大久保公園付近には日没とともに売春行為を行う「街娼」が現れる=13日午後、東京都新宿区(岩崎叶汰撮影、画像の一部を処理しています) 「若いね。大学生?」 「ううん、専門。最近ここに立ち始めたんだ」 短いやり取りの後、男女は「値段」の交渉を経て、ホテル街に消えていく。東京・歌舞伎町の大久保公園では、街頭に立って売春の客待ちをする「立ちんぼ」が並ぶこうした光景が「日常」となっている。 【写真】女性が並ぶ「立ちんぼ公園」と呼ばれる大久保公園前。全体的に若く、ルックスもいい 11月上旬、付近のネオンに照らされ、薄明るい夜空の下で、公園周辺の狭い路地にはガードレールに腰掛ける10~20代とみられる複数の女性の姿があった。視線の先にあるのは、煌々(こうこう)と光るスマートフォン。ホストらしき男性の顔写真や動画、ホストクラブのサイトが表示されている。 「今年の夏ごろまで通ってた。『担当』(指名したホスト