5大出版グループの一角、マクミラン社は10月17日、E-Bookの既刊本1万1,000点以上をすべて図書館への貸出に提供すると発表した。これまではミノトール・プレスのタイトルを試験的に供してきただけだったが、新刊と最近刊 (front list) を除くすべてが貸出されることになる。大手出版社のE-Book貸出方針は開放に向かっているが、なお無意味な制限を付けているものが少なくない。 既刊本は、図書館への配信を行っているOverDrive、3M、Baker & Taylor、Recorded Booksの各社を通じて行われる。金銭的な条件についての変更はなく、価格25ドルで、2年間もしくは貸出回数で52回のいずれか早いほうと設定されている。安くはないが、とりあえず配信会社は歓迎している。これまで2年間、提供を停止してきたペンギンは9月26日、フロントリストを18.99ドル、バックリストを$