並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 212件

新着順 人気順

六朝の検索結果1 - 40 件 / 212件

  • 【全文無料】総目次 世界史/日本史のまとめ|みんなの世界史

    「みんなの世界史」(世界史のまとめ/日本史のまとめ) noteコンテンツの総目次です。 全部合わせると、100万字以上あると思いますが、全文無料です。 since 2018.10- 基本コンセプト 昔と今を、今と未来をつなぐ。 世界の中の日本、日本の中の世界をつなぐ。 世界史を26ピースに「輪切り」にし、 深く、たのしく、わかりやすく”翻訳”する。 コンテンツの一覧【1】ゼロからはじめる世界史のまとめ(世界史×ゼロから) 【2】同時に学ぶ! 世界史と地理(世界史×地理) 【3】世界史のまとめ × SDGs(世界史×未来) 【4】"世界史のなかの" 日本史のまとめ(世界史×日本史) 【5】世界史の教科書を最初から最後まで(世界史×教科書) 【6】新科目「歴史総合」を読む(歴史総合) 【7】新科目「世界史探究」を読む(世界史探究) 【8】歴史の扉(歴史×モノ) 【9】歴史のことば(書評) 【1

      【全文無料】総目次 世界史/日本史のまとめ|みんなの世界史
    • 「カラスの漢字“烏”が“鳥”より一画少ないのは体が黒く目がどこにあるかわからないから」は誤り - 古代漢字学習ブログ @kanji_jigen

      「カラスの漢字“烏”が“鳥”より一画少ないのは体が黒く目がどこにあるかわからないから」という説があります。以下のように、現在販売されている漢和辞典にも掲載されています。 象形。からすの形にかたどる。からすはからだが黒く、目がどこにあるかわからないので、「鳥」の字の目にあたる部分の一画を省いた。借りて、感嘆詞、また、疑問詞に用いる。 ――『角川 新字源』改訂新版、角川書店2017年、p824 烏は鳥の目玉を表す部分である「-」を省いた形。 ――『漢字源』改訂第六版、学研2019年、p1152 しかし、この説は誤りです。 この説は金文の研究が盛んになるより以前に提唱されましたが、清代に金石学(金文研究)が発達したおかげで誤りであることがわかりました。すなわち、古文字学(古代の漢字を研究する学問分野)の世界では100年以上前に否定された説です。 漢和辞典に掲載されているいわゆる「漢字の成り立ち」

        「カラスの漢字“烏”が“鳥”より一画少ないのは体が黒く目がどこにあるかわからないから」は誤り - 古代漢字学習ブログ @kanji_jigen
      • 「三体」監修・立原透耶さんインタビュー 中国SF界に現れた、突然変異的なスペースオペラ|好書好日

        文:ハコオトコ 立原透耶(たちはら・とうや)作家・翻訳家 1969年生まれ。ファンタジーなど幅広い作品を執筆。「ひとり百物語」シリーズ(メディアファクトリー)など著作多数。華文SFの翻訳も長く手掛け、最近も中国語圏の作家の作品を翻訳した『時のきざはし 現代中華SF傑作選』(新紀元社)を出版。 戦後、ソ連の影響を受けた中国SF ――翻訳・監修に多くの人が携わった「三体」シリーズ邦訳版ですが、立原さんは主に和訳された文章と中国語の原書と乖離が無いか、固有名詞やルビのミスが無いかなどをチェックする「総監修」を担当しました。華文SFに造詣が深く、翻訳も長く手掛けてきた立原さんですが、まずは三体の背景にある中国のSF事情、歴史を教えてください。 第二次世界大戦後、中国ではソ連のSFが最初に(大々的に)影響したと思います。同じ共産国として中国の目指す科学技術立国、「頑張ったらこんな良い未来があるんだよ

          「三体」監修・立原透耶さんインタビュー 中国SF界に現れた、突然変異的なスペースオペラ|好書好日
        • 「植物を煮出したもの」の名前はほぼどの言語でも「茶」から派生した言葉..

