並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

761 - 800 件 / 8477件

新着順 人気順

ルソーの検索結果761 - 800 件 / 8477件

  • 2009年05月24日放送「文化系トークラジオ Life『現代の現代思想』」抜き書きノート - そのきらめきはスターライト

    politics, web | 08:46 | 「朝生」での議論と関連する話題として、ラジオ番組「文化系トークラジオ Life」の今年5月の放送での東浩紀の発言があるので、上の議論とも関連しそうな部分を抜き書きする。仲正昌樹が「アーレントを読む」みたいな新書*1を出して、その序文のところでもいっているけれど、政治というのは、元々私的利害を超えたところにある。だから economy と police、 oikos と polis が分かれる。 で、そのときに日本で「政治」といわれてきたものは私的利害のぶつかり合いでしかない。こんなのは政治の名にも値しないし、思想の名にも値しない。政治というのは本当はそうじゃない、自分の立場をカッコ入れするのが政治や思想の力。 ところがこの国にはそれがない。宮台・仲正より絶望が深くて、どうせ人間はそこにはいけないと思っている、人間は私的利害のことしかいわない。

    • 『フランス文学と愛』野崎歓(講談社現代新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

      →紀伊國屋ウェブストアで購入 「フランス苦手症のあなたに」 以前から持っていた印象――というか「常識」――をあらためて確認した。やっぱりフランス文学はきらびやかだ。フランス文学を語ることばは華やかで、フランス文学を語る人は颯爽と美しい。英文学の本では『英文学と愛』とか『ラブの英文学』といったタイトルは考えられない。筆者が教わった英文科の先生は「研究者たるもの地味でなければならぬ」「人生いかに地味に生きるかが勝負だ」と、口にこそ出さなかったかもしれないが背中でそう教えてくださった。隣の芝生は青く見えるというが、英仏海峡の向こうのフランス文学の世界はいつもまぶしい。名前だって「チャールズ」より「シャルル」の方が艶があるではないか。 ……と、こんなことを言っていると、英文学界隈には多い「アンチ・フランス」派や「フレンチ・アレルギー」派の人が口を挟んでくるかもしれない。フランス的とはいかがわしさの

        『フランス文学と愛』野崎歓(講談社現代新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
      • フランス自由主義の両義的位置――三浦信孝編『自由論の討議空間』 - on the ground

        三浦信孝編『自由論の討議空間――フランス・リベラリズムの系譜』勁草書房、2010年 「フランス自由主義」なる言葉遣いは,聞く人を怪訝にさせるかもしれない.まるでそれは語義矛盾であるかのように,「フランス」と「自由主義」が寄り添って私たちの会話の中に座るのは稀な出来事である.「ドイツ」「ロシア」「日本」といった語との距離はそれ自体として測られる必要があるとしても,「自由主義」はいつも「イギリス」と,あるいはやや違った相貌を備えた“Liberalism”として,「アメリカ」の語と同席してきた.対して,「フランス」の語には「自由主義/Liberalism」よりも,「民主主義」や「共和主義」が結び付けられることが常であった. 「フランス・リベラリズムの系譜」を副題に持つ本書は,このように祝福されてこなかった交際について,その馴れ初めと道程を,個々の思想家に即して語ろうとする営みの収穫である(200

          フランス自由主義の両義的位置――三浦信孝編『自由論の討議空間』 - on the ground
        • 自然 - Wikipedia

          自然(しぜん、希: φύσις 羅: natura 英: nature)について解説する。 自然の観方の歴史[編集] 自然の観方、位置づけのしかた、意味の見出し方などのことを自然観と言う。 例えば「自然は人間文化と対峙するという見方」「自然のなかに文化的模範を見つけるべきとする見方」「自然と人造物が一体となるのが文化的景観とする見方」等々が自然観である[要出典]。 古代ギリシア:ピュシスとノモス[編集] 古代ギリシアでは「φύσις ピュシス(自然)」は世界の根源とされ、絶対的な存在として把握された。 対立概念にノモス(法や社会制度)があり、ノモスはピュシスのような絶対的な存在ではなく、相対的な存在であり、人為的なものであるがゆえ、変更可能であると考えられた。フェリクス・ハイニマン(ドイツ語版)は、古代ギリシア人の思考方法の特徴のひとつにこのような対立的な思考(アンチテーゼ)がある、とし、

            自然 - Wikipedia
          • 子育ての格言集 - 子育ての達人

            子育ての格言や子どもに伝えたい格言などを随時更新しています。 苦手な人ややっかいな問題は、あなたの中に愛という作品を創るためのかけがえのない材料です。大切にしましょう。 – 葉祥明(絵本作家 / 1946~) – <メモ>苦手な人、厄介な問題に出くわすと、誰でも逃げ出したくなるものです。しかし、苦手な人、厄介な問題が存在するから、自分の殻を打ち破り、大きな自分・新しい自分 に成長できるのです。 人間“もう駄目だ”と思ったところで終わるのでは進歩がない。もう駄目だ。しかし、本当に身になる練習はここから始まる。 – 君原健二(元マラソン選手、メキシコシティオリンピック銀メダリスト / 1941~) – 神は乗り越えられる試練しか与えない。 – ドラマ「JIN -仁-」友永未来 – プロでミスしたシュート9000本、負けたゲーム約300、ウィニングショットをはずしたこと26回。いままでミスしてき

