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ロシア語 翻訳家の検索結果241 - 280 件 / 544件

  • 『アメリカのナボコフ  塗りかえられた自画像』 | 荒野に向かって、吼えない…

    秋草俊一郎著 『アメリカのナボコフ  塗りかえられた自画像』 ニューヨーク・タイムズに百年前のこの週にナボコフが革命後のロシアを後に亡命生活に入ったという記事、Vladimir Nabokov, Literary Refugeeがあった。というわけで、ということではないが、ナボコフについてのこの本を。 熱心なファンでなくとも、文学にある程度の関心がある人ならナボコフの大まかな略歴を知っていることだろう。そしてそれは、略歴としては確かにその通りではあるのだろうが、ではそれに付随するパブリックイメージについてはどうだろうか。 ナボコフは鱗翅目研究者でもあり(「蝶のコレクター」といった趣味の領域に留まるものではない)、半ズボン姿で捕虫網を手にしているナボコフの写真を見たことがある人は多いだろう。もちろんナボコフは現実にも捕虫網を手に蝶の採取に勤しんだが、同時に広く流布したその写真にはある意図もこ

    • 天野健太郎さんのこと - インタプリタかなくぎ流

      先日、翻訳家・天野健太郎氏の訃報に接しました。訃報はいつも突然のことですから今回も驚きましたが、今回の驚きはいつも以上でした。それは天野氏がまだ47歳という若さだったこと、そして直接お目にかかったことはないけれど、亡くなる直前まで精力的に翻訳書を出版され、様々なイベントにも登場されていたことをネットなどで知っており、そのご活躍をいつもまぶしい思いで仰ぎ見ていたからです。 はじめて天野氏の翻訳書に接したのは、龍應台氏の『台湾海峡一九四九』でした。 台湾海峡一九四九 私は原著の『大江大海一九四九』を持っているのですが、その日本語版である天野氏の翻訳は冒頭からとても印象的でした。例えば、こんな描写です。 她才二十四歲,燙著短短的、時髦俏皮的鬈髮,穿著好走路的平底鞋,一個肉肉的嬰兒抱在臂彎裡 彼女は二十四歳。パーマをかけた短い髪はとてもファッショナブルだった。歩きやすいぺたんこの靴を履いて、腕には

        天野健太郎さんのこと - インタプリタかなくぎ流
      • 人は何のために翻訳者を目指すのか─亀山郁夫さんが映画『ドストエフスキーと愛に生きる』について綴る - webDICE

        映画『ドストエフスキーと愛に生きる』より ナチス占領下のドイツを自らの語学の才能を発揮し生き延び、戦後、ロシア文学の翻訳に尽力した女性翻訳家の人生を、彼女の穏やかな日常生活と美しい言葉から探る映画『ドストエフスキーと愛に生きる』が、2月22日(土)からロードショー公開されている。 公開にあたり、翻訳家であり、名古屋外国語大学学長・ロシア文学者の亀山郁夫さんが本作に寄せたエッセイを掲載する。 現在webDICEでは、日本で活躍する文芸翻訳家9名に「翻訳」という営為の魅力について訊ね、仕事風景を捉えた連載を掲載中。柴田元幸さん(アメリカ文学研究者・翻訳者)、きむふなさん(日本・韓国文学翻訳家)、野崎歓さん(フランス文学者・翻訳家)、野谷文昭さん(東京大学名誉教授・ラテンアメリカ文学翻訳家)、松永美穂さん(早稲田大学教授・ドイツ文学翻訳家)、飯塚容さん(中央大学教授・中国文学翻訳家)、和田忠彦さ

          人は何のために翻訳者を目指すのか─亀山郁夫さんが映画『ドストエフスキーと愛に生きる』について綴る - webDICE
        • バンダジェフスキー論文についての考察

          バンダジェフスキー氏の論文・著書の翻訳に関わったのは、成り行きからだった。バンダジェフスキー氏を日本に招聘したいと言う木下黄太氏から、突然、バンダジェフスキー氏に連絡を取ってくれと頼まれたのだ。2012年1月中旬を過ぎた頃だった。 私は当時、木下氏のブログの一読者だった。放射能被ばくに関する情報は、その時は、木下氏のブログが一番多く思えた。私が医師として持っていた放射能に対す る知識は、急性被ばく症や原爆の被ばく者についての一般的な範囲内に過ぎず、「低線量被ばく」や「内部被ばく」と言う概念は新しいものだった。内部被ばく を証明する研究をし、投獄されて国外追放の身にあったバンダジェフスキー氏が日本で講演を行なうというのは、素晴らしい考えに思えた。 バンダジェフスキー氏にメールで打診すると快く引き受けて下さり、その時点から両氏の連絡係のような役割になった。バンダジェフスキー氏の英文パワーポイン

          • 日本初のJ・M・クッツェー論、あるいは彼自身の「写真」 くぼたのぞみさん(翻訳家・詩人)|じんぶん堂

            記事:白水社 ノーベル文学賞作家の実像に迫る! くぼたのぞみ著『J・M・クッツェーと真実』(白水社刊)は、作品の奥深くに埋め込まれた「真実」を解き明かす。【巻末に年譜・全著作リストを収録】 書籍情報はこちら ジョン・マクスウェル・クッツェー[John Maxwell Coetzee] 撮影:くぼたのぞみ ふぞろいの本たち ジョン・マクスウェル・クッツェーは1940年2月9日、オランダ系植民者の末裔としてアフリカ大陸の南端に生まれ、少数の白人が有色人種を「合法的」に支配、搾取するアパルトヘイト体制下の南アフリカで、白人として生きた作家だ。「生きた」というのは、彼にとって、なぜ自分はいまここにこうしているのかと問いつづけながら作品を書くことだった。自分はアパルトヘイト体制から最大の恩恵を受ける世代として育ったとクッツェーは気づき、さまざまな意匠を凝らした作品によって、植民地主義を発展させた西欧

