『葬送のフリーレン』公式 @FRIEREN_PR 週刊少年サンデー連載中『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人/作画:アベツカサ)の原作公式アカウントです。更新情報などを編集部員がつぶやきます。第13巻&特装版・小説・付箋ブック発売中!TVアニメ第2期制作決定。【アニメ公式】→@Anime_Frieren【ファンアートタグ】→#フリーレンFA sunday-webry.com/detail.php?tit…
将棋AIで用いている詰将棋ルーチンにdf-pnというアルゴリズムがある。 これは、proof number(証明数)、disproof number(非証明数)を用いて効率的に探索を行い、その局面が詰むか、詰まないかを判定できるとても強力なアルゴリズムである。 将棋ファンなら『脊尾詰』と言う「ミクロコスモス」(1525手詰)を解く詰将棋専用ソフトについて一度ぐらいは聞いたことぐらいあるだろう。これは、脊尾さんが大学時代に作成されたプログラムである。そこに使われていたのが脊尾さんが考案されたdf-pnというアルゴリズムである。 df-pnに関しては、脊尾さん自身の論文(1998年)があるものの、要点しか書かれておらず、いまのようにGitHubにソースコードがあるわけでもなく、その詳細については長らく謎に包まれたままであった。(この脊尾さんの論文では、証明数のみを用いており、非証明数は陽には出
本記事は、文字数の都合で「人はなぜ“将棋”に人生を捧げるのか 最長手数の詰将棋『ミクロコスモス』(1525手詰)作者に聞く『詰将棋と向き合ってきた40年間』」では収録しきれなかった内容を収録。やや専門的な語も出てくる将棋ファン向けの記事となります。 将棋界には偉大な記録が存在する。羽生善治九段のタイトル獲得99期、大山康晴十五世名人のタイトル戦連続登場50期、加藤一二三九段の最多対局数2505局、藤井聡太七段の29連勝――。これらは歴史に名を刻まれた天才たちの、色あせることのない記念碑だ。 一方、将棋を使った頭脳パズル「詰将棋」においても、破られていない金字塔といえる記録が存在する。詰将棋作家・橋本孝治さんによる「ミクロコスモス」の“史上最長手数”、1525手詰だ。 ミクロコスモス(1525手詰) 同作では、玉が“と金のベルトコンベヤー”に乗ったかのように、右へ左へと同じ場所を往復。約15
指し将棋の終盤のように、王手の連続で相手の玉を追い詰める知的パズル「詰将棋」。指し将棋の世界で戦うプロ棋士ほど目立つ存在ではないが、詰将棋創作に人生を捧げる人々がいる。 今回取材した橋本孝治さんは、最長手数記録を持つ「ミクロコスモス」を手掛けた詰将棋作家。約30年前(1986年)に22歳の若さで発表した1519手詰の作品で、この記録は1995年に自ら更新した(1525手詰に)以外には破られていない。プロの実戦で現れる詰みが長くて10数手程度ということを考えれば、この手数の途方もなさは一目瞭然だろう。 同氏にとって詰将棋は「すでに完全に生活の一部」であり、費やしてきた時間は「取りあえず数万時間」。形を変えながらも、今なお詰将棋の世界に関わり続けているという。その情熱、詰将棋と向き合い続けて見えてきた世界について話を伺った。 ライター:橋本長道 1984年生まれの小説家、元奨励会員、神戸大学経
「そのほうが語って聞かせるレースをことごとく観戦する暇が、いつそのほうにあったのか不思議なことよ。そのほうはこのコロナ渦、一歩もスマホの前から動いた様子さえないように朕には思えるのだが。 」 「私が見、またおこなうことはすべてこのスマホ画面と同じ静謐、同じ薄明、また同じネイチャのささやき*1渡るこの静寂が支配する精神の空間において意味を得るのでございます。恐らく、この世界で残されているものはジュエルと金を永遠に吸いこみつづける巨大な虚無と、ウマたちが戯れ遊ぶサークルのミニキャラ画面だけでございます。この二つの場所を距てているのはわれらの瞼でございますが、そのいずれが内にあり、いずれが外にあるかは、だれにもわかりません。」*2 「して、そのほうはこの一月でどれほどのウマを育てたのだ」 「200」 「200」 200のウマがあり、200の生があり、200の死があった。*3 あれのような名馬だけ
