ソフトウエアやサーバー、ネットワーク基盤といったベンダーのIT資源を、インターネットなどを介してユーザーが利用できるようにしたサービス。仮想化技術の活用などによって、処理負荷に応じて柔軟にIT資源を増減できるようにしている。 総務省によれば、クラウドサービスを利用する日本企業の割合は72.2%に達している。普及が進む一方で「トラブルに遭遇した」「想定通りに活用できなかった」といった声も聞こえる。特にネットワークの設計や運用に綻びがあると落とし穴にはまるようだ。 クラウド活用に潜む様々な落とし穴を理解する上では、クラウドに関する基礎知識を押さえておく必要がある。クラウドの基本的な特徴や主要なサービス形態、ネットワークなどを確認していこう。 負荷に応じて資源を増減 クラウドサービスはソフトウエアをネット経由でユーザーに貸し出すサービスとして始まった。米Salesforce(セールスフォース)が
Kasperskyは2024年6月21日(現地時間)、GPS対応のスマホがルーターの位置情報を収集し、AppleやGoogleをはじめとした大手テクノロジーベンダーのデータベースにアップロードする動きについて、そのリスクと回避方法を説明した。 スマホで自動的にルーターの位置情報が収集されている そのリスクとは? Kasperskyによると、GPSを有効化したスマホを持っているユーザーがWi-Fiアクセスポイントの近くを通過すると、そのルーターの位置情報はAppleやGoogleといった大手テクノロジー企業のデータベースにアップロードされるという。 ルーターの持ち主のスマホが必要なわけではなく、通行人がスマホを持っているだけでデータは収集されており、この位置情報はWi-Fi測位システム(WPS)の運行に使われている。WPSはスマホだけでなくノートPCなどでも利用される。 Starlinkなど
ルーターやファイアウォールなどの機能を提供するLinuxディストリビューション「ZeroShell」に脆弱性が指摘されていた問題で、すでにプロジェクトは終了しているとして、利用の中止が呼びかけられている。 同製品については、2020年にコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2020-29390」が明らかとなっていた。ウェブインタフェースにアクセスできる攻撃者によって認証なしに悪用されるおそれがあり、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と評価されている。 JPCERTコーディネーションセンターは、2月7日にJVNで同脆弱性に関する調整を行ってきたことを明らかにした。2020年8月にMYTコンサルティングの日留川紀彦氏による届け出を情報処理推進機構(IPA)が受理し、その後も対応が進められていた。 2023年11月に開発者と連絡が取れたが、開発者は「Zero
楽天モバイルの“1円ルーター”「Rakuten WiFi Pocket Platinum」は何が変わった? 実機をレビュー(1/3 ページ) 楽天モバイルは7月11日にモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket Platinum」を発売しました。先代の「Rakuten WiFi Pocket 2C」と同様に、キャンペーンで一括1円で買える安さが魅力です。では、先代から何が変わったのでしょうか。今回は楽天モバイルから端末をお借りできたのでレビューしました(価格は全て税込み)。 SIM契約とセットなら一括1円 Rakuten WiFi Pocket Platinumの通常価格は7980円で、楽天モバイル公式サイトで端末本体のみを購入する場合はこの価格です。また、楽天モバイルの契約と同時購入なら、キャンペーンにより7979円が割引され、1円で購入できます。楽天モバイルの契約が初めて
パソコンや携帯電話などの端末をインターネットに接続する際に使用する「ONU」や「ルーター」。よく見かけるものの、何が違うのかよく分からない人もいるのではないでしょうか。 そんな「ONUとルーターの違い」について、LAN/無線LANの専門家で「All About」ガイドの岡田庄司が解説します。 どういうことなのか、以下で詳しく解説します。 「ONU」と「ルーター」は役割が全く異なる 光回線でインターネットを利用する場合、電柱から家へ引き込まれている光ケーブルの点滅信号をルーターで扱うことができるデジタル信号に変換するのがONUの役割です。ONUで変換されたデジタル信号を、複数の端末で同時に利用するための機器がルーターです。 さらに、ルーターは、データを送受信する際の交通整理も行っています。例えば、同じルーターを利用している夫と妻のスマホで、夫がタップした釣り情報のデータは夫に、料理情報は妻に