              日本初のJ・M・クッツェー論、あるいは彼自身の「写真」 くぼたのぞみさん(翻訳家・詩人)|じんぶん堂
            • 相馬千秋×東浩紀 司会:上田洋子 ポスト311の「トーキョー」――東京五輪の文化プログラムをどう世界に開くか @somachiaki @hazuma @yuvmsk | Peatix

              相馬千秋×東浩紀 司会:上田洋子 ポスト311の「トーキョー」――東京五輪の文化プログラムをどう世界に開くか @somachiaki @hazuma @yuvmsk 【イベント紹介】 2013年までフェスティバル/トーキョー(F/T)のディレクターを勤めた相馬千秋。前身の東京国際芸術祭を引き継ぎつつ、世界最先端のパフォーミングアーツを東京に集め、現代アートや音楽なども巻き込み世界に発信する役割を果たしたとして高い評価を受けた。震災後のF/Tは災害と原発事故を主題とすることが多く、2011年のF/Tでは「私たちは何を語ることができるのか」というテーマが掲げられた。2013年、相馬が指揮する最後のF/Tのテーマは「物語を旅する」だった。 相馬は現在、アーティストレジデンスのプログラム、R:ead(レジデンス・東アジア・ダイアローグ)のディレクターを務めている。日中韓台4ヶ国のアーティストが同時

                相馬千秋×東浩紀 司会:上田洋子 ポスト311の「トーキョー」――東京五輪の文化プログラムをどう世界に開くか @somachiaki @hazuma @yuvmsk | Peatix
              • むずかしい年ごろ :アンナ・スタロビネツ,沼野 恭子,北川 和美|河出書房新社

                受賞 日経 単行本 46 ● 256ページ ISBN:978-4-309-20716-2 ● Cコード:0097 発売日:2016.09.23 この本の内容 土と血のにおい漂う、残酷で狂気に満ちた現代ロシアン・ホラー登場! 双子の息子の異様な行動に怯えるシングルマザーの恐怖を描く衝撃の表題作他、新鋭女性作家による全8編。 自分が自分のものでないことをどうして忘れていられたのだろう? でも、もうだめだ。いっしょに絶望しましょう。————藤野可織(作家) ゴーゴリ、ブルガーコフの怪奇・幻想の系譜を継ぎながら、現代の恐怖を斬新に描く。 ロシアを震撼させた女性作家、26歳の衝撃デビュー作! 6歳の双子の兄がある日何かにおかされ、10年の年月をかけて徐々に醜く変身していく。やがて双子の妹と母親に訪れるあまりに残酷な結末……中編「むずかしい年ごろ」をはじめ、革命と呼ばれる殺戮のなか、生き残った者が人造

                  むずかしい年ごろ :アンナ・スタロビネツ,沼野 恭子,北川 和美|河出書房新社
                • 英語や50ヶ国語 翻訳無料サイト 5選 - ライフワークEnglish

                  最近、面白い無料の翻訳サイトがたくさんあるので、今日は5つシェアします。 用途・こんな方向け 会社で英文のメールの作成が急に必要になった 海外から発注などのオファーが来ているけど、どの国の言葉かわからない! 海外から売り込みのメールがあったけれど、スパムメールなのか確かめたい 海外とのやり取りをする際に、英語が通じない国だ!どうしよう! 急に翻訳サービスが必要になったけど、何度も使いたいので経費を節約したい 翻訳家を雇うお金がない、高い、手続き、契約が面倒 ↓ 最近ではAndroid版で無料の翻訳プログラムなどもある(音声非対応) 言語翻訳プログラム 出版社/メーカー: GK Apps 発売日: 2013/06/20 メディア: アプリ この商品を含むブログを見る 英語などその他50ヶ国語 翻訳できる無料翻訳サイト 5選 1. Google Translate translate.goog

                    英語や50ヶ国語 翻訳無料サイト 5選 - ライフワークEnglish
                  • 11月25日は子供強飯式、ecuvo.(えくぼ)の日、いいえがおの日、OLの日、ランジェリー文化の日、バイラルの日、金型の日、ハイビジョンの日、先生ありがとうの日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                    おこしやす♪~ 11月25日は何の日? その時、そして今日何してた? 2023年(令和5年) 11月25日は子供強飯式、ecuvo.(えくぼ)の日、いいえがおの日、OLの日、ランジェリー文化の日、バイラルの日、金型の日、ハイビジョンの日、先生ありがとうの日、等の日です。 ■子供強飯式【栃木県日光市、生岡神社】 2023年11月25日(土)生岡神社栃木県日光市七里186ー2 www.youtube.com 子ども版の「強飯式」で、無病息災や豊作を祈る伝統行事です。毎年11月25日に開催されます。 山伏と強力に扮した小・中学生が法螺貝や太鼓を合図に登場し、白装束を着た強飯頂戴人と呼ばれる大人に山盛りの里芋やご飯を強います。その光景は滑稽で、奇祭と言われています。 市の無形民族文化財に指定されいます。 ★強飯式とは、無病息災や厄除け、商売繁盛や家庭運などのご利益がある、お寺の行事のことをさします

