(リポート) 「すごくおいしいです。見た目がアレなんでちょっと躊躇するんですけど、最中がサクサクであんがたっぷりで。すごくおいしい最中です」 その名も『トイレの最中(さいちゅう)』324円。もはや遊び心旺盛という言葉では済まない商品。しかし、この日用意した150個は午前中で完売。 便器の形をした和菓子が生まれた理由について、店主の稲葉さんは…。 稲葉さん: 「(常滑は)衛生陶器が重要な焼き物じゃないですか、そのお菓子を作りたいと。『あんことうんこって似てると思いません?うんこのかわりにあんこ入れる和菓子を作ってみたいんです』と言って。(INAXの当時の会長が)大笑いされて『ぜひともやりたまえ』と」 常滑市といえば、戦後から便器など衛生陶器を作っている一大産地。