堺雅人主演の大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)。豊臣秀吉(小日向文世)の天下に最後まで抵抗し続けた北条家が滅亡したが、6月26日放送からは、秀吉の愛児が死去するなど豊臣家に徐々に暗雲が立ち込めている。 そんな中、今後のキーマンとなるのが関白・豊臣秀次(新納慎也)だ。秀吉のおいであり、後継者と目されてきたが、次第に秀吉との関係に変化が生じる。これまでは暗愚で残虐、秀吉の怒りを買って切腹を命じられたとされてきたが、「真田丸」では最新学説に基づいて、これまでとは違う描かれ方をするという。 そんな秀次役の新納を直撃し、役への思いや、脚本の三谷幸喜とのエピソードを聞いた。 ――まず秀次のオファーが来たときの率直な感想を教えてください。 即座に「やります」とお返事しましたが、オファーは驚きました。舞台の仕事が多くてドラマへの出演自体も少ないのですが、若いころに時代劇のスタッフの方のところへ営業に行