              子育ての格言集 - 子育ての達人
            • <ロングインタビュー> 井手英策・慶応大教授:参院選2016 10代からの社会保障:東京新聞(TOKYO Web)

              僕は5年前に倒れて脳内出血になりまして、それから階段の上り下りがうまくできなくなりました。だから障害者の問題は身近です。障害があるかないかって運ですよね。あるいは、貧しい家に生まれるかどうかも100%運です。障害があったり、貧困であったりすることは、人生を左右します。でもおかしいと思いませんか。運が悪かっただけで人生が決まるような社会って。理不尽です。だからこそ、僕たちは闘わなくちゃいけない。 どう闘えばいいのか。多くのリベラルや左派の人たちは「困っている人、貧しい人を助けよう」と言います。それは当然だけども、助けようと言うと同時に「私たちだって苦しいのになんで人のために税金を払わないといけないの」とそっぽを向く人たちがいます。日本社会で多数派を占める年収300~800万円の中間層です。彼らがそっぽを向けば、税金を払うのを嫌がり、増税に抵抗します。重要なのは、彼らにそっぽを向かせないこと。

                <ロングインタビュー> 井手英策・慶応大教授:参院選2016 10代からの社会保障:東京新聞(TOKYO Web)
              • 自立は万人に必要? 昔ながらの「腐れ縁」や「しがらみ」も大事では? | サイボウズ式

                マネジメント 新しいチームのあり方を探求 就活 就活生必見!サイボウズの疑問 ティール組織 会社の「あたりまえ」が変わる 多様性 100人100通りの個性 ワークスタイル 働き方、生き方、もっと自由に 青野慶久 サイボウズ社長の想いと覚悟 キャリア 人生の「積み上げ方」を見直す 複業 複数の「本業」をもつ働き方 人事制度 多様な働き方を支える仕組み マンガ サクッと手軽に読める! サイボウズ式編集部より:著名ブロガーによるチームワークや働き方に関するコラム「ブロガーズ・コラム」。今回は熊代亨さんの「自立」に関するコラムです。 前回のコラムで、「自立の正体は上手な依存」と書いたら、家内に「でも、あなたの依存はあまり上等じゃない」と言われた精神科医の熊代亨です。 だからというわけではありませんが、今回は、「そもそも、自立ってそんなに素晴らしくて、みんなが目指すべきもの?」について考えてみます。

                  自立は万人に必要? 昔ながらの「腐れ縁」や「しがらみ」も大事では? | サイボウズ式
                • 再び代表について - 研究生活の覚書

                  代表するとはいかなることであるのか。以前、このブログでは、国会議員についての二つの代表観を検討したことがある。国会議員は、「地域代表」であるかのか、それとも「国民代表」であるのか。議員の選出が各地選挙区で行われる以上、その議員は、あくまで選出地域の代弁者であるというのが「地域代表」という考え方である。それに対して、選挙区が分割されているのは利便性と多様な国民の意見を吸収するための手段なのであり、国会議員として選出されたからには、議員は全体の利益を自らの裁量と責任によって独自に判断し、国民全体の奉仕者となるべきとするのが「国民代表」という考え方である。おおよそ大学で学ばれる法学(スコラ法学)は、後者の立場、すなわち「国民代表」を通説としている・・・ような印象がある。 民主制とは、議決が自分の見解と違ったものであっても、多数意見に従うこと、その「本当は不同意」の多数意見がもたらす帰結を自己の責

                    再び代表について - 研究生活の覚書
                  • 萌える☆哲学入門 「世界の賢者54人をコンプリート!」 : アキバBlog

                    昭和36年創業の大和書房から、「萌える☆哲学入門 ~古代ギリシア哲学から現代思想まで~」【AA】がアキバでは20日?に発売になり、とら1号店・K-Books秋葉原店で見かけた。書籍情報では『哲学は「世界を認識する」ための最強のツールだ』などを謳い、古代ギリシア哲学から現代思想までの哲学者54人のイラストとその思想を紹介した本。 昭和36年創業で『創業以来、自己啓発書から女性書、教養書、ビジネス書、生活実用書、学参、歴史書、事典まで』という大和書房から、「萌える☆哲学入門~古代ギリシア哲学から現代思想まで~」【AA】がアキバでは20日?に発売になり、とら1号店・K-Books秋葉原店で見かけた。 書籍情報では、『古代から現代まで総勢54人の代表的哲学者をイラストと図解でわかりやすく解説。哲学は「世界を認識する」ための最強のツールだ』を謳い、オビには『哲学は強く、賢く生きる最強のツールだ!』・

                    • 瀧本哲史「人生に正解求める人ほど危険な理由」

                      この講義のテーマは、「次世代の君たちはどう生きるか」ということで、僕が思っていることをどんどん言っていきます。 はい、つぎです。 みなさん、『アメリカン・マインドの終焉』という本、ご存じですか? この場には10代と20代しかいないので、知ってるはずがないんですよ。知ってるとしたら、その人はかなり変わった人だと思うんですね。 なぜかというとその本は、みなさんがまだ生まれてないか幼児だった1990年頃に流行った本だからです。 イェール大学とかシカゴ大学で哲学を研究していたアラン・ブルームという哲学者が書いてるんですが、どんな本かというと「最近のアメリカの大学は腐ってる! けしからん!」ということが、450ページにわたって、延々とと書いてある本です(笑)。 文学とか哲学、芸術といった昔からの伝統ある学問を隅に追いやって、世の中に迎合して新しい分野の学部ばかり設置して、あげくの果てにわけのわからな