ソードシールド第3の伝説ポケモン・ムゲンダイナ。 英名は「Eternatus(永遠)」となっているのですが、 日本ではこれがピンと来なかったようで、 何で無限大が永遠と掛かっているのか?という声を散見しました。 ところが、剣盾の舞台となったイギリス在住の友人に Eternatusの和名が「Infinity(無限大)」である事を伝えると、 すぐにピンと来たそうなのです。 この友人曰く、UK出身の人なら十中八九、 無限=永遠とネーミングされた意味を理解するとの事。 はて、これはどういう事なのか? 言語学者である筆者が、ムゲンダイナに秘められた 剣盾のシナリオ構造について考察していきます。 The Infinite=神様 無限(Infinite)は、有限(finite、終わりの意)に 接頭辞「in」を付けて反対の意味にした、 始まりも終わりもない状態を指す言葉です。 これに定冠詞「the」を付け
盤上の碁石を「ぷよぷよ」のようにキャラクター化し、囲碁の基礎を分かりやすく見せるアイデアが秀逸です。白黒どっちが有利なのか、碁石の表情だけで分かる。 碁石同士が糸を引いたようにつなげて、連携の強さを可視化 投稿主の“とろろ”(@tororo2048)さんは、囲碁の有段者。日々、囲碁の定石を漫画で表現するなど分かりやすい解説に取り組んでおり、今回は碁石の連携を、糸のようなつながりで表しました。 碁石同士が近いほど間の糸は太く、隣接した場合は「ぷよ」のようにくっつけて表現。糸が太いほど相手は割り込みにくく、守りが堅い状態といえます、直感的で分かりやすい。 左上の白石はほぼ囲まれているのに、なぜ平気そうな顔なのか、後日とろろさんは解説イラストを投稿しています。「二眼の生き」ってやつだ ツイートは「囲碁の難しいイメージが一気に楽しそうになった」「取られそうな石が青ざめているの面白い」と好評。「こん
ドイツ・ヒップホップの歴史 ・目次 ・始めに ・世界第4の存在「ドイツ・ヒップホップ」 ・ドイツ・ヒップホップ略史 ・ドイツ・ヒップホップの歴史 ・1980年代 ・前半:ドイツ・ヒップホップ黎明期 ・GLS・ユナイテッド『ラッパーズ・ドイチュ』(1980) ・後半:英語ラップかドイツ語ラップか ・ロック・ダ・モスト『ユーズ・ザ・ポッシ』(1988) ・エレクトリック・ビート・クルー『ヒア・ウィ・カム』(1989 ・フレッシュ・ファミリー『アフメット・ギュンドゥズ』(1989) ・1990年代 ・前半:ドイツ・ヒップホップのメジャー化 ・反文化帝国主義とヒップホップのドイツ化 ・コンピレーション『クラウツ・ウィズ・アティチュード』(1991) ・英語路線の最末期 ・ジャーマン・ラップ・メタル:あり得たかもしれない成功? ・トルコ語ラップの黎明 ・キング・サイズ・テラー『ビア・ヤバンチニン・ハ
「このジャンルのファンは彼のヴィジュアルな豊かさを讃え、評論家は彼のテーマの密度を誉めるが、彼が同時に、たぶん何にもまして真の映画演出家であるということを強調することがあまりにしばしば忘れられているのだ。(…)登場人物たちが字義的意味でリアルではないとしても、彼らはやはりシーンの空間──デッサンによって創造されたものであろうと──のなかに住んでいるのであり、映画表現に特有の手段はやはり監督にとって原材料なのである。本書においてアニメがフレーミングの階梯の変化、カメラの移動、画面の奥行きの作用、モンタージュや音声の作業などを伴った〈ほんとうの映画〉のように扱われていると知っても驚かないでいただきたい。それはずっと前から当然のことなのだ。彼の数多くの才能のなかでも間違いなくもっとも配慮されてこなかったシネアスト宮崎という側面を理解するため、こうした演出がどのように内密に物語の組織化に関与し、か
人はなぜ“将棋”に人生を捧げるのか 最長手数の詰将棋「ミクロコスモス」(1525手詰)作者に聞く「詰将棋と向き合ってきた40年間」 指し将棋の終盤のように、王手の連続で相手の玉を追い詰める知的パズル「詰将棋」。指し将棋の世界で戦うプロ棋士ほど目立つ存在ではないが、詰将棋創作に人生を捧げる人々がいる。 【手順を見る】「ミクロコスモス」10~1000手目の盤面の動き 今回取材した橋本孝治さんは、最長手数記録を持つ「ミクロコスモス」を手掛けた詰将棋作家。約30年前(1986年)に22歳の若さで発表した1519手詰の作品で、この記録は1995年に自ら更新した(1525手詰に)以外には破られていない。プロの実戦で現れる詰みが長くて10数手程度ということを考えれば、この手数の途方もなさは一目瞭然だろう。 同氏にとって詰将棋は「すでに完全に生活の一部」であり、費やしてきた時間は「取りあえず数万時間」。形