                      11月25日は子供強飯式、ecuvo.(えくぼ)の日、いいえがおの日、OLの日、ランジェリー文化の日、バイラルの日、金型の日、ハイビジョンの日、先生ありがとうの日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                    • ロシア語の学術雑誌は、その英訳誌が出版されている - 研究と教育と追憶と展望

                      最近、自然科学系の主だった学術論文は英語で書かれて、英語で出版されるのが普通だが、20世紀の中頃では、ドイツ語、フランス語、ロシア語など色々な言語が入り乱れていた。先行研究を調べていくと、どうしてもロシア語で書かれた文献に行き当たることがある。ロシア語が出てきた時点で、あきらめる人がほとんどのようだが、そうではない。 あまり知られていないようだが、ロシア語の自然科学系の論文を載せる学術雑誌のうち、主なものは、その英訳誌が英語圏の学協会によって発行されている。例えば、Kristallografiia(Кристаллография)は、ロシア語の論文を載せる結晶学の学術雑誌である。これの英訳誌はSoviet Physics Crystallographyで、全く同内容の英語論文が掲載されている。論文の著者が翻訳したのではなく、翻訳家が訳したものである。原文と英訳を見比べたことがあるが、ロシア

                        ロシア語の学術雑誌は、その英訳誌が出版されている - 研究と教育と追憶と展望
                      • 11/16のツイートまとめ | otokig_tewi178のログ

                        Author:M.N. ツイートログです https://t178chennazkokoro.jimdo.com/ otokig_tewi178 実は外で焼肉食べたこと殆どないんですよねー 11-16 23:43 @cpy65523 おやすみなさ〜い 11-16 23:43 RT @if_224: #着物の日 https://t.co/fNQshNlqzN 11-16 23:42 RT @focustaiwanjapa: 台湾、TPP参加の意向を改めて表明 APEC閣僚会議 https://t.co/SRqyeZYyEPTPPの参加については規則が定まっていないが、トウ氏が接触した国の代表は、話し合いの進捗について最新の状況を台湾に報告すると話した… 11-16 23:42 otokig_tewi178明日の天気:曇り 最高気温16度 最低気温9度ツイート数:642RTした数:354送った

                        • 決闘 (チェーホフ アントン)

                          小説家・翻訳家・評論家。1903(明治36)年、東京牛込に生まれる。一高理科に入学し、堀辰雄を知って文学への関心が高まり、東京外国語露語科に転学。卒業後、北大図書館に勤めながら創作を志し、ソ連通商部を経たあと文筆生活に入る。ロシア語はもとよりフランス語にも長け、プーシキン、ツルゲーネフ、ガルシン、チェーホフ、ゴーリキー~バルザック、ジード、シャルドンヌらの諸作品を翻訳する。とくにチェーホフ作品は、その彫琢された文章によって名訳の誉れが高い。これらの業績から翻訳家として有名になったが、小説も寡作ながら「垂水」「灰色の眼の女」「少年」など、高踏的な凝った文体で書いた。応仁の乱を題材にした「雪の宿り」は自らの戦争体験を重ね合わせた歴史小説の逸品。博学で和洋の文学に造詣深く、「散文の運命」「チェーホフ試論」などの評論がある。1957(昭和32)年、舌癌により鎌倉で死去。享年53。 「神西清」

                            決闘 (チェーホフ アントン)
                          • 『モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝』 ハヤカワ文庫NF 【読書感想・あらすじ】

                            世界最強と謳われるイスラエルの対外情報機関「モサド」。謎に包まれたその実態をスパイ小説の巨匠が明かす。ホロコーストの首謀者アイヒマンの拉致、テロ組織「黒い九月」への報復、シリアと北朝鮮が密かに設置した核施設の破壊、さらにイランの核開発を阻止するための秘密戦争……。命がけのミッションに挑むエージェントたちの姿を通して国家存亡を左右する暗闘の真実を描くベストセラー・ノンフィクション。解説/小谷賢 読みどころ 敵対する国家に周囲を囲まれ、存亡をかけた戦いを繰り広げてきた国「イスラエル」。そして秘密裏に国家を支えてきた諜報機関「モサド」。命を懸けた戦いに身を晒しながら決して表立って称賛されることのないスパイたちを描くノンフィクション。 超法規的にそして秘密裏に行われるモサドの活動は、一見すると架空の遠い世界の出来事に思える。しかし数多くの取材とインタビューよって裏付けされ詳細に語られるその内容は、

                              『モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝』 ハヤカワ文庫NF 【読書感想・あらすじ】
                            • グーグル翻訳がすごいことになっていた!英訳・和訳も自由自在! - Keep My Word

                              グーグル翻訳が進化して、実用レベルでも使えると昨年から話題になっていた。 jp.techcrunch.com そして、今年に入ってさらにベトナム語、ロシア語なども追加され、ますます便利になっている。 最近、英文契約書を翻訳する必要があり、疑心暗鬼になりながらも、グーグル翻訳に放り込んでみた。 英文: The territory covered under this Agreement shall be the entire continents of Asia and Oceania to which the Distributor shall have all exclusivity to distribute all and any present or future products of the Exporter regardless of kind quantity, herei