                        瀧本哲史「人生に正解求める人ほど危険な理由」
                      • 読書案内 大阪大学文学部フランス文学研究室

                        大阪大学フランス文学研究室 Section de Littérature française de L'Université d'Osaka 読書案内 ◆目次 今後は新サイト上で読書案内を更新していきます!→こちら 高校生・大学1年生のためのフランス文学案内 ◆入門編 ◆中級編 ◆上級編 趣味の読書案内 ◆フランス文学関係 ◆その他の国の文学作品 ◆番外編 ◆高校生・大学1年生のためのフランス文学案内 このリストは16~20世紀に書かれたフランス文学作品の内、日本でも有名なものを、長さだけをひとまずの基準として並べたものです。入門・中級・上級はまったくの目安に過ぎません。ついでに言えば、高校生・大学生以外の全ての方も、ご参考にしてください。 どれも面白さ保証つきの傑作ばかり。さあ、あなたは何冊読んだことがある? なお、翻訳はもっとも入手しやすい版を挙げてありますが(それすら品切れがあるのは

                        • 9月2日は おおきにの日、牛乳の日、くつの日、宝くじの日、天心忌、毎月2日はLife2.0の日、麩の日等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                          2018年9月2日は何の日? 9月2日は おおきにの日、牛乳の日、くつの日、宝くじの日、天心忌、毎月2日はLife2.0の日、麩の日等の日です。 ● おおきに(お~きに)の日 大阪府大阪市でコーヒーストアの経営などを手がける「おおきにコーヒー株式会社」が制定。関西弁で「ありがとう」の意味を持つ「おおきに!」で、世界の人がお互いに笑顔でいられるようにと「おおきに!」を発信するのが目的。2013年から「おおきにプロジェクト」をスタートし、参加企業と「おおきに感謝祭」などのイベントを開催。日付は「おおきに」を0092と見立て、「お(0)お(0)き(9)に(2)」と読む語呂合わせから。 ※おまけの付録 「おきばりやす。」といわれたら「おおきに(お~きに)」と答えるのが通常の会話のようです。 ●那須塩原市牛乳の日 栃木県那須塩原市の那須塩原市畜産振興会が制定。那須塩原市が本州一の生乳生産額を誇り、全

                            9月2日は おおきにの日、牛乳の日、くつの日、宝くじの日、天心忌、毎月2日はLife2.0の日、麩の日等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                          • Close to the Wall

                            新着順 2022.09.30図書新聞10月8日号にて住谷春也『ルーマニア、ルーマニア』の書評が掲載 図書新聞10月8日号にて住谷春也『ルーマニア、ルーマニア』の書評が掲載 - Close To The Wall 2022.09.28単著『後藤明生の夢 朝鮮引揚者の〈方法〉』刊行 2022年9月末 幻戯書房より『後藤明生の夢 朝鮮引揚者の方法』が刊行されます - Close To The Wall 2022.06.10『代わりに読む人0』に「見ることの政治性――なぜ後藤明生は政治的に見えないのか?」等を寄稿 『代わりに読む人0 創刊準備号』に後藤明生小論を寄稿しました - Close To The Wall 2022.04.30「図書新聞」2022年5月7日号にて木名瀬高嗣編『鳩沢佐美夫の仕事』第一巻の書評が掲載 図書新聞2022年5月7日号にて木名瀬高嗣編『鳩沢佐美夫の仕事』第一巻の書評が

                              Close to the Wall
                            • アンリ・ルソー - Wikipedia

                              アンリ・ルソーのサイン 《眠るジプシー女》1897年、ニューヨーク近代美術館蔵 《戦争》1894年、オルセー美術館蔵 アンリ・ジュリアン・フェリックス・ルソー(Henri Julien Félix Rousseau、1844年5月21日 - 1910年9月2日)は、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの素朴派の画家。下手な画家と評されることが多いが、色彩感覚や繊細な表現に優れていた。 20数年間、パリ市の税関の職員を務め、仕事の余暇に絵を描いていた「日曜画家」であったことから「ドゥアニエ(税関吏)・ルソー」の通称で知られる[1]。ただし、ルソーの代表作の大部分はルソーが税関を退職した後の50歳代に描かれている。 生涯[編集] 《自画像》1903年、ピカソ美術館蔵 ルソーは1844年、マイエンヌ県ラヴァルに生まれた。高校中退後、一時法律事務所に勤務する。1863年から1868年

                                アンリ・ルソー - Wikipedia
                              • kom’s log - ルソーの一般意思と場

                                GFP(緑色蛍光タンパク質)の発見者といえば、下村脩さんである。遺伝子導入によって特定タンパク質をGFPでラベルし、生きた細胞で発現、タンパク質の挙動を計測する技術は1990年代後半移行の生物学を決定的に変えてしまった。このことでどれだけあたらしいことがわかったか、というのは別の話だが*1、直感的把握される顕微鏡下の細胞の姿をラジカルに変革した点は評価しすぎてもしすぎることはないといってよいだろう*2。そのそもそもの発光タンパク質を1962年に発見したのが下村脩さん*3という話は結構しっていたのだが、この人の息子がケビン・ミトニックとのハッカー対決で有名になった下村努さんだ、というのはずっと気がつかなかった。当時ニューズウィークに写真付きでこの対決が紹介されたときには、仮面ライダーっぽい顔つきもあいまってなんつーかっこいい人がいるのだ、と思ったものだ。CVみたら、カルテクでファインマンに教