極大の世界で「果てしない宇宙」というが、観測可能な宇宙には果てがある。それは、ここから1027m先になる。これより向こうは、観測できないため、あるとかないとか分からない。ゼロを並べるとこうだ。 1,000,000,000,000,000,000,000,000,000m いっぽう、極小の世界だと、人類の想像の限界のサイズになる。それは、10-35m)の「場」に満ちた世界になる。これより奥は、理論で説明できる範囲外となる。ゼロを並べるとこうだ。 100,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000 分の1m 「いま・ここ」から究極にまで遠ざかった場所から、限りなく近づいた世界まで、極大~極小を一冊にまとめたのが本書だ。ページを開くと、宇宙の果てから出発し、1/10ずつスケールダウンしながら、近づいてゆく。 極大から極小への旅 最初は、すごいスピードだ
ホットピックス Ben Wendel『High Heart』 アメリカのサックス奏者:ベン・ウェンデルの最新作。昨年から活動を始めた新しいグループでの録音で全てベン・ウェンデルのオリジナル曲。 ハイ・ハート アーティスト:ベン・ウェンデル 発売日: 2020/09/23 メディア: CD Burning Bright Less Keith Jarrett『Budapest Concert』 ピアニスト:キース・ジャレットの新作。キース・ジャレットは、2017年2月15日にニューヨークのカーネギーホールでのコンサートが行われて以降、健康上の理由で活動を休止していました。2018年に二度目の脳卒中により身体の一部が麻痺してしまい、演奏活動への復帰が難しいと「ニューヨークタイムズ」が報じています。 このアルバムは2016年7月にキース・ジャレットがヨーロッパ5都市を周ったピアノ・ソロ・コンサート
SRC Winter Symposium Socio-Cultural Dimensions of the Changes in the Slavic-Eurasian World ( English / Japanese ) ロシアの法文化 森下敏男(神戸大学) Copyright (c) 1996 by the Slavic Research Center( English / Japanese ) All rights reserved. 以下は、1997年1月30日に、北海道大学スラブ研究センターのシンポジウムで報告した原稿に加筆したものである。当日法律学以外の分野の多く の方々から貴重なご指摘を頂き、狭い研究領域に閉じこもりがちの筆者としては、学際的な刺激を与えられ、望外の幸せであった。討論者の労をとられた大江氏 とは従来から論争している関係にあり、当日の討論を中心に、ここでも若
本稿では、『ファイアーエムブレム 風花雪月』の「ゴネリルの紋章」とタロット大アルカナ「Ⅹ 運命の輪」のカード、キャラクター「ヒルダ=ヴァレンティン=ゴネリル」との対応について考察していきます。全紋章とタロット大アルカナの対応、および目次はこちら。 以下、めっちゃめっちゃネタバレを含みます。 ファイアーエムブレム 風花雪月 -Switch (『TCGファイアーエムブレム0』限定カード「士官学校の新任教師ベレト」 同梱) 作者: 出版社/メーカー: 任天堂 発売日: 2019/07/26 メディア: Video Game 『風花雪月』の紋章がタロット大アルカナ22枚のカードに対応している作中の根拠とざっくりしたタロットの説明、各アルカナへの目次はこちら↓です。 www.homeshika.work 紋章とタロット大アルカナの対応解説の書籍化企画、頒布開始しております。「タロットカード同梱版」と