                              • Show's Hot Corner

                                ブログ(iiyu.asablo.jpの検索) ホットコーナー内の検索 でもASAHIネット(asahi-net.or.jp)全体の検索です。 検索したい言葉のあとに、空白で区切ってki4s-nkmrを入れるといいかも。 例 中村(show) ki4s-nkmr ウェブ全体の検索 お知らせ 「会話によるソフトウェア工学の開発実践」 中国語と日本語の対訳でソフトウェア工学実践的入門ができる話題の書、「会話によるソフトウェア工学の開発実践」について、詳しくは、こちらをどうぞ。 朝風呂始めてます 知ってる人は知ってるけど、ASAHIネットがasablo(あさぶろ)というブログのテストを始めて、ぼくも練習しています。 ぼくのブログがある場所は、http://iiyu.asablo.jp/blog/です。 「新版インターネットを使いこなそう」が「ぼくたちの今」に 拙著「新版インターネットを使いこなそう

                                • 私はなぜ、どうしてエスペランチストになったか

                                  私はなぜ、どのようにしてチェコ文学者になったか 昨年の9月21(日)、私は神楽坂の社会教育会館で開かれた日本チェコ協会、チェコ倶楽部共催の講演會で、「チェコから得たもの」という題名でお話いたしました。幸い好評であったらしく、アンコールの声があちこちで上がったとお聞きしました。今回の講演はそのアンコールに当たるわけでして、「私はなぜ、どうしてチェコ文学者になったか」という題名でおわかりのように、前回の講演「チェコより得たもの」の姉妹編なのであります。 では始めますが、まず「私はなぜチェコ文学者になったか」ですね。皆様もこれまで体験されたことと思いますが、何事も起こるにはそれだけのしかるべき原因がありますよね。その原因はたいていの場合、単数ではなく複数で、しかもそれらが微妙にからまっている場合が多いのではないでしょうか。 「私はなぜチェコ文学者になったか」を、つらつら考えてみますと。やはりいく

                                  • アプリ辞書と電子辞書をうまく使い分けて翻訳と読書をするには【翻訳の不思議】 - ENGLISH JOURNAL

                                    連載「翻訳の不思議」第13回。今回は翻訳家の有好宏文さんが、自身の経験から辞書アプリと電子辞書の使い方について話します。翻訳のときと読書のときで、辞書をどう使い分けているのでしょうか。アプリや電子辞書、紙の辞書を使う利点は? 「辞書は金で買える実力」とは「翻訳をしています」と人に言うと、時々、「じゃあ、英語の本も、辞書とか引かないで読んじゃうんですか」と聞かれることがある。そうなりたいものだとは思うけれど、しかし現実はむしろ逆で、翻訳をするようになってから、以前よりもはるかに辞書を引くようになった。翻訳界隈では「辞書は金で買える実力」という格言があって、出典は見つけられないが、ロシア語通訳者の米原万里の言葉だそうだ。とにかく、翻訳者はよく辞書を引くものだと思う。 今回の「翻訳の不思議」は、進歩が目覚ましい辞書環境について書いてみたい。これまでの僕の辞書遍歴をたどりながら、現時点で気に入って

                                      アプリ辞書と電子辞書をうまく使い分けて翻訳と読書をするには【翻訳の不思議】 - ENGLISH JOURNAL
                                    • editdisco

                                      ディスコミュニケーションのためのダンスフロア――2011年11月刊行の新媒体『DISCO』のページです。http://twitter.com/editdisco 『DISCO vol.1』 本文80ページ  1000円(税抜価格) ISBN978-4-9906075-0-0 →現在、無料配布中です。 editdiscoアットgmail.comまでご連絡ください。 ※本誌でインタビューさせていただいた翻訳家・岩本正恵さんの 2014年末の訃報を受け、より多くの方々に手にとっていただけるよう、 無料配布へ切り替えております。 発行:co-LLaps(コラプス) 【目次】 ■インタビュー特集「生きるためのテクスト」 ・山城むつみ「ドストエフスキーのように生きる」 ・鈴木雅雄「シュルレアリスム(と)の恋愛関係」 ・岩本正恵「翻訳小説の愉悦と、日常へ還るポストモダン」 ・北小路隆志「動け、死ぬな、甦

                                      • 第65回読売文学賞 評論・伝記賞  小笠原豊樹 : 読売文学賞 : 文化関連事業 : 読売新聞へようこそ

                                        トップ > 文化関連事業 > 読売文学賞 > 第65回読売文学賞 評論・伝記賞  小笠原豊樹 ◎評論・伝記賞 ◇小笠原豊樹 「マヤコフスキー事件」 スリリングな謎解き  ロシアのアバンギャルド詩人、マヤコフスキーは、独裁者スターリンに賞賛され、社会主義時代のソ連文学の代表者に祭り上げられた。しかし、彼はそのように国家権力に公認される以前の一九三〇年に、自殺していたのだ。 この自殺にはいまだに謎がつきまとう。文壇で攻撃され、不幸な恋愛事件が重なり、自殺に追い込まれた、というのが通説だが、謀殺説も根強い。若き学生時代からマヤコフスキーの詩に熱中し、翻訳も手がけ、ゆうに半世紀以上にわたってこの詩人と付き合ってきた著者は、彼の死の謎について執念の追究を続けた。 小笠原氏は資料を渉猟し、まるでジグソーパズルのピースを組み合わせるかのように、あっと驚くような図柄を現出させる。苛酷(かこく)な革命

                                          第65回読売文学賞 評論・伝記賞  小笠原豊樹 : 読売文学賞 : 文化関連事業 : 読売新聞へようこそ
                                        • 高杉一郎 - Wikipedia