                                  kom’s log - ルソーの一般意思と場
                                • 東洋のルソー 中江兆民の代表作の直筆原稿見つかる | NHKニュース

                                  明治時代に日本に自由民権思想を広め、東洋のルソーと呼ばれた思想家、中江兆民の代表作「三酔人経綸問答」の原稿が見つかり、調査に当たった国文学研究資料館は直筆の下書き部分が含まれ、執筆の過程がうかがえる貴重な資料だとしています。 今回見つかったのは兆民の代表作「三酔人経綸問答」の原稿で、114枚の和紙に毛筆で記され、2つの冊子にとじられた状態で残されていました。 「三酔人経綸問答」は、思想の異なる3人の人物が酒の席で、19世紀の世界情勢における日本の在り方を議論するという設定の作品です。 見つかった原稿は後半の4分の1ほどが下書きのままで、調査に当たった国文学研究資料館は、少なくともこの下書き部分と、前半の清書部分に書き加えられた訂正の記述については、兆民の直筆と見ています。 国文学研究資料館の谷川恵一教授は「原稿には訂正箇所が多く、兆民が執筆の過程で試行錯誤をした跡がうかがえる。近代日本を代

                                    東洋のルソー 中江兆民の代表作の直筆原稿見つかる | NHKニュース
                                  • 思想 - Wikipedia

                                    この項目では、英語における「Thought」の和訳の1つについて説明しています。他の類似語については「思考」をご覧ください。 思想(しそう、英: thought)は、人間が自分自身および自分の周囲について、あるいは自分が感じ思考できるものごとについて抱く、あるまとまった考えのことである。 概要[編集] 単なる直観とは区別され、感じた事(テーマ)を基に思索し、直観で得たものを反省的に洗練して言語・言葉としてまとめること。また、まとめたもの。哲学や宗教の一部との区分は曖昧である。なお、その時代が占める思想の潮流(時勢)のことを思潮と呼ぶ。 西洋思想[編集] 古典古代[編集] ギリシャ神話 自然哲学 ソフィスト ソクラテス以前の哲学者 ソクラテス、無知の知 プラトン、哲人政治 -- 新プラトン主義 アリストテレス「人間はポリス的動物である」 エピクロス(エピクロス学派) ゼノン(ストア学派) グ

                                    • 『市民社会とは何か』 - Arisanのノート

                                      市民社会とは何か?基本概念の系譜 (平凡社新書) 作者: 植村邦彦出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2010/12/16メディア: 新書購入: 4人 クリック: 80回この商品を含むブログ (33件) を見る 「市民社会」という日本語の概念をめぐる混乱の原因を、アリストテレス政治哲学の西洋思想史における受容の歴史にまでさかのぼって詳細に整理、分析。 また後半では、いわゆる講座派以後の、日本における「市民社会論」の特異な展開をたどる。 非常に重厚で刺激的な著作である。 (以下は、内容紹介というより読んだ感想を書いてます。内容については、現物に当たってください。お勧めです。) ぼくはこの本を読んで、たとえば自由主義(ロック)と共和主義(ルソー)がどういう風に対立するものかが、はじめて腑に落ちた。 自由主義は私的所有の原理にもとづく自由経済社会の思想で、その弊害を批判して自由の制限(譲渡)を唱

                                      • コミュニケーション不要のデータベース政治の可能性: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

                                        選挙によらずして「民意」を汲みとる、 かつてルソーが夢見た政治の可能性が このネットの時代になってほのかに見えてきた。 ●予測市場が切り開く政治 民主主義には議論が必要だ。議論もせずに決めるのは独裁的だと思われている。 しかし、いまの日本の政治は、議論ばかりでなかなか決まらない。たとえ決まったとしても、妥協に妥協を重ね、成果があがらない。あげく「いまの政治に必要なのは独裁だ」などと過激なことを言い出す人まで現れる。極論ではあるが、政治の現状を見ると共感する人もいるだろう。 東浩紀氏の『一般意志2・0』は、議論を経ない統治の可能性を検討している。 フランスの思想家ルソーは、著書『社会契約論』で、「一般意志」によって社会が統治されるべきことを説いた。 この「一般意志」というのはきわめてわかりにくい概念で、個人の意志の総和つまり世論ではない。複数の個人の意志から「相殺しあうプラスとマイナスを取り

                                        • ロスト・ユニバース - Wikipedia

                                          『ロスト・ユニバース』(LOST UNIVERSE)は、神坂一による日本のライトノベル、およびこれを原作とするテレビアニメ、漫画作品である。原作のイラスト担当ならびに漫画版の作者は義仲翔子。富士見ファンタジア文庫(富士見書房)より1992年12月から1999年4月まで刊行された。 ロストシップ・ソードブレイカーに乗るトラブル・コントラクター(厄介ごと請負人)のケインとミリィが巨大企業ゲイザー・コンツェルンを隠れ蓑にした巨大犯罪組織ナイトメアと戦うスペースオペラ。 あらすじ 登場人物 プロフィールはアニメ版のもの。 主要キャラクター ケイン・ブルーリバー 声 - 保志総一朗[1] / 幼少時代 - 高木礼子[1] 【誕生日:5月30日 / 年齢:20歳 / 性別:男 / 身長:172.2cm / 体重:65kg / 出身:ノーマッド星系ブラフマー / 職業:トラブルコントラクター(トラコン)

                                          • Hello, How Low?