          「植物を煮出したもの」の名前はほぼどの言語でも「茶」から派生した言葉になってしまっている。 今のところ自分が知ってる限りでは、南米のマテ茶(マテ)だけが、茶とは独立した言葉 という増田が何年か前にあった 追記 雑に書いたものに結構ブクマついててびびってる。 ちょっと調べた。 漢字で書くとどっちも「茶」になってしまうけど、「茶」の読みに主に2系統あって、陸路でインドや中近東に広まった広東語の「ちゃ」と海路で東南アジアやヨーロッパに広まった閩南語の「てー」があるそうな。 でもこの「ちゃ」と「てー」も元は同じものなんじゃないの? 日本語だと茶は「さ」と読むこともあるけど、これは唐音らしい。 呉音では「だ」、漢音では「た」または「さ」になるとのこと。 全然関係ないけど、唐音って唐での読み方じゃなくて宋の時代の読み方らしい。まじかよwwww 唐の時代の読み方は漢音の方。お前、漢と関係ないのかよ。まあ

            「植物を煮出したもの」の名前はほぼどの言語でも「茶」から派生した言葉..
          • さとうしん on Twitter: "そういや中国人の作る中華風異世界転生物は科挙の要素をまるっとスルーしてるな。六朝あたりの貴族制の世のをイメージした世界が多い気がする。それか女性の場合は後宮の女官に転生するとか。 https://t.co/bgrdurxsQK"

            そういや中国人の作る中華風異世界転生物は科挙の要素をまるっとスルーしてるな。六朝あたりの貴族制の世のをイメージした世界が多い気がする。それか女性の場合は後宮の女官に転生するとか。 https://t.co/bgrdurxsQK

              さとうしん on Twitter: "そういや中国人の作る中華風異世界転生物は科挙の要素をまるっとスルーしてるな。六朝あたりの貴族制の世のをイメージした世界が多い気がする。それか女性の場合は後宮の女官に転生するとか。 https://t.co/bgrdurxsQK"
            • 【2020年12月版】世界史関連の新刊45冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

              2020年9月〜2020年12月の世界史関連の新刊の紹介 いろんなことがありすぎた2020年も終わりに近づいています。 新型コロナはさまざまな影響を社会にもたらしましたが、人々がステイホームした影響で書籍の売り上げが好調らしいです。怪我の功名というか、せっかく得た読書の時間を今後も皆が維持していってほしいものです。 さて今年最後の新刊紹介参ります。 1.『古代メソポタミア全史ーーシュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで』 小林登志子 著 中公新書 2020/10/21 人類初の文明は5500年前のメソポタミアに生まれた。灌漑農業、都市、文字など、現代でも必須な文明の要素は全てこのときにシュメル人が発明した。その後、「目には目を」で名高いハンムラビ王、初の世界帝国を築いた新アッシリアのアッシュル・バニパル王、「バビロン捕囚」で悪名高いネブカドネザル二世など数々の王たちが現れ、様々な民

                【2020年12月版】世界史関連の新刊45冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
              • 「光る君へ」#10 花山天皇退位! 寛和の変の直前に、道長とまひろが交わした和歌・漢詩の深い意味とは?

                「光る君へ」#10 花山天皇退位! 寛和の変の直前に、道長とまひろが交わした和歌・漢詩の深い意味とは? 寛かん和なの変――寛和2年(986)、右大臣・藤ふじ原わらの兼かね家いえ一家による花か山ざん天皇を退位させんとする陰謀劇が起きたとき、藤原道みち長ながは数え年21歳でした。 ドラマでは、オリジナルストーリーとして道長とまひろ(紫式部)との恋が進行していますが、寛和の変の直前、権力欲にまみれた父たちに嫌悪感を抱いた青年道長は、まひろに駆け落ちを持ちかけます。二人が交わし合った和歌と漢詩が彼の心を駆り立てたのですが、そこにはどのような意味があったのでしょうか。 道長が和歌を贈るとまひろが漢詩の句を返す形で、二人は3度の贈ぞう答とうを交わしました。通常は男女ともに自作の和歌を詠み交わすもので、これはドラマ上の演出です。 道長の贈った和歌は、皆『古こ今きん和歌集』のものです。 思ふには 忍しのぶ