                                          高杉 一郎(たかすぎ いちろう、1908年7月17日 - 2008年1月9日)は、日本の評論家・小説家・翻訳家・エスペランティスト。和光大学名誉教授。本名は小川 五郎(おがわ ごろう)で、大学教授としてはこの名前で教えた。 来歴・人物[編集] 静岡県生まれ。東京文理科大学教育学科中退。 1933年より改造社に勤務、雑誌『文藝』編集主任ののち、1942年東京文理科大学英文科卒業。1944年徴兵され、ハルピンで敗戦を迎え、シベリア抑留を体験。 1949年復員[1]。帰国後書いた抑留体験記『極光のかげに』『人間』(1950年8-12月)が第24回芥川龍之介賞候補にあがり、ベストセラーとなる。 1950年静岡大学教育学部講師、1957年同文理学部助教授、1965年教授、1967 - 1972年評議員、1972年定年退官。 同年常葉女子短期大学教授。1973年和光大学教授。1989年退職[2]。 1

                                          • 可愛い女 (チェーホフ アントン)

                                            小説家・翻訳家・評論家。1903(明治36)年、東京牛込に生まれる。一高理科に入学し、堀辰雄を知って文学への関心が高まり、東京外国語露語科に転学。卒業後、北大図書館に勤めながら創作を志し、ソ連通商部を経たあと文筆生活に入る。ロシア語はもとよりフランス語にも長け、プーシキン、ツルゲーネフ、ガルシン、チェーホフ、ゴーリキー~バルザック、ジード、シャルドンヌらの諸作品を翻訳する。とくにチェーホフ作品は、その彫琢された文章によって名訳の誉れが高い。これらの業績から翻訳家として有名になったが、小説も寡作ながら「垂水」「灰色の眼の女」「少年」など、高踏的な凝った文体で書いた。応仁の乱を題材にした「雪の宿り」は自らの戦争体験を重ね合わせた歴史小説の逸品。博学で和洋の文学に造詣深く、「散文の運命」「チェーホフ試論」などの評論がある。1957(昭和32)年、舌癌により鎌倉で死去。享年53。 「神西清」

                                              可愛い女 (チェーホフ アントン)
                                            • 鴻巣友季子の文学潮流(第6回) ノーベル文学賞発表を前にトニ・モリスンとジュンパ・ラヒリを読む|好書好日

                                              作品本位で政治的な判断はないはず? 今年もノーベル文学賞の発表が近い。最近はノーベル賞ウィークの10月第1木曜日の日本時間午後8時発表と決まっているが、以前は文学賞だけが直前になってやっと日時の確定が出るという形だった。2016年などは発表が1週間遅れ、審議の紛糾が囁かれたが、実際、蓋を開けてみたら、アメリカの歌手ボブ・ディランに授与されたので、各方面に激震が走ったのだった。 さて、今年は終息の兆しが見えないロシアの軍事侵攻へのメッセージとして、ウクライナ作家に授与されるのでは? という下馬評もあるようだ。同賞の選考主体であるスウェーデン・アカデミーの姿勢からすると、そういう露骨に政治色の強い授賞というのは、あまり考えられない。少なくともこの20年ぐらいはそうだった。 作家本人の政治的活動や発言より、(浮世離れしているぐらいに)作品の品質本位。それを貫いた結果の一つとして、オーストリアのペ

                                                鴻巣友季子の文学潮流(第6回) ノーベル文学賞発表を前にトニ・モリスンとジュンパ・ラヒリを読む|好書好日
                                              • 『古代世界史の謎を言語科学から解明する!ロシア科学アカデミー・スミルノフ物理学派Dr佐野千遙』

                                                フリーエージェント世界革命を提唱するフリーエージェント大学ロシアの有名人・ドクター佐野千遥教授資本主義主力の株式会社制をも覆す、貴方を悩みと賃金奴隷状態から解放するフリ-エージェント世界革命を、誤った現行全自然社会人文科学を根底的体系的に批判し、一枚岩無矛盾の全新厳密科学体系を創り出した(世界史上これに挑んだ他者無し)FA大学佐野千遥教授が領導する ロシア科学アカデミー・スミルノフ物理学派論文審査員:ドクター佐野千遙 古代世界史の謎を言語科学から解明する 私のYouTube動画は http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=RPT0HHN_8D0 に有ります。 マスターした12ヶ国語を駆使したプロの通訳翻訳家でも有る佐野千遥が編み出した外国人がネーティブと同じ精度と敏捷性で喋り、聞き取る能力を獲得するための「即聞即答訓練

                                                  『古代世界史の謎を言語科学から解明する!ロシア科学アカデミー・スミルノフ物理学派Dr佐野千遙』
                                                • 川合典子 ブログ

                                                  (10月4日加筆第3回GIGAスクール構想は本当に「個別最適化された学び」を実現するか) 新井紀子の「教科書の読解力が人生を左右する」は嘘です。発行部数から見てこの詐欺に最も”貢献”しているのは東洋経済新報社です。詐欺は犯罪です。東洋経済新報社(社長駒橋憲一)はこの犯罪の主力です。人を騙して本を売る東洋経済新報社に正確な経済データが提供できるのか。詐欺(犯罪)をしながら信頼される仕事ができるのか。駒橋社長も十分承知だったのでしょうね。その証拠に詐欺だとわかっても何もしません。駒橋社長も読者を騙すことなど簡単だと思っていらっしゃるのですね。 本の帯には「読解力がない人間は仕事を奪われる」と大きく書いてある。でも新井氏は生徒に教科書を読ませたデータは一つも取っていない。ただ自分が「読解力を測るテストだ」と言い張るテストをさせただけです。中には生徒を罠にはめる問題もある。データがないから詐欺だと

                                                    川合典子 ブログ
                                                  • 映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』公式サイト