                                            社会契約論: ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ (ちくま新書 1039) 作者: 重田園江出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/11/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (21件) を見るカントの政治哲学: 自律・言論・移行 作者: 金慧出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2017/08/18メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る精神の革命――急進的啓蒙と近代民主主義の知的起源 作者: ジョナサン・イスラエル,森村敏己出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2017/07/11メディア: 単行本この商品を含むブログを見るどれも大変面白かったが、特に重田先生の『社会契約論』は先生自身の叙述のおもしろさも堪能できる。イスラエルはあまりに啓蒙を単純化しすぎているし、ウィッグ史観に陥りがち、ラディカルさ競争をしてみても大して意味はないと感じるが、ドルバック

                                              Hello, How Low?
                                            • 集団的知能の限界

                                              SNSの普及でインターネット上には多様な意見が氾濫するようになった。巨大なデータベースになっている。そしてテキスト・マイニング技術の発達で、このデータベースは効率的に利用できるようになった。検索サーバーを通して必要そうな情報に高速に辿り着けるようになった事はもちろん、検索キーワードのトレンドも可視化(Google Trends)され、Twitterの情報で流行予測や選挙予報をするなどの応用もされはじめている(クチコミ@参院選2010)。 1. 集団的知能は「正解」が分かるときに機能する これらの応用事例には一つ特徴があって、“正解”が分かる事に適用されている。流行や選挙は事後的に結果が判明するし、検索サーバーも検索結果が妥当なものかは、主観的にでも判断は可能であろう。不適切な結果が出るシステムであれば、それは改修・修正される。ゆえに、意見・見解の集約は行わない。対立する意見があった場合、ど

                                                集団的知能の限界
                                              • 特別寄稿 山田宏一「ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代」より 2 『ウィークエンド』 | 速報 シネマグランプリ

                                                『ウィークエンド』はジャン=リュック・ゴダール監督の長篇第15作で、60年代ゴダール──1960年代のゴダールの劇場用商業映画──の最後の作品になる。商業主義などものともせずに、響きと怒りにみちた、型破り、大暴れのゴダール映画の快作(痛快無比の傑作と言いたいくらい)だが、1年後、1968年の「五月革命」とともに、商業主義から遠く離れて、自主的な「革命的闘争映画」に突っ走るゴダールは、その後また一時的に劇場用商業映画に戻るものの、二度とこんなにおもしろい(などと言っては失礼かもしれないけれども)作品をつくることはないのである。 週末になると田舎に出かけるパリのマイカー族の生態とその「集団的ヒステリー」を描いた『ウィークエンド』は、この世も終わり、愛も終わり、映画も終わりという、すべての終わりを告げるゴダールのあらゆる意味での終末論とも言うべき映画だ。 冒頭、メインタイトルが黒地に赤、青、白の

                                                • 「公共政策論」メモ - shinichiroinaba's blog

                                                  昨日のエントリに補足。多くの場合、ハーバーマスの言う意味での「市民的公共性」の成立、すなわち近代的な意味での「市民社会」概念の成立の過程は、中世から近世までの身分的団体秩序が解体し、そこから個人が解放される過程として描かれることが多い。もちろん、たとえば樋口陽一のように、そこで解体していったのは「中間団体」であって、個人の迫り出しは団体の中の団体としての主権国家の特権的迫り出しと裏表であることもまたしばしば強調される。 樋口の指摘はもちろん正しいが、しかしそのような論じ方には危うさもある。たとえばカール・シュミットの強い影響を受けた若きラインハルト・コゼレックのデビュー作『批判と危機』は、啓蒙主義時代、揺籃期の「市民社会」「市民的公共性」の観念、イメージが絶対王政下の有力貴族のサロン、そして何よりフリーメイソンなどの秘密結社(!)を重要な媒体として成長してきたことを指摘すると同時に、それが

                                                    「公共政策論」メモ - shinichiroinaba's blog
                                                  • トマス・ロバート・マルサス - Wikipedia

                                                    トマス・ロバート・マルサス(英語: Thomas Robert Malthus[ˈmælθəs]、1766年2月14日[注釈 1] - 1834年12月23日)は、イギリスの経済学者。古典派経済学を代表する経済学者で、過少消費説、有効需要論を唱えた人物として知られる[1]。 来歴[編集] 『人口論(Essay on the principle of population )』、1826年版 イングランドのサリー州ウェストコット(英語版)にダニエル・マルサスの第2子として生まれる[2]。 父ダニエルは弁護士で植物学者で、啓蒙主義者であった。彼はジャン=ジャック・ルソーやデイヴィッド・ヒュームと親交があり、マルサスの生年1766年に自宅にルソーとヒュームを招待している[3]。Malthus の名前の由来はMalthouse (麦芽製造所)、つまりウィスキー工場とされている[4][5]。 マルサ

                                                      トマス・ロバート・マルサス - Wikipedia
                                                    • 【今、気になるビジネス書の要約】『時間資本主義の到来 あなたの時間価値はどこまで高められるか?』 - リクナビNEXTジャーナル