●プチ東洋医学● ●分かりやすい● 今回も訪問して頂きありがとうございます。 今回はプチ東洋医学です。東洋医学の古典的な話ばっかりだと…疲れちゃいますよね。 もっと分かりやすい現代の東洋医学について、お話しましょう。 この東洋医学シリーズは「やって欲しい」って依頼がありまして、コツコツ古典的な東洋医学をご紹介していました。今回はプチシリーズを新たに作ってみました。 最初に東洋医学をシリーズ化して欲しいって 依頼して下さった方はこちらです↓↓ gantokurasu.hatenablog.com ●大宇宙と小宇宙 マクロコスモス(大宇宙)とミクロコスモス(小宇宙)と言います。耳にしたことありますよね?東洋医学は、人「天の気と地の気の交わりの中で生かされているもの」としています。 人と自然の調和を重んじる視点が東洋医学です。自然そのものは大宇宙です。人もまた、同じような宇宙(小宇宙)を持ってい
ポケモン剣盾に続く、細かすぎて伝わらない小ネタ集、 第2弾はゼノブレイドシリーズの考察です。 ゼノブレイド、ゼノブレイドクロス、ゼノブレイド2の3作品から、 厳選した15個の小ネタをお届けしていきます。 それでは、行ってみましょう。 ジオコスモス~エーテルで満たされた大地世界 エーテルとは、かつてアリストテレスの自然科学が キリスト教義および宇宙観の中心定義であった中世の時代に、 ルネ・デカルトが物体が運動する力の源として考えた媒質の事です。 ゼノブレイドの巨神界では、デカルト力学を踏襲した天才数学者、 ゴットフリート・ライプニッツの学説を盛り込み、 ニュートン力学とは異なる世界を現出させています。 ゼノブレイドのストーリー序盤で挿入される「巨神還し」のイベントは、 巨神界がデカルト力学から出来ている事を説明しており、 ライプニッツが『プロトガイア』に記したジオコスモス論をモデルに、 マク
●振り返れば● ●19● 今回も訪問して下さりありがとうございます。 今回は懐かしい話を書いてみようと思います。 ●時計を届けた日 前回ご紹介した時計です。 仕事して、初めて貰った給料でプレゼントした 思い出の時計(その後…) このプレゼントを渡す前に....。 会話が続かなくなるだろうなぁと思って、映画を観たんです。 その時は映画館に良く通っていたので、映画選びに時間を費やしてました。 そして映画が決定しました。 ●この映画です! 「ミクロコスモス」 え?なんでって今は思います。でも、その時はBESTな選択だと思ってました。 なんと、昆虫の映画なんです。 初めから終わりまで「昆虫」 ●知らなかったんです! まさか、昆虫が嫌いなんて…。 彼女(現在の奥さん)虫が嫌いだったんです。 リサーチ不足も甚だしい[反省] 参りましたぁー。やっちゃいましたー。 23歳の僕は自分勝手だったんですね。 「
はじめにこの記事はこれから占星術師をレイドで使用してみようと思っている人に向けた入門書的な内容になっています。詰めやTA等で占星術師を突き詰めていこうとしている人にはそぐわない内容も含まれています。 現在ピュアヒーラー枠にカウントされるジョブは2枠ありますが、占星術師が選ばれない理由のひとつが操作難易度だと思います。 実際に白魔と比較すると確かに難易度は高いと思いますが、ジョブスペックはかなり高いです。占星術師の操作を少しでも思考の部分で簡略化したり、ヒールを考える上で自分がどういう判断をしているか、攻略で占星術師を出せるようにするにはどういう練習すればいいかを記していこうと思います。 全てを最初からこなそうとするととても大変だと思うので、一つずつ丁寧に課題をクリアしていくことが大切です。 0.記事の読み方について最終的に『占星術師を攻略に出せるように』するのが、目標です。 1-4のセクシ
大学生が自作したエヴァンゲリオン風の卒論提出カウントダウンがいろいろな意味で強力です。逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ……。 エヴァンゲリオンに登場する、活動限界を示すカウントダウン風なデザインで、大学の卒業論文と修士論文の提出期限がカウントダウンされています。刻々と期限が迫っているのが嫌でも分かる秒以下の表示や、点滅する赤い「DANGER」の文字などが、目をそらしたくなる現実を突きつけます。やる気がでるようで、気が急くだけのような気もする……! 時間が迫ってる感すごい 作ったのは名古屋大学大学院生のかっさ(@__KasSA)さん。このカウントダウン表示は研究室に設置したそうで、自身も思わず「心に悪そう」とツイート。ちなみに昨年も設置されていたようで、もしかしたら効果があるのかもしれません。 Twitterでは「胃に悪い」「つらい」という声もありつつ、期限のある卒論や仕事と戦