                  「光る君へ」#10 花山天皇退位! 寛和の変の直前に、道長とまひろが交わした和歌・漢詩の深い意味とは? 
                • 文豪スイング 岡本綺堂『青い女』 - 素振り文武両道

                  本日は150本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 わたくしは、この小説では、素振りをしたくなかった。 ということで、夏なので、怪談でバットを振りました。 そんなに怖くないです。 青空文庫より 中国怪奇小説集3 捜神記(六朝) 岡本綺堂 『青い女』 呉郡の無錫(むしゃく)という地には大きい湖があって、 それをめぐる長いドテがある。 ドテを監督する役人は丁初といって、 大雨のあるごとに破損の個所の有無を調べるために、 ドテのまわりを一巡するのを例としていた。 時は春の盛りで、 雨のふる夕暮れに、 彼はいつものようにドテを見まわっていると、 ひとりの女が上下ともに青い物を着けて、 青いカサをいただいて、 あとから追って来た。 「もし、もし、待ってください」呼ばれて、 丁初はいったん立ちどまったが、 また考えると、 今頃このさびしい所を女ひとりでうろ付いている筈がな

                    文豪スイング 岡本綺堂『青い女』 - 素振り文武両道
                  • 2024年【七草粥】意味や由来は?いつ食べるのが正しい?胃袋を休めるための昔の風習 - QUATRE(キャトル)の庭

                    こんにちは、QUATRE(キャトル)です。 1月7日は、七草粥を食べる日。 お正月にたくさん食べた胃袋を休めるためと子供の頃に習いました。 ところが、野草の先生にこう教わったことがあります。 「七草粥は古くからの日本の風習というけれど、ハウス栽培の技術のない昔にそもそも春の七草が揃うはずもなく、七草粥はやっぱり旧暦で頂くものよ。それに、昔の日本人が胃袋を休めるほどお正月にたくさん食べれるほど豊かでもなかったはず。」 なるほど、確かに。納得です。 七草粥が、本来、正月の胃袋を休めることが目的でないのであれば、一体何のために食べられてきたのでしょうか?七草粥について調べてみたことを、まとめてみました。 七草粥の由来・歴史は? 七草粥の由来には諸説あり、中国の人日の節句と日本の七種粥や若菜摘みの風習があわさって、今の七草粥になったとされています。 人日の節句の七種菜羹 古代中国(六朝時代)で、旧

                      2024年【七草粥】意味や由来は?いつ食べるのが正しい?胃袋を休めるための昔の風習 - QUATRE(キャトル)の庭
                    • 「恵方巻き」節分!2月3日! #運活 #食活 - #楽活!収入増やして人生を楽しく!

                      恵方を向いて願いごとをしながら、無言で丸かぶりすると縁起が良いとされる太巻き寿司。関西では「丸かぶり寿司」とも呼ぶ。 -Wikipediaより- 中国で鬼(拼音: guǐ〈グゥイ〉)という場合、死霊、死者の霊魂のことを指す。日本で言う「幽霊」の方がニュアンスとして近い(中国語版ウィキペディアの記事『鬼』は、日本語版『亡霊』にリンクされている)。中国語では、直接『鬼』と呼ぶのはタブーであることから、婉曲して好兄弟ともいう。また日本にもこの思想が入っており、人が死ぬことを指して「鬼籍に入る」などと言う言い方がある他、元来の意味合いと混交したイメージでも捉えられている。 中国文学者・駒田信二によれば、中国では幽魂・幽霊・亡魂・亡霊などが人間の形で現れたものを鬼といい、多くは若い娘の亡霊で、この世の人間を恋い慕って情交を求めてくる。見た目は人間と変わらないばかりか、絶世の美女であることも多いため、

