ギャングの暴力から逃れ、学校に避難する子どもたち。ハイチ・ポルトープランスで(2022年7月30日撮影、資料写真)。(c)Richard Pierrin / AFP 【5月12日 AFP】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は11日、ギャングによる暴力がまん延するハイチで、重度の急性栄養失調に陥る子どもの数が昨年の8万6000人から30%増の11万5000人となったと明らかにした。子ども10万人以上の命が危険にさらされていると警告している。 ユニセフは声明で、「ハイチでは武装勢力による暴力で、重度の急性栄養失調(SAM)に苦しむ子どもの数が急増している」と指摘した。 ハイチでは2021年7月、武装集団によってジョブネル・モイーズ(Jovenel Moise)大統領が暗殺されて以降、政治的・経済的な危機に見舞われている。首都ポルトープランスの大部分は、ギャングの支配下にある。 ユニセフ・ハ