科学研究費計画「中世・近世のイスラム圏と西欧における魔術知の交流史」基盤B・22H00610(略称・魔術研)の公式学術イヴェントとして、漫画家のトマトスープさんによる公開オンライン講座「天幕のジャードゥーガル」を2023年7月29日(土)22時から23時半にお送りします。参加は無料ですが、オンライン講座は Zoom で開催しますので、質疑・ディスカッションに参加したい方は、申し込みフォームから事前に申し込みください。こちらは同時の生配信だけとなります(チャット欄からの質問には応えられませんので、あしからず)。 0:00:00 ごあいさつ 0:05:18 『ダンピア』から『ジャードゥーガル』へ 0:07:15 構想のもと 0:10:50 モンゴルへの関心 0:13:50 シタラのキャラづくり 0:16:40 女性のエンパワーメントを意識? 0:18:20 受賞の感想 0:1
ミクロコスモスというのは、1525手詰めとして知られている有名な長編詰将棋である。これが、やねうら王の新しい詰将棋ルーチンで解けるかどうかで言えば解ける。原理的には、メモリと時間が無限にあればどんな問題も解けるのが、この新しい詰将棋ルーチンであるから。 ところが、メモリと時間がどれだけ必要かと言うと試したことがないので私は知らない。 まず、時間がどれだけかかるかだが、やねうら王の詰将棋ルーチンでは合流を処理しない。合流を処理しない理由は、昨日の記事で詳しく書いたが、実戦詰将棋を検討する上で千日手絡みの問題が発生して、それがとても難しいからである。よほどの長編でない限りはそうそう合流しないので指し将棋の探索のleaf node(末端局面)で用いるには、合流を処理しても(それに伴う計算時間に見合わないので)しないほうが良いという意味もある。 しかし、ミクロコスモスでは、おそらく合流しまくってい
ルネサンス―― 百科全書的哲人による自然魔術の書 『太陽の都』で知られる、異端の修道士カンパネッラ 足かけ28年の獄中生活に物した主著の一冊、遂に完訳! 神を戴き、天上界のマクロコスモスは地上界たるミクロコスモスを照応する。「力」「愛」「知」を基本原理(プリマリタ)に、その視線は広く森羅万象へ――あらゆるものは「感覚」する。感覚なければ世界は混沌(カオス)と化する。神のもとに魔術は存在し、かたや似非魔術も存在し、カンパネッラはそれを暴く。魔術から科学へ、その移行期のルネサンス末期にあった「自然魔術」の大いなる隠微(オカルト)哲学体系。ヘルメス思想も色濃き、反アリストテレスの書。 「隠微(オカルト)哲学の驚くべき部分では、世界が生ける神と善智の像(かたち)で成っていて、森羅万象あらゆる部分やその粒子にも感覚が在る。その感覚は留意すべきほどに明暗が歴然とし、万事につけ一致点が見出せる。万物の理
ゲーム雑誌「ファミ通」とのコラボで、ムー民にこそ遊んでいただきたいゲームをお届けする“ムー通”。今回取り上げる作品は、かの『メガテン』シリーズ屈指の名作のリマスター作品『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER』。その世界を知る、副読の拡大版です。 文=藤川Q #ムー通 真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER 体外受精などの例を除けば、我々の多くはかつて子宮内を何億というライバルと力泳し、唯一卵子へと到達した精子であった。すれ違う多種多様な人々は、みな壮絶な生存競争を突破して現世に誕生したものたちのはずだ。 今回ご紹介する『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER』は、あたかもこの生命誕生というミクロコスモスの記憶を、ゲームプレイを通じた世界の創世というマクロコスモスへのダイナミズムへと接続する稀有な作品。2000年に発売された本作がリマス