Wi-Fiルーターのセキュリティといえばネットワーク上の対策を想像しますが、なんと物理的に家庭のセキュリティも保護するWi-Fiルーターが登場しました。GamgeeのWi-Fiホームアラームシステムは、一定範囲の人間やペットを検知し、見知らぬ人が入り込んだときに警告を発してくれるそうです。 Wild new Wi-Fi routers turn your home network into a security radar https://newatlas.com/around-the-home/gamgee-wifi-home-security-system/ Gamgee Wi-Fi Sensing - Indiegogo - YouTube オランダのスタートアップであるGamgeeは、メッシュネットワークを形成した複数のWi-Fiルーターにより動体を検知し、約2週間のトレーニングを
前回紹介したように、Linux(リナックス)ディストリビューションの1つである「OpenWrt(オープンダブルアールティー)」を使えばルーターを手軽に自作できる。ただし一般的なLinuxディストリビューションとは少々導入方法が異なる。どのような手順になるのかを示そう。 ハードウエアは2つ用意した。米Intel(インテル)のCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)「N100」を搭載した小型パソコン(ミニPC)と、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)である。前者はルーター用にするため、LAN(Local Area Network)ポートが2基あるものにした。 OpenWrtは市販の無線LAN(Wi-Fi、ワイファイ)ルーターに組み込むものも用意されているため、ダウンロードすべきファイルにたどり着くまでの階層が深い(図3)。「Downloads」ページから
10ギガビットWAN/LAN対応のデュアルバンドWi-Fi 7ルーター、ASUS「RT-BE88U」 2024.03.28 10:47 更新 2024.03.27 配信 計10基の有線ネットワークポートを搭載 ASUSTeK Computer Inc.(本社:台湾)は2024年3月27日(現地時間)、2.4GHzと5GHzのデュアルバンドに対応するWi-Fi 7ルーター「RT-BE88U」を発表した。 最大転送速度は5GHz帯が5,764Mbps、2.4GHz帯が1,376Mbpsで、ASUS製ルーターを使い簡単にメッシュネットワークを構築できるAiMesh機能に対応。またWi-Fi 7デバイスなら、MLO(Multi-Link Operation)により、2.4GHzと5GHzに同時にアクセスできるため、遅延も低減できる。 さらに有線ネットワークポートは10ギガビットWAN/LAN×1、
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アメリカ合衆国司法省(DOJ: United States Department of Justice)は2月15日(米国時間)、「Office of Public Affairs|Justice Department Conducts Court-uthorized Disruption of Botnet Controlled by the Russian Federation’s Main Intelligence Directorate of the General Staff (GRU)|United States Department of Justice」において、ロシア連邦軍参謀本部情報総局(лавное разведывательное управление)が管理しているボットネットを妨害したと発表した。この作戦により、侵害されていた小規模オフィス・ホームオフィス(SO
