抜群の歌声と幼少期から培ってきた昭和歌謡のディープな知識を活かし、活躍の場を広げているタブレット純さん(49歳)。現在はムード歌謡漫談という新ジャンルを確立し、『阿佐ヶ谷アパートメント』(NHK)、『タブレット純 音楽の黄金時代』(ラジオ日本)などテレビやラジオ番組で唯一無二の存在感を発揮している。 前編では、自ら「のび太みたいだった」という幼少時代や介護職での苦労、「和田弘とマヒナスターズ」のボーカルに抜擢された裏話、スナックでの修行生活、お笑い進出の背景などを聞いた。後編では、昭和の世界観を愛する理由やプライベート生活の謎に迫った。 【前回記事を読む】⇒「お笑いの舞台で救われた」“ムード歌謡の貴公子”タブレット純が語る、ダメ人間だった時代 ――わかりやすさや、明確な答えを求められる今の時代において、昭和歌謡に込められているような、情操やロマンを養うにはどうしたら良いでしょうか。 タブレ