                        「恵方巻き」節分!2月3日! #運活 #食活 - #楽活!収入増やして人生を楽しく!
                      • 「めったにない発見」 六朝時代の大型墓群見つかる 中国・江西省

                        江西省南昌市贛江新区の七星堆六朝墓群から出土した越州窯の磁器(2019年9月24日撮影)。(c)Xinhua News 【12月16日 Xinhua News】中国江西省(Jiangxi)の文物考古研究院はこのほど、同省南昌市(Nanchang)贛江(Ganjiang)新区の七星堆(Qixingdui)六朝墓群で実施された475日におよぶ野外発掘調査で、古墓葬73基の調査を終えたことを明らかにした。中でも六朝時代(222年~589年)の墓葬は、数が最も多く、形式が最も豊富であるとともに規模も最大で、ランクも最も高いという。 専門家は、国内でこれほど保存状態の良い六朝時代の大型墓群が見つかることはめったになく、六朝考古学の重大発見といえると指摘。700点余りの出土品は、三国・東呉時代(222年~280年)の「海のシルクロード」の繁栄を示しており、研究上の重要な資料になるとの見方を示した。 墓

                          「めったにない発見」 六朝時代の大型墓群見つかる 中国・江西省
                        • 次に読みたい100冊

                          II. <次に読みたい図書> 1)全学生向きの図書 著作名 著者・編者名 *シリーズ名な ど 出版社 西暦発行 年 現在書店で 入手が可能 か(○または ×) 筑波大学図書 館での所蔵の 有無、ある場合 は配架番号 *その他の情報 紹介コメント(80字以内) 日本近代短篇小説選(全6 巻) 紅野敏郎ほか(編) 岩波文庫 岩波書店 2012 ○ 081-I95- G191-1〜6 明治編1〜昭和編3までの全6巻。さまざまな作家の短篇を所収。時代の変化と 文学の関係を味わってみてください。 万葉集の発明:国民国家と 文化装置としての古典(新 装版) 品田悦一 新曜社 2019 〇 911.12-Sh57 古典がもつ権威性はいかに生まれるのか。文学に限らず、伝統がいかに創られ るかという問題を考えるのにも好適な一冊。図書館には旧版があるが、買うなら 新装版がおすすめ。 葬式仏教 圭室諦成 大法輪

                          • なぜ三角関数の歴史を追うのか - QmQの日記

                            中世科学の通史を見ると、必ずや三角法の章がある。 今でも三角関数は重要だが、フーリエ解析その他の応用まで学んで初めて面白みがわかってくるものの、地味で退屈なテクニックである。そういう目から見ると、三角法の歴史に特化した章、それどころか書籍すらも出ているのは不思議だった。 press.princeton.edu だが、古代ギリシャ数学と近代数学のギャップ、特に数についての考え方の違いを知るに至って、考えが変わった。古代ギリシャ流の数と量、比と比例では、到底近代科学は成立しなかっただろう。中世における応用数学の実践が、数の概念を徐々に変化させていったのである。 では、応用数学の中で、なぜ特に三角法なのか。 第一に、三角法は幾何と算術の交わるところにある。非常に大雑把にいうと、前者はギリシャ、後者はインドの貢献が大きい。これらの伝統がどんな風に融合したかを、三角法の歴史を通してみることができる(

                              なぜ三角関数の歴史を追うのか - QmQの日記
                            • 曹植が愛した[詠史詩]の世界!その魅力とは?