関連キーワード ISP | ネットワーク | Wi-Fi | ネットワーク管理 | ネットワークスイッチ ネットワークは企業の事業活動を支える重要なインフラの一つだ。ネットワークはさまざまなネットワークデバイスで構成されている。本稿は主要な8つのネットワークデバイスのうち、「ルーター」と「スイッチ」について基礎から解説する。 7.ルーター 併せて読みたいお薦め記事 連載:ネットワークを作る8つのデバイス 前編:いまさら聞けない「アクセスポイント」「ブリッジ」「ゲートウェイ」とは 中編:いまさら聞けない「ハブ」「モデム」「リピーター」とは スイッチと何が違う? ネットワークの基礎を学びなおす いまさら聞けない「Git」とは? ネットワークエンジニアのためのGit入門 いまさら聞けない「ホワイトボックススイッチ」の基礎知識 ルーターは、あるネットワークから別のネットワークにデータを転送する。ル
Yamaha のギガアクセスVPNルーター「RTX830」向けに、「IKEv2」でリモートアクセス VPN接続を利用可能にするファームウェアが昨年末にリリースされました。特に Android のスマートフォンを使っている方には待望の機能追加だったのではないかと思います。 RTX830 Rev.15.02.27 リリースノート ただ、こちらのファームウェア、特定の操作を行うとリブートするバグがあったらしく、リリースされた翌日には一時公開停止となってしまいました。このほど修正が完了したとのことで、1月11日付けで改めて「Rev.15.02.28」が公開されましたので、これを機に手持ちの iPhone や iPad Pro から VPNアクセスで家に置いている NAS にアクセス出来るようにしてみたいと思います。 リンク ■ まずはファームウェアの更新 まずはちゃちゃっとファームウェアリビジョン
Lumen Technologiesは2024年3月26日、マルウェア「TheMoon」の新たなキャンペーンについて報告した。 一大botネットとして活動するTheMoon 侵入を防ぐためにできること TheMoonは小規模オフィス・ホームオフィス(SOHO)向けルーターとIoTデバイスを対象に複数年にわたって活動を続けているマルウェアで、最近では6000台以上のASUS製のルーターが標的になった。2024年には4万以上のbotで構成されるシステムとして活動していることが判明した。 Lumen TechnologiesのBlack Lotus Labsチームは2024年3月に入ってから、6000台以上のASUS製のルーターを標的としたTheMoonの新たなキャンペーンを確認した。加えて、このネットワークが「SolarMarker」や「IcedID」などのbotネットのオペレーターによって使
モデムやルーターなど似たような機器が存在するため、「ONUという言葉は聞いたことがあるけどいまいちどういうものかわからない」という人や、電話回線を利用してインターネットを契約していた、初めて光回線を契約するなどの理由で「ONUは聞いたことがない」という人もいるのではないでしょうか。 この記事では「ONU」がどのようなものなのか、光回線を利用する際になぜ必要なのか、モデムやルーターなどをわかりやすく解説します。 「ONU」の正式名称は「Optical NetWork Unit」で、日本語では「光回線終端装置」と呼ばれています。 「ONU」は光ファイバーから送られる光信号をデジタル信号に変換する役割をもつ機器です。 自宅で光回線を利用するには、電柱から光ファイバーのケーブルを自宅に引き込み、「ONU」と接続して利用します。 外から自宅まで引き込んだケーブルに送られるのは光信号と呼ばれるものです
はじめに 本記事では Raspberry Pi で Wi-Fi ルータ (Wi-Fi アクセスポイント + ルータ + DNS サーバ + DHCP サーバ) を作る方法について紹介します。 なお、Raspberry Pi ではなくても Wi-Fi 用のネットワークインターフェースカードを搭載した Linux マシンであれば同様の手順で実現できると思います。 環境 Raspberry Pi 4 Model B Ubuntu 22.04.2 LTS 必要なパッケージのインストール DNS サーバ・DHCP サーバとして機能する dnsmasq と、Wi-Fi 用のネットワークインターフェースカードをアクセスポイントとして動作させるためのパッケージである hostapd をインストールします。