昨日は晴れたので、子どもを連れて公園へ。 毎年公園のベンチにびっちり生える謎の物体↓ ナウシカっぽい。 すんごい綺麗で「これは苔なのかな?」とインスタにUPしたところ、フォロワーさんに「コアカミゴケ」という地衣類だと教えていただきました。 で、わたしは苔は地衣類だと思ってましたが、実は菌類でした。苔は植物だそうで。 40過ぎて軽く感動しました…。 ナウシカっぽく思えたのはやっぱり菌類だからかな。 こんな感じでベンチにびっしり生えている↓ もう時期が終わったのかと思ってたけど、へびいちごも発見↓ それにしても菌類、面白い。 見ていて綺麗でゾクゾクしてしまう。 この間、きのこの図鑑を買ったばかりですが、地衣類の図鑑も欲しくなりました。 この本がいいかな? 地衣類のふしぎ コケでないコケとはどういうこと?道ばたで見かけるあの“植物”の正体とは? (サイエンス・アイ新書) 作者:柏谷 博之 発売日
おはようございます。schunです。 今日は、少し難しいのかな?(;^_^A。 クラシック音楽で好きな作曲家について書いてみますね。 難しいようでしたら、スルーで構いません。o(_ _ )o。 今までのお絵描き(笑) 今日はお絵描きの話題ではないのですが・・・。(;^_^A。 今まで、クラシック系では、 モーツァルトさんと、 ベートーヴェンさんを 書いてきました。 次はショパンかな?とも思ったのですが、 こういった話題ですと、 実はショパンじゃなくって。(;^_^A。 バルトークなのです。 ご存じないですよね。(;^_^A。 普通、こうはならない。 大体の皆さんは、ショパンかリストかなって思うのですが・・・。 もちろんベートーヴェン、モーツァルト なんかも選択肢ですよね。 なのに、僕はなぜかバルトーク。(;^_^A。 バルトークさんはどんな人? バルトークさん、ハンガリーの作曲家さんです。
ポルトガルの国民的詩人フェルナンド・ペソア。自分とは人格の異なる人物を何人も創造し、書き分けたその多面的な作品は、タブッキ、ボルヘス、ヴェンダースなど多くの芸術家を魅了し、詩群誕生一世紀に及ぶ今日ますます輝きを増している。 長年ペソア作品を日本で紹介してきた澤田直氏がこのほど『フェルナンド・ペソア伝 異名者たちの迷路』を上梓したことを機に、自身もペソアに深く魅せられてきた文筆家でゲーム作家の山本貴光氏が、その創造世界について著者の澤田氏と語り合った。 構成/長瀬海 撮影/中野義樹 山本 ペソアが書いたものとはじめて出会って以来、ずっと大好きで繰り返し読んできました。澤田さんが「すばる」でペソア伝の連載を始めたときは本当に嬉しくて、毎号真っ先に読んでいました。今回、本のかたちになって欣喜雀躍しています。とはいえ、私はペソア研究者でもなければ、文学の研究者でさえありません。今日は一人の愛読者と
突然ですが、私はオタクであります。 しかし、普通のオタクではありません。 学者という立場を利用して好き放題やってるオタクです。 数年前、ドラクエ10をやってる時に「常世」というワードに出くわした時は、本居宣長ゆかりの地を訪れる名目で伊勢志摩サミットにかこつけて皇學館大学にお邪魔し、常世の概念を気の済むまで理解した後、語学に活かす事なくドラクエのストーリー考察に活かす暴挙に出た、マッドリングイスト(言語学者・狂)であります。 こうした傾向は、私が学生の頃から続いております。 今から10年前、私はポケットモンスターシリーズの新作、ブラック・ホワイト(2010年)を遊んでおりました。 そこで私が出会ったのは、 数学の魔術師こと、N(エヌ)。 ポケモンシリーズの中でも屈指の難解キャラでした。 Nはポケモンをトモダチと呼んでモンスターボールからの解放を訴えつつ、モンスターボールでゲットしたポケモンを
書物復権によせて 伊達聖伸(だて・きよのぶ) 1975 年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は宗教学、フランス語圏地域研究。『ライシテ、道徳、宗教学』(勁草書房)、『ライシテから読む現代フランス』(岩波新書)など多数。 コロナ禍で変化を余儀なくされた研究生活が続き、出張ができない代わりに本を買いまくっている。家のスペースを気にしつつ、『中江兆民全集』に『ゾラ・セレクション』、ジャン・ジョレス『仏蘭西革命史』から『フェルナン・デュモン著作集』(仏語)まで、これを機に入手した。いずれもリーズナブルな価格の古本で、ネットで注文して研究費で購入できるというのは便利で恵まれたことではある。 昔はそうではなかった。気になる本は必ず買っておけと言われても、そのための費用がなかった。留学奨学金の額面設定はよくできていて、家賃と食費はカバーできても、書籍購入までは回らない。図書館で読めというの
