北方領土交渉が黄信号に変わった。中国の対日包囲網にロシアのラブロフ外相が積極的に加わる姿勢を示したからだ。昨年12月30日、中国の王毅外相がロシアのラブロフ外相に電話をした。両外相は、12月26日の安倍晋三首相の靖国神社参拝を批判した上で、歴史問題で共闘する方針を表明した。(SANKEI EXPRESS) <王氏はラブロフ氏との会談で「安倍(首相)の行為は、世界の全ての平和を愛する国家と人民の警戒心を高めた」と述べ、参拝を批判。その上で「(中ロ両国は)反ファシスト戦争の勝利国として共に国際正義と戦後の国際秩序を守るべきだ」と述べ、歴史問題で共闘するよう呼び掛けた。 ラブロフ氏は「靖国神社の問題ではロシアの立場は中国と完全に一致する」と応じ、日本に対し「誤った歴史観を正すよう促す」と主張した>(12月31日のMSN産経ニュース) ロシアは、安倍首相が靖国神社を参拝した当日、ロシア外務省のルカ