現在、家庭内のさまざまな家電(機器)はインターネットに接続できるようになっている。パソコンやスマートフォン(以下、スマホ)にタブレットやゲーム機器、そしてテレビや家庭用DVR(デジタルビデオレコーダー)に留まらず、エアコン、電子レンジ、冷蔵庫までインターネットに接続している。しかも、パソコンやスマホ、テレビやエアコンなどは複数台が使われ、1家庭当たり10数台以上の機器がネットワーク接続しているのは普通になってきている。 これら家庭内の機器の多くでインターネット接続に無線LANが使われ、そのアクセスポイントとして家庭用Wi-Fiルーターが使われている。そして、この家庭用Wi-Fiルーターがサイバー攻撃に狙われ悪用されている。 家庭用Wi-Fiルーターが攻撃された事件 2024年5月に情報通信研究機構(NICT)が、家庭用Wi-Fiルーターがボット(自動プログラム)感染されているのを発見し注目
バッファロー製の一部のWi-Fiルーターが悪意のあるボットに感染したケースが発覚した問題で、50台ほどの製品からマルウェアによるものとみられる通信が確認されたという。同社ではファームウェアの自動更新を提供しているほか、ユーザーでの対策を呼びかけている。 バッファロー製の一部のWi-Fiルーターで、悪意のあるボットに感染したとみられるケースが複数確認されており、NICTとの調査の結果でおよそ50台の製品もしくはその内部ネットワークから、マルウェアによるものとみられる通信があったことがわかった。対象のユーザーには、5月29日から「総務省NOTICEプロジェクト」などの活用でインターネット事業者経由で連絡を始めている。 あわせて対象製品にセキュリティ対策を含む自動ファームウェアアップデートを提供している。製品によって実施日は異なる。バッファローによれば、今回の自動更新は既知の脆弱性対策が含まれた
CVE-2024-23486 脆弱性の内容:パスワードの平文保存(CWE-256) 深刻度(CVSSv3):6.5(警告) 起こり得る問題:当該製品のログイン画面にアクセスできる攻撃者が、ルーターに設定した認証情報(アクセスポイントのパスワード/暗号化キーなど)を盗み取る CVE-2024-26023 脆弱性の内容:OSコマンドインジェクション(CWE-78) 深刻度(CVSSv3):6.8(警告) 起こり得る問題:当該製品にログインできる攻撃者が、任意のOSコマンドを実行してしまう 基本的に、上記の攻撃はローカル(LAN)側からアクセスしないと成立しない。しかし、ルーターの設定でインターネット(WAN)経由のアクセスを許可している場合は、外部から攻撃を受ける可能性がある。
「Wi-Fi 6E」「Wi-Fi 7」で続いた電波法改正 無線LANの高速化と電波関連の法令(日本でいえば「電波法」と同法に関連する省令/規則)は、切っても切り離せない関係にある。 元々、無線LANでは2.4GHz帯のみが使用されていたが、日本では2001年頃から5GHz帯の一部が利用可能となり、「デュアルバンド時代」が幕を開けた。そして2022年9月、6GHz帯の一部も利用可能になり、2.4GHz/5GHz対応のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に6GHz対応を加えたトリプルバンドの「Wi-Fi 6E」が登場している。 →「Wi-Fi 6E」ついに解禁――総務省が6GHz帯の無線LAN利用を認める省令を公布 即日施行 さらに2023年12月、この6GHz帯において規制緩和が行われ、Wi-Fi 7で盛り込まれた320MHz幅での通信が可能となった。 →「IEEE 802.11be
2015年に販売を開始したWHR-1166DHP2は普及価格帯でありながら、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、米電気電子学会)が2014年に承認した当時最新のWi-Fi規格「IEEE 802.11ac」に対応していた。 「感染したルーターはDDoS(Distributed Denial of Service、分散型サービス妨害)攻撃*2の踏み台として攻撃者に悪用されると考えられる。感染するとスキャンパケットを外部に送信し、感染を広げる可能性がある」。NICTの久保正樹サイバーセキュリティ研究所サイバーセキュリティネクサス上席研究技術員はこう指摘する。 対象機種は5→18に増加 NICTの発表を受けて、バッファローは5月22日、WSR-1166DHPシリーズなど5機種がボットに感染する可能性があり、調査を進めていると
JVNVU#92152057 FXC製無線LANルータ「AE1021PE」および「AE1021」におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性 緊急
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