                                                      2000年代のインターネットの本格的な普及により、情報の格差は劇的に小さくなったが、それはまだPCの前で作業をするという制約の上で成り立っている事象だった。しかし、2010年代のスマートフォンの普及は、我々をその空間的制約から解放し、いつでもどこでもインターネットに接続し、フェイスブックやLINEなどのサービスに触れることが可能にした。そのため、「すきま時間」と呼ばれていたものの価値が急激に高まっており、何もすることがない「すきま時間」は消滅したと言えるかもしれない。 そのような背景において、本書は「時間資本主義」という新しい概念を提示している。それは我々が普段感じていながらも整理できていない現象をクリアに体系化し、企業経営やキャリア選択に使える実践的な知見にまで高めてくれる概念だ。通常新しい概念が提示されるとその解釈に時間がかかるものだが、著者の明解な語り口によって、誰にでもすぐに論理的

                                                        【今、気になるビジネス書の要約】『時間資本主義の到来 あなたの時間価値はどこまで高められるか?』 - リクナビNEXTジャーナル
                                                      • 元アルカイダの米国人男性、FBIへの協力経て名門大の研究者に (AFP=時事) - Yahoo!ニュース

                                                        【AFP=時事】「アラーの名の下に異教徒を殺害しろ」──国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のメンバーたちにかつてそう命じていたジェシー・モートン(Jesse Morton)氏(38)は現在、別人となって反イスラム原理主義を訴えている。 1年半前に釈放されたモートン氏は今、米ワシントン(Washington)のジョージ・ワシントン大学(George Washington University)で、イスラム過激派思想について研究している。 ペンシルベニア(Pennsylvania)州出身の彼の子ども時代は厳しいものだった。母親に虐待され、助けてくれる人は誰もいなかった。社会が信じられなくなった彼は16歳で家を出て、ドラッグを売りながらストリートで暮らした。「帰属意識がもてず、アメリカ人としてのアイデンティティーも失っていた。何かを求めていた。何でもよかった」と当時を振り返る。 モ

                                                          元アルカイダの米国人男性、FBIへの協力経て名門大の研究者に (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
                                                        • 君もシャーマンになれるシリーズ30 ~古代人は「幻覚」をみていた~ - 生物史から、自然の摂理を読み解く

                                                          君もシャーマンになれるシリーズ30 ~古代人は「幻覚」をみていた~ 前回(こちら)の「人類の観念(創造性)は「ドーパミン」によって造られた」に続いて、今回は始原人類の脳について考えていきます。 生きていく上で過酷な環境にあった始原人類は、身体や生命の危機に際して現代人が体験する幻覚と同様な幻覚をみていた可能性が高いと考えられます。果物が豊富な樹上生活を失い、ビタミンC不足に陥った始原人類の脳は、ドーパミンからノルアドレナリンを生成できずに、幻覚を誘因しやすいドーパミン過多の状態に陥っていた可能性が高いのです。また、ドーパミン優位の大脳を発達させてきた人類の脳は、初期段階ではドーパミン系の新しい大脳と古い脳との連係も未発達で不安定だった可能性があります。 なお、ドーパミン優位の脳は、集中力を高めて脳を覚醒させ、ストレスの解消や楽しさ・心地よさといった感情を生み出す働きがありますので、そのこと

                                                            君もシャーマンになれるシリーズ30 ~古代人は「幻覚」をみていた~ - 生物史から、自然の摂理を読み解く
                                                          • ニューヨーク近代美術館 - Wikipedia

                                                            ニューヨーク近代美術館(ニューヨークきんだいびじゅつかん、英: The Museum of Modern Art, New York)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市にある、近現代美術専門の美術館である。 マンハッタンのミッドタウン53丁目に位置し、1920年代から「ザ・モダン」と呼ばれたモダンアートの殿堂。 英文館名の頭文字をとって「MoMA(モマ)」と呼ばれて親しまれるニューヨーク近代美術館は、20世紀以降の現代美術の発展と普及に多大な貢献をしてきた。 また分館として、2002年から2004年にかけてマンハッタンの本館が工事中のときに利用されていた施設をそのまま利用したクイーンズ分館 (MoMA QNS) と、より現代的・実験的な作品を展示する美術館であるP.S.1(英語版)がある。 創立・収集・展示[編集] 近代美術館設立の構想は、L.P.ブリス、C.J.サリヴァン夫人およびJ.D.

                                                              ニューヨーク近代美術館 - Wikipedia
                                                            • 「思想地図」創刊記念シンポジウム「国家・暴力・ナショナリズム」を読んで

                                                              「思想地図」創刊記念シンポジウム「国家・暴力・ナショナリズム」を読んで 眼病を患っております。 というと大げさですが、角膜びらんという症状で、目ん玉の表面の皮がかわいてズルっと一部むけてしまうのです。ドライアイみたいなもんを想像してもらえればいいでしょうか。寝ている時に目の中がかわくので朝起きるときまぶたを開けるのと同時に、ズルっといってしまうのです。その瞬間目に激痛が走ります。 半年くらいまえから2カ月に1度くらいのペースでくりかえしており、「再発性角膜びらん」などといわれています。まあ、そのまんまの名前ですけど。ふつうは朝だけでケロっとなおります。ごくたまにそこが炎症をおこすのかどうかわかりませんが1日中眼球を動かすたびに激痛が走る症状が続くことがあり、目のなかにガラス片を入れたような痛さです。 それでも痛みはふつう1日、長くても2日でおさまりました。ところが今回は2日ほどで痛みはひい