                              平安時代のつぶやき女子・清少納言(せいしょうなごん)は「文(ふみ)は文集(もんじゅう)・文選(もんぜん)」という言葉を残しています。文を書くお手本にするならば、『白氏文集(はくしもんじゅう)』と『文選』をお手本にするのが良いと清少納言は考えていたということです。 『白氏文集』は唐代の庶民派詩人・白居易(はくきょい)の詩文集で、『文選』は、六朝時代の南朝梁の昭明太子(しょうめいたいし)によって編まれた詩文集。『白氏文集』は白居易個人の詩文集ですが、『文選』には春秋時代から昭明太子が生きた時代までの幅広い時代のたくさんの文人たちの文学作品が集められています。 『文選』ではたくさんの詩や文がどんな内容かによって37のジャンルに分類されています。その37のジャンルのうちの1つが「詠史(えいし)」。「詠史」とは直訳すれば「歴史を詠む」ですね。しかし、ただただ歴史上の出来事を詠っているわけではありませ

                                曹植が愛した[詠史詩]の世界!その魅力とは?
                              • 七草粥の意味や由来いつ食べるの?栄養やレシピ献立アレンジを解説 - QUATRE(キャトル)の庭

                                こんにちは、QUATRE(キャトル)です。 1月7日は七草粥を食べる日。 お正月にたくさん食べた胃袋を休めるためと子供の頃に習いました。 ところが、野草の先生にこう教わったことがあります。 「七草粥は古くからの日本の風習というけれど、ハウス栽培の技術のない昔にそもそも春の七草が揃うはずもなく、七草粥はやっぱり旧暦で頂くものよ。それに、昔の日本人が胃袋を休めるほどお正月にたくさん食べれるほど豊かでもなかったはず。」 なるほど、納得です。 では、正月の胃袋を休めることが目的でないのなら、何のための七草粥なのでしょうか? 七草粥について調べてみたことを、まとめてみました。 春の七草の覚えかた 厳密には地方によって七草粥に使われる七草は異なるようですが、一般的には次の7種類が七草です。 セリ ナズナ ハコベラ(コハコベ) ホトケノザ(コオニタビラコ) ゴギョウ(ハハコグサ) スズナ(カブ) スズシ

                                  七草粥の意味や由来いつ食べるの?栄養やレシピ献立アレンジを解説 - QUATRE(キャトル)の庭
                                • 中島隆博『中国哲学史』(中公新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                                  4月5 中島隆博『中国哲学史』(中公新書) 7点 カテゴリ:思想・心理7点 「哲学」というと、どうしても西洋のものということになり、中国や日本のものは「思想」という形で括られることが多いですが、本書は、あえて「哲学」という言葉を使い、西洋哲学や仏教との比較や対話も試みながら、中国哲学の歴史を描きだしてます。 中国の思想を紹介する本は数多くありますが、基本的には諸子百家を中心にそれぞれの違いなどを論じたものが多いです。そうした中で、本書は、中国内の関係(例えば孔子と老子)だけではなく、中国の外から来た思想との関係(例えば儒教と仏教、キリスト教)を見ていくことで、より立体的な中国哲学の姿を構築しています。  索引なども入れれば360pを超える本で、内容的にも難しい部分を含んでいるのですが、今までにないスケールで中国の思想を語ってくれている本であり、中国社会を理解していく上でも興味深い論点を含ん

                                  • 【奇門遁甲】「諸葛孔明は本当に駆使したか!?」史実と創作 - はっぴーをパワーあっぷするブログ

                                    「諸葛孔明は奇門遁甲を使って百戦百勝!」と書かれたものは多いです。 歴史的背景から考えて、私はあまり信じていません。 諸葛孔明が死没したのは西暦234年とされていますので、相当昔のことです。 「本当に使ったの?その根拠は?」 歴史的背景からざっくり考察してみました。 【奇門遁甲】効果抜群「方位を間違うと死ぬこともある…!?」 【奇門遁甲】諸葛孔明~「赤壁の戦い」は奇門遁甲を使った!? 「赤壁の戦い」のあらすじ 「赤壁の戦い」は作り話~火を放たれたら一巻の終わり 【奇門遁甲】諸葛孔明は本当に駆