人付き合いが苦手、これからの働き方に不安を持っている、いつも微妙に疲れている…...。人生のあらゆるストレスとの向き合い方に真正面から応えてくれる本『ストレスフリー超大全』(ダイヤモンド社)は、発行部数16万部突破している話題の本だ。今回は著者の樺沢紫苑氏に、今日からできるストレスフリーになる生き方について話を訊いた。 人間の幸福を司る三つの神経伝達物質 ――人が幸福を感じるには、3つの脳内物質、①セロトニン(心と体の健康や安定)、②オキシトシン(愛情、繋がり)、③ドーパミン(興奮、社会的成功)の分泌が重要で、この3つの順番が大事だとあります。どういった順番がいいのでしょう? 樺沢紫苑:(以下、樺沢):まず三つの物質を説明すると、セロトニンは「やすらぎ」「癒し」「気分」の幸福感です。朝起きて今日も天気が良くていい気分だとか、ポジティブで前向きな気分に包まれるもの。 逆に、「不安」「心配」「