                                                    全世界で一大現象を巻き起こしたミステリー小説「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ。その第4作目にあたる「インフェルノ」の出版の際に、驚くべきミッションが遂行されたことは、あまり知られていない。待望の新作を世界中のファンに同時に届けることと、海賊行為や違法流出を防ぐために、著者ダン・ブラウンの同意のもと、アメリカの出版元が各国の翻訳者たちを秘密の地下室に隔離して翻訳作業を行ったのだ。この前代未聞かつクレイジーな実話をもとに、デジタル時代ならではの仕掛けと、どんでん返しの連続を融合させた、新時代の本格派ミステリーが誕生した! 舞台はフランス、豪邸の地下に隠されたシェルターのごとき密室。大ベストセラーミステリー三部作の完結編「デダリュス」の翻訳のために選ばれし9人は、外出もSNSも電話も禁止される。ところが、最新鋭のセキュリティを突破して原稿の一部がネットに流出、「24時間以内に500万ユーロを支払

                                                      映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』公式サイト
                                                    • おまえらの母校の有名人7〜マニアック編〜

                                                      1 :実名攻撃大好きKITTY[]:2006/11/06(月) 12:52:50 ID:ebl8J//I0 引き続き語れ おまえらの母校の有名人〜マニアック編〜 http://school2.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1058175013/ おまえらの母校の有名人2〜マニアック編〜 http://school2.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1074507135/ おまえらの母校の有名人3〜マニアック編〜 http://school4.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1084643663/ おまえらの母校の有名人4〜マニアック編〜 http://school4.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1098994879/ おまえらの母校の有名人5〜マニアック編〜 http://

                                                      • 海外ゲーの日本語化Modに出てくる、あまり適切ではない翻訳あるある/フリントとは何か

                                                        先日プレイした、石器時代から文明を築くゲーム「Dawn of Man」。 https://55096962.seesaa.net/article/202002article_1.html 中の人は英語力底辺だが、ゲーム用語くらいならなんとか分かるのでいつも原語のままプレイしている。 …ので、日本語化パッチを当ててプレイした人と話が食い違うことがたまにある。 今回出た食い違いはこんな感じ。 友人「序盤は火打石が大事だよね」 ワイ「??? 火打ち石なんて出てこなかったぞ」 友人「一番最初の時代に最初から使える石器の材料」 …もしかして、Flintか…? フリントは日本の石材で言うと黒曜石です どうも日本語化パッチでフリントに「火打石」って翻訳を当ててたみたいなのだが、いやいや火打石で槍とか鎌とか作ってちゃおかしいでしょ。。たぶんWikipediaあたりのこのへんの記述から来たんだと思うんだ。

                                                          海外ゲーの日本語化Modに出てくる、あまり適切ではない翻訳あるある/フリントとは何か
                                                        • 脱原発をめざす女たちの会

                                                          賛同人(2021年9月4日現在) 吉永小百合(俳優)大竹しのぶ(俳優)竹下景子(俳優)杉田かおる(俳優)樋口恵子(評論家)落合恵子(作家)クミコ(歌手)石川逸子(詩人)柚木ミサト(イラストレーター)明珍美紀(元新聞労連委員長)五島昌子(市民文化フォーラム)田中靖枝(玄海)樋口あきこ(玄海)藤本紀美子(玄海)小林栄子(玄海)村山俊子(玄海)味志陽子(玄海)太田記代子(安心な健やか地域づくりをすすめる会)永瀬正枝(玄海)小山みどり(玄海)小山道子(玄海)川口樹里(原発八女ん会)田中美江(原発八女ん会)井上昭子(原発いらんばい・トスの会)山下由佳(エコビレッジ・コスタリカ共和村 村長)神谷扶左子(時を見つめる会)中根桂子(愛知県)矢崎恭子(オペラ歌手、大学講師)戸倉由紀枝(STOP!浜岡原発)今岡良子(大阪大学 世界言語研究センター 准教授 モンゴル遊牧地域論)佐野キリコ(野外劇団 楽市楽座)岡

                                                          • Microsoft Word - 201104.doc

                                                            2011 年 4 月号 第 2 期第 107 号 翻訳通信 翻訳と読書、文化、言葉の問題を幅広く考える通信 目 ■ 次 山岡洋一 大震災に思う - 一つの文明の終わりと翻訳者の立場 エネルギーを使いたい放題使う生活様式は終わった。この危機にあって、現 場の人たちはしっかりしているが、上に立つ人間は責任回避に終始している。 惨憺たる状況だが、翻訳者は誇りと責任感をもって仕事をしていくしかない。 ■ 翻訳とは何か―研究としての翻訳(その8) 河原清志 - 文化翻訳論(1) 「翻訳」という言葉はさまざまな意味合いで使われる。102 号では通常の意味 での「翻訳」(ある言語テクストを別言語テクストに訳す営為)を取り上げて、 「翻訳とは○○である。」というテーゼの探究を「翻訳の社会的役割論」とし て論じた。本稿では、「翻訳」という概念をメタファーとして使って世の中の 事象を説明

                                                            • ゼエヴ・ジャボチンスキー - Wikipedia

                                                              ゼエヴ・ウラディーミル・ジャボチンスキー(1880年10月18日 – 1940年8月4日、ヘブライ語: זאב ולדימיר ז'בוטינסקי‎、ウラジーミル・エフゲーニエヴィチ・ジャボチンスキー、ロシア語: Влади́мир Евге́ньевич Жаботи́нский, ラテン文字転写: Vladimir Evgen'evich Zhabotinskii)は、シオニストの指導者で修正主義シオニズムのエツェルを率いた。また、オデッサで自衛組織を創設、指導者となった。作家、詩人、翻訳家でもあった。 生涯[編集] ジャボチンスキー家 ゼエヴ・ジャボチンスキーはロシア帝国領のオデッサ(現・ウクライナ領)で生まれた。彼はユダヤ人中流家庭で育ち、ロシアの学校教育を受けた。そのころにヘブライ語の教育も受けていた。後にジャボチンスキーは彼の自叙伝に、彼はユダヤの信仰や伝統とはかけ離れた環境