                                                              • 天賦人権論 - Wikipedia

                                                                この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "天賦人権論" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2016年4月) 天賦人権論(てんぷじんけんろん)とは、「すべて人間は生まれながらに自由かつ平等で、幸福を追求する権利をもつ」という近世西欧で確立された自然権(natural rights)思想を、明治時代の日本人が自国に紹介する際に用いた表現・語り口[1][2]。「nature」の訳語としての「自然」という語彙がまだ定着・普及していない時代に、儒教概念である「天」を代わりに用いて、その意味・ニュアンスを表現しようとしている[1]。天賦人権説(てんぷじんけんせつ)とも。 対義

                                                                • 理論への抵抗 - おしゃべり!おしゃべり!

                                                                  モロイ 作者:サミュエル・ベケット 発売日: 2019/05/24 メディア: 単行本 […]要するに私はたいてい闇のなかにいて、世紀のあいだに貯えてきた私の観察も、礼儀作法の土台にいたるまで私を疑わせたので、限られた空間にあってさえ、その闇はなおさら深かったのだ。しかしこんなことやその他もろもろを考えるようになったのは、もう生きるのをやめてからなのだ。崩壊の静けさのなかで、あの長きにわたる混乱した感情を思い出しているが、わが人生とはこの混乱した感情そのもので、それを私は無礼にも、神がわれわれを審判すると言われるように審判するのだ。崩壊とは人生そのものでもある、その通り、その通り、うんざりするよ、しかしなかなか全壊というところまでいくものじゃない。 (p.37) 最近は津堅信之『京アニ事件』に目を通し、開口一番「意外と世間に京アニが知られてなくて驚いた」みたいな文言、どういう寝言かとページ

                                                                    理論への抵抗 - おしゃべり!おしゃべり!
                                                                  • 手のひら地蔵の慰めとミレーの樵と死神 - あなたのお誕生日によせて

                                                                    7月4日(火) 東日本大震災から6年。熊本地震から1年2ヶ月。 鳥取や福島沖地震など災害を忘れずに祈ります。 復興が日々前に進みますように。 『希望は命の光を灯す。』 昨日、 知識や技術が本当に世のために生かされるには 【心の善い土台】が大事。と書かせて頂いた。 私は自身も被災したので、毎日、 災害関係を下記に載せている。 これは、同じ日本の中で立ち上がろうとしている 方々への応援である。昨日の記事に掲載したが、 手のひら地蔵を被災者の方々に作っておられる 平泉氏。 大きな地蔵を普段は作っているが、「被災者の ために何もできていない後ろめたさがあった」と。 そして 2012年1月から手のひら地蔵の制作を。 平泉夫妻:写真:河北新報様 新聞での告知や催しでちらしを配ってPR。 1体当たり1時間近くかけて仕上げ、無料で贈る。 平泉氏の奥様も側面から協力した。 被災者の方からの、はがきやファクス

                                                                      手のひら地蔵の慰めとミレーの樵と死神 - あなたのお誕生日によせて 
                                                                    • 【読書感想】ホッブズ――リヴァイアサンの哲学者 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

                                                                      ホッブズ――リヴァイアサンの哲学者 (岩波新書) 作者: 田中浩出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/02/20メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 「万人の万人にたいする闘争」に終止符を打つために主権の確立を提唱したホッブズは、絶対君主の擁護者なのか。それとも、人間中心の政治共同体を構想した民主主義論者なのか。近代国家論の基礎を築いたにもかかわらず、ホッブズほど毀誉褒貶の激しい哲学者はいない。第一人者がその多面的な思想と生涯を描いた決定版評伝。 ホッブスといえば、『リヴァイアサン』を書いた人で、その内容は「万人の万人に対する闘争」。 僕自身のホッブスに関する知識というのはこのくらいのもので、まさに「受験世界史レベル」だったのです。 『リヴァイアサン』も、「『ファイナルファンタジー』シリーズの召還獣」のほうを先に思い浮かべて

                                                                        【読書感想】ホッブズ――リヴァイアサンの哲学者 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
                                                                      • 談 Speak, Talk, and Think

                                                                        「生-権力」はどのように現れるか 杉田敦 Atsushi Sugita 生-権力というのは国家権力を通じて現れるわけですが、必ずしも否定的なものとして出てくるとは限らない。 ある場面では、ポジティヴにも解釈できることもあるんです。生-権力とは、そういう二面性をもっている。 というか、そもそも権力というもの自体が、二面性をもっているものなんです。 生-権力にしても権力のメカニズムにしても、いいか悪いかというものではなくて、そこに既にあるものなんです。 それをどのように受け入れるかは、個人の問題であり、自分の問題です。 すぎた・あつし 1959年群馬県生まれ。東京大学法学部卒業。現在、法政大学法学部教授。政治理論専攻。著書に、『境界線の政治学』岩波書店、2005、『デモクラシーの論じ方』ちくま新書、2001、『権力』岩波書店、2000、共著書に、『社会の喪失』中公新書、2005、訳書に、『アイ

