ」の2隻が就航。ともに旅客定員268人で、感染症対策などを考慮し、全て個室となっている。片道の基本運賃は1万2000円。等級と利用人数により6000~4万8000円のルームチャージが加算される。ペットと宿泊できる個室