                                                                ゼエヴ・ジャボチンスキー - Wikipedia
                                                              • 「戦争と平和」苦心の翻訳 故北御門氏のノート発見、熊本市で初公開 [熊本県] - 西日本新聞

                                                                「戦争と平和」苦心の翻訳 故北御門氏のノート発見、熊本市で初公開 [熊本県] 2014年01月28日(最終更新 2014年01月28日 01時12分) 初公開の「戦争と平和」の翻訳ノート写真を見る北御門二郎氏写真を見る ロシアの文豪トルストイを研究していた熊本県湯前町出身の翻訳家、北御門二郎氏(1913~2004)が訳した長編「戦争と平和」の自筆の翻訳ノート14冊が見つかり、くまもと森都心プラザ図書館(熊本市西区)で公開されている。家族も捜し続けた「幻のノート」で、同県人吉市の友人が預かっていたことが3、4年前に判明。家族に返還、保管されていた。 北御門氏は1936年、ロシア語を学ぶため旧満州(中国東北部)ハルビンへ渡航。その後、戦争反対の信念から徴兵検査を拒否し免除され、同県水上村で農業をしながらトルストイ文学の研究、翻訳をした。 長男すすぐ氏(66)=同村=によると、北御門氏が62歳で

                                                                • 定型について - 星野廉の日記

                                                                  翻訳調の文体 翻訳調がなかったころ 初めての辞書 決まり文句 断絶 山を書く 翻訳調の文体 翻訳の仕事に携わっていたころ、「直訳」という言葉をつかってたしなめられたことが何度もありました。「英文読解じゃないんだから」とも言われたこともあります。 で、張りきって訳し直すと、今度は「こなれすぎ」「意訳しすぎ」「〇〇節がまた出たね」(〇〇には私の名字が入ります)とたしなめられるのです。頭をかかえたものです。 「直訳」に似た言い方に「翻訳調」があります。作家でも翻訳調と評される文体の人がいます。 翻訳された文章のような文体とはどんなものを指すのかは、一概にはいえないと思いますが、私のイメージする翻訳調とは、英語の長文読解の模範解答にあるような文体です。もちろん、大学受験用の教材の話です。 「受験英語」という言葉がいまもつかわれているのか知りませんが、私の学生時代にはよく見聞きしました。 * 長文読

                                                                    定型について - 星野廉の日記
                                                                  • 『カラマーゾフの兄弟』再読」

                                                                    「世界文学会」連続研究会「世界の古典再読」 (2009.4.25 中央大学駿河台記念館) 再読『カラマーゾフの兄弟』 ―「父親殺し」がはたして主要テーマか? 亀山郁夫の解釈を批判しつつ、主題構成について考える― 木下豊房 今日はこの歴史ある学会の席でお話させていただくことを、大変、光栄に、また嬉しく思っております。まずドストエフスキーとのかかわりで、補足的に自己紹介をさせていただきますと、私は河出書房新社の全集で有名な米川正夫先生の最後の教え子、といった関係になります。 私が修士課程を了えると同時に、米川先生は早稲田大学を定年退職されました。その後の博士課程は、ソビエト文学を専門とされた黒田辰夫先生のゼミに入れていただきました。 米川先生没後、河出書房新社の「愛蔵決定版全集」全20巻の刊行が始まりました。これは正夫先生の長男・米川哲夫氏が陣頭指揮をされて、私たち弟子が協力して、それまですで

                                                                    • 紙面掲載した書評をご紹介「図書新聞」の書評コーナー│オンライン書店e-hon

                                                                      1949年創刊。硬派な人文書からホットなサブカルチャーまで紹介する週刊の書評新聞「図書新聞」とe-honのコラボ企画! 「図書新聞」の紙面で紹介した書評や、対談記事をご紹介します。【週1回更新】 取り上げる本や評者を厳選し、確かな見識で深く掘り下げた書評は「読み応えアリ」です! ⇒「図書新聞」定期購読はこちら ◆ 3328号(11月18日発売号掲載) ⇒過去の掲載記事はこちら 多角的作家の知られざる面 ポーランド語の原典から訳すことでレムの本来の味わいを伝えることができた 対談:沼野充義×巽 孝之 巽 レムの小説は形而上学的なものが多い。いわゆる架空の書評や思弁小説、メタフィクション的なものですね。ただ、『ソラリス』ではハリーという、昔死んでしまった主人公の恋人が出てきて、ソラリスがそのレプリカを宇宙ステーションに送り込んでくるわけですが、その描写が結構エロティックで生身の人間な感じがしま