                                                                        • ロマン・ロラン - Wikipedia

                                                                          受賞理由:彼の文学活動の高尚な理想主義に、人類の異なるタイプを描写した思いやりと真の慈愛に、敬意を表して ロマン・ロラン(Romain Rolland, 1866年1月29日 - 1944年12月30日)は、フランスの小説家、評論家。理想主義的ヒューマニズム、平和主義、反ファシズムを掲げて戦争反対を世界に叫び続け、フランスでは評価されなかったが国際的に多くの知友を持った。 ベートーベンをモデルにした大河小説『ジャン・クリストフ』をはじめ、ヒューマニズムの立場にたった作品を発表した。著作に『魅せられたる魂』、戯曲『愛と死との戯れ』、評論『戦いを超えて』などがある。 生涯[編集] 幼少期・学生時代[編集] ロマン・ロランは1866年1月29日、フランス中部ニエーヴル県のクラムシーに生まれる。父エミールは公証人で、母アントワネット=マリーの家系も公証人であったことから貧しい環境ではなかった。18

                                                                            ロマン・ロラン - Wikipedia
                                                                          • 坂部恵『理性の不安』 - martingale & Brownian motion

                                                                            原発の議論を眺めていると、どうしても、ある「理性の限界」を超えているのではないか、という印象がぬぐいきれない。 それは、ウルリヒ・ベックのリスク社会論が検討した、問題そのものだっただろう。 自分たちがコントロールできない。そして、チェノブイリから、スリーマイルが起き、今回の副島となった。 そこで、では、それでも「動かし続ける」と決断する、世界の国々は、では、400年や1000年のレベルで、 何回の深刻な事故 を起こすことになるだろうか。もちろん、その間にも、チェノブイリ、スリーマイル、副島、それぞれの地域は少しずつ回復していくのかもしれないが、そういった期間で考えるなら、どう考えても事故がまったく起きないように思われない。 (まあ、それくらいの期間で考えれば、本当にものすごいタイムスパンで一回起きるかどうかの、さらに大きな地震や津波。また、隕石による、地球の大激変、テロ、こういったことも想

                                                                              坂部恵『理性の不安』 - martingale & Brownian motion
                                                                            •  理性とは感情のカテゴライズ能力であり、論理のキュレーション能力である。 - アスペルガー大学生

                                                                              キュレーション能力とは「まとめる能力」である 赤ちゃんの感情はどのように発達していくか アスペルガーは論理のキュレーションは得意だが感情のカテゴライズが出来ていない 感情のカテゴライズは出来ているけど論理のキュレーションが出来ていない 謙遜は人間には当たり前だが、子どもには当たり前でない。謙遜は悪を知ってからでなければ身につかない。 --ジャン=ジャック・ルソー 出典:子 - Wikiquote キュレーション能力とは「まとめる能力」である キュレーションとは、情報を選別して編集することで新たな意味や価値を付加することを指します。 日本人の最も多い悩みのジャンルとしてとして「就職」「進学・進路」「交友関係」「人生相談」などがあるが、その中でも一番多いのが「自分が何をしたいかわからない」という人が多いことが研究されている。解決策のために様々な方法が提供されるインターネット上の大量の情報を収集

                                                                                 理性とは感情のカテゴライズ能力であり、論理のキュレーション能力である。 - アスペルガー大学生
                                                                              • Gunosy炎上とハフィントン・ポスト、楽しいインターネットの未来 - b

                                                                                Gunosy炎上以前からこの問題はあった [衝撃]Gunosyはただの「はてブ拡張サービス」だった?衝撃の分析まとめ - NAVER まとめ 僕も登録していたウェブサービス「Gunosy」が、炎上しているらしいと、はてブホットエントリを見て知った。その内容は「Gunosyが配信してくれる記事は結局はてブホットエントリと同じじゃないか!」というもの。 別にもういろいろな人がいろいろなことを言っているので何を言っても既視感のある言葉にしかならないが、僕がこのNAVERまとめを読んで思ったのは「どういうプログラムで動いてるのかは知らんが、ほとんどそういうサービスなんだから仕方ないだろ」くらいのものだった。 この炎上のあと、Gunosyが公式に炎上に対する釈明&所感をブログで公開。Gunosyが記事を配信する 現状、以下のフローで配信準備を行っております。 ・前日にFacebookやTwitter

                                                                                  Gunosy炎上とハフィントン・ポスト、楽しいインターネットの未来 - b
                                                                                • 逆オリエンタリズム - 恐妻家の献立表blog

                                                                                  先だって、「Web評論誌『コーラ』14号」掲載のST氏のデリダ論「継承と隔たり――いかにしてデリダは/を継承するか」に簡単なコメントを寄せさせてもらった。 http://sakura.canvas.ne.jp/spr/lunakb/gendaisisou-1.html 読み返してみると、あまりに簡単にすぎて恥ずかしい。 そこで、ST論文を読んで思い出したことを少し書きとめておきたい。 ST論文の最後はこう締めくくられていた。 だから私たち「日本人」が、デリダを継承するならば、デリダに対して未だ西洋の内に留まっているという批判を向けて満足することはできず(外を安易に想定することでデリダ批判者たちが尚も西洋的思考に陥る逆説と循環を先に見たから)、自分たちが日本の内にいると確信したり(例えば自己同一性)その外に出られる(例えば普遍性、範例性)と確信することはできない。 これに関連して、思い当たる

                                                                                    逆オリエンタリズム - 恐妻家の献立表blog