「第一戦で活躍する12人の知性による、圧倒的熱量の論集!」の中に女性執筆者が一人も入っていないので、書名であることを超えて『コロナ後の世界』(筑摩書房編集部編)には、女性は存在しなくなると、作った編集部は考えている(と、いう程のことではなく、まるっきりの無意識)のかもしれないこの本は昨年の9月に上梓されたのだが、もちろん、収められた文章が書かれた時期と現在では、様々な状況が変わっているので、簡単に何かを言うことはできないのだが、こういう本があることを思い出したのは、コロナ・ワクチンの大規模接種が自衛隊の力を借りて行われた5月24日、菅首相が記者たちに向かって、奇妙な薄笑い――笑うのをケチっているような――を浮かべて「なんとなく、、、、、ホッとしている」と発言したからである。 それがどう12人の知性(第一線で活躍する)と結びついたのかは後ほど説明することになると思うが、ここではとりあえず、女
長手数の詰将棋の探索に用いられるdf-pnアルゴリズムについて、その概要と実用上の課題を解説する。 概要 #詰め将棋において、各局面の平均着手可能数は5.8手程度と言われている1。単純にこれを全探索することを考えると、\(n\) 手詰を解くためには \(5.8^n\) 局面を調べることになる。例えば、現時点で最長の詰将棋であるミクロコスモス(1525手詰)を解くためにはざっくり \(10^{1164}\) 局面を調べることになってしまう。このように、愚直な全探索では長手数の詰将棋を現実的な時間内で解くことはできないことが分かる。 しかし、ある局面が詰むことを示すだけならここまで膨大な探索は必要ない。例えば以下の局面を考える。 この局面の合法手は63金打、53金打など全部で9通りあるが、この局面が詰みであることを示すためには次の手順だけ探索できていればよい。 この探索結果より、玉方がどのよう
2023年03月02日12:00 淡々と画像を貼るスレ 世界記録・ギネス記録編 Tweet 1: 名無しさん@おーぷん 2015/07/26(日)21:29:26 ID:7FA 転載元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1437913766/ 淡々と画像を貼るスレ UMA編・後編 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4897697.html 淡々と画像を貼るスレ UMA編・前編 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4895965.html 淡々と画像を貼るスレ 秘密結社・犯罪組織編 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4888006.html 淡々と画像を貼るスレ 兵士・軍人編 h
やねうら王ベースのオープンソースの詰将棋エンジンで、df-pnアルゴリズムにより長手数の詰将棋でも短時間で詰みを見つけられる。手元の環境だと、現在最長手数の詰将棋であるミクロコスモス(1525手詰)の詰みを10分程度で読み切ることができる。 ソフトの概要 #df-pnアルゴリズムをベースにして、n手詰めルーチンや証明駒/反証駒による探索ノード数の削減を行うことで、現実的な時間内で長手数の詰将棋を解くことができる。指し手生成などの基本的なデータ構造はやねうら王のコードをほぼそのまま使用している。 新たに書いたコード量は1500行弱と短いが、詰将棋探索の基本的な探索手法がすべて凝縮されている。今後、自力で詰将棋エンジンを作ろうとしている人の参考になれば嬉しい1。 細かい技術解説は最近の詰将棋技術の解説記事を参照。
●『ヒトラーのテーブル・トーク』(三交社)という本があるが、この本は1941年から1944年にかけて、ヒトラーが側近に語りかけた会話を速記録してまとめ上げたものである。 当時、ヒトラーから最も信頼されていた秘書のマルチン・ボルマンが速記録を訂正、また本人から承認を取り、かつ個人保管していた資料なので、俗に『ボルマン覚書』とも呼ばれている。 (左)ヒトラーに忠実な側近中の 側近だったマルチン・ボルマン大将 (右)『ヒトラーのテーブル・トーク』 ボルマンはドイツ敗戦直前まで、総統秘書長、 副総統、ナチ党官房長として絶大な権力をふるった。 ヒトラーの卓上談義を記録した『テーブル・トーク』は、 「公式記録」として残されたものであり、俗に 『ボルマン覚書』とも呼ばれている。 ●この本の「解説序論」で、イギリスの高名な歴史家ヒュー・トレヴァー=ローパーは次のように書いている。 オックスフォード大学の歴