                                                                      • サムイル・マルシャーク - Wikipedia

                                                                        サムイル・ヤコヴレヴィチ・マルシャーク(Самуил Яковлевич Маршак、ラテン翻字の例:Samuil Yakovlevich Marshak、1887年11月3日/ユリウス暦10月22日 - 1964年6月4日)は、ロシアの作家、翻訳家、児童文学作家、詩人である。彼の翻訳したものとしては、ウィリアム・シェイクスピアのソネット、ウィリアム・ブレイクやロバート・バーンズ、そしてラドヤード・キプリングの詩が挙げられる。 幼年期から青年期[編集] ヴォロネジ生まれ。父親は化学プラントの職工長であった。彼は家庭で優れた教育を受け、オストロゴジュスク(Острогожск:ヴォロネジ郊外にある)のギムナジウムに進んだ。サムイルはヴォロネジでの子供時代、すでに詩を書き始めていた。弟のミハイル・イリーン、妹のエレナ・イリーナも作家である。 1902年、マルシャークの家族はサンクトペテルブル

                                                                        • 特別付録:時計仕掛けのオレンジのあの言葉集 - ネトゲスパイラル:MHF

                                                                          ここでスタンリー・キューブリック監督「時計仕掛けのオレンジ」の変な言葉「ナッドサッド言葉」の翻訳を公開!これでアナタも時計仕掛け!! ※ここに表記されてるナッドサット言葉翻訳は、英語版小説についてた英訳をinfoseekで和訳したモノと、小説での30年前の翻訳家がその時代の解釈とセンスと誤解で和訳したモノと、訳もついてない映画でのニュアンスをくみ取ったモノが適当におりまざったもんに管理人の意訳を込めてお送りしています 露・・・ロシア語 独・・・ドイツ語 仏・・・フランス語 英・・・英語スラング オリ・・・原作者オリジナル 学・・・向こうの学生が使うようなナメた言葉 色の薄い文字・・・どこにも載ってなかったんで勝手に読みをつけた。 カタカナ小説英訳日本語訳語源

                                                                          • [第6班 文化:研究会情報] 比較地域大国

                                                                            日 時:2012年12月8日((土)13:00-19:00 タイトル:「ユーラシア地域大国における聖地の研究」第一回研究会 場 所:新潟国際情報大学中央キャンパス プログラム 13:00 趣旨説明(杉本良男) 13:15 「『季刊民族学』「文化遺産を再見する」をめぐって」高橋沙奈美(筑波大) 13:45 「インド・マハーラーシュトラの聖地」松尾瑞穂(新潟国際情報大) 15:00 「文明の交差点における歴史の現在」 桜間 瑛 (北大) 16:15 総合討論 17:30 今後の研究の方向性をめぐって 日 時:2012年11月27日(火)16:30-18:00 講 師:山崎佳代子(詩人・翻訳家、ベオグラード大学教授) タイトル:イスィドラ・セクリッチとセルビアにおける日本文化の受容 場 所:北海道大学スラブ研究センター4階小会議室(401号室) 連絡先:望月哲男(E-mail:tetsuo<at

                                                                            • ヒトの変異:みすず書房

                                                                              その昔、重い奇形をもつ人々は「怪物」とみなされた。いま、奇形は遺伝子の働きを知るうえで、貴重な手がかりとなっている。その間には体づくりの謎をめぐる、数百年にわたる混乱と探究の歴史があった。ヒトの変異の博物学・文化史・科学史は、不可分に縒り合わされている。 「私たちはみなミュータントなのだ。ただその程度が、人によって違うだけなのだ」。科学者は違いの原因となる遺伝子を探し、その文法を見出す。それが「私たちはなぜこのような形をしているのか」という問いへの答えにつながる。重い奇形の原因が、約30億の塩基対のうちのたった一つに起きた変異である場合もある。体づくりの精妙な仕組みに驚嘆し、多様性の謎が解けると同時に、違いの源がいかに私たちの直感に反して微かであるかを発見する。発生生物学者たちを虜にするそのスペクタクルを、本書は垣間見せてくれる。 人体の遺伝的多様性の原因を科学的に解明することは、不当な差

                                                                              • 故郷 (魯迅) - Wikipedia

                                                                                この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "故郷" 魯迅 – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2020年2月) 「故郷」(こきょう、原題:故鄕)は、魯迅の代表作ともいえる短編小説のひとつ。1921年5月『新青年』に発表され、のちに魯迅の最初の作品集である『吶喊』(1923年)に収録された。作品に描かれた主人公の生家の没落、故郷からの退去は、魯迅本人の経験がもととなっている。当時の社会に残存する封建的な身分慣習に対する悲痛な慨嘆が込められている。 あらすじ[編集] 主人公の「私」は20年ぶりに故郷に帰ってくる。かつて地主であったが、今は没落してしまった生家の家財を引き払うた

                                                                                • 漫画専門で翻訳している実績豊富なプロ翻訳者による漫画翻訳 | BPS株式会社

                                                                                  漫画専門で翻訳している実績豊富なプロ翻訳者による漫画翻訳 BPSでは、日本が世界に誇る漫画文化を発信していく活動の一環として、漫画家さまから掲載・翻訳する許可を得た漫画を、世界中に配信するMANGA REBORNを運営しておりました。この試みには、世界中の翻訳経験のある漫画ファンが集まって協力してくださり、現在でもBPSの漫画翻訳のクオリティは彼らによって支えられています。(現在、MANGA REBORNはサービスを終了しております) 漫画翻訳とは まず、漫画の日本語テキストを英語や中国語に翻訳いたします。 単なる文字の“翻訳”ではありません。漫画ではその世界観やストーリー、キャラクターを意識しなければならず、映画の吹き替えと一緒で、ある規則や暗黙のルールに則って行われます。 その後、翻訳された英語や中国語のテキストを元々あった日本語のテキストと入れ替えます。BPSではこれを“写植”と呼び

                                                                                    漫画専門で翻訳している実績豊富なプロ翻訳者による漫画翻訳 | BPS株式会社