まるで窓がないような世界を、演劇作品や小説で描いた大家、サミュエル・ベケット。哲学者ライプニッツの影響を受けたその世界観の研究者・森尚也さんによれば、ベケットは「独我論」を象徴する「閉ざされた窓」から、やがて「共生」にかろうじて通じるような「小さな窓」について書いていったといいます。ベケットのヴィジョンは、今の私たちに問いかけるようです。 「そこで私は家へはいって、書いた、真夜中だ。雨が窓ガラスを打っている。真夜中ではなかった。雨は降っていなかった。」(ベケット『モロイ』安堂信也訳) 20世紀演劇の古典となった『ゴドーを待ちながら』(パリ初演:1953)を書いたサミュエル・ベケット(1906-89)の小説の代表作『モロイ』(1951)結びの一節である。「窓」を喚起しつつ、すぐさま掻き消される「窓」。ぼくにとってはこれが、最初の一撃を受けたベケットの不思議な「窓」だった。 1988年の秋、英
本書は、平安時代末の流行歌今様を出発点に、中世の人々と虫の関わりを追いかけ、小さな虫の世界から覗いた中世の風景のささやかであっても豊かな世界を切り取る。私たち現代人の持つ虫への思いは、過去とどのようにつながっているのか、さまざまな文学・芸能・信仰などに現れる虫の姿に導かれながらたどる新しい日本中世史。 [ここがポイント] ◎ 今様に登場する虫たちの世界を通じて、日本中世史を語る。 ◎ 文学・芸能・信仰などのなかで、虫をどのように捉えたのか。虫から覗く新しい日本中世史。 序 虫に対する嫌悪と愛着 第一章 中世芸能に舞う虫──蟷螂・蝸牛 1 蟷螂の故事と芸能 2 蟷螂のおかしみとあわれさ 3 舞え舞え蝸牛 4 寂蓮と蝸牛の今様 第二章 中世の信仰と刺す虫──蜂・虱・百足・蚊 1 藤原宗輔の蜂飼と堀河天皇の虫撰び 2 蜂の智恵と聖性 3 虱の遊びと発心 4 俵藤太の百足退治 5 毘沙門天と百足
歴史研究者による SNS 発言が、各方面で議論を呼んでいます。これを契機として、ミソジニーによるハラスメント、そしてヘイトの問題との近似性に光をあてるべく、隠岐さや香さん(名古屋大学)、玉田敦子さん(中部大学)、松本直美さん(ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ)を特別ゲストに迎えてパネル・ディスカッションを生配信しました(2021.03.27)。 続編を希望の方は、ぜひともお声をコメント欄かツイートでおよせください! 【今回のパネラー】 ・隠岐さや香さん https://twitter.com/okisayaka ・玉田敦子さん https://twitter.com/atsukotamada ・松本直美さん https://twitter.com/FintaPazza ・待望の【続編】は、こちらです https://youtu.be/bL3L8R6Ym4Q BH の活動につい
楽しむ 『チ。-地球の運動について-』魚豊さんインタビュー|ぼくらの地球は美しい2020年『週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)』での連載開始以来、並外れたスケールと哲学的な内容から人気を博し、「第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞」にも選ばれた漫画『チ。-地球の運動について-』。15世紀のヨーロッパを舞台に、異端思想とされる「地動説」の証明に身命を賭して挑む人々の姿を描いた群像劇です。 今回YAMAP MAGAZINEでは、その作者である魚豊(うおと)さんにインタビューを実施。壮大な作品に込められた想いと、同氏の地球観についてお伺いしました。 目次世界の美しさに気づかせてくれた、三島作品との出会い壮大かつ難解なテーマに挑んだ背景とそこにある真意とは?人類が自然と調和して生きるためには?学ぶ意義は、世界が豊かで美しい事実に気付くこと 世界の美しさに気づかせてくれた、三島作品との出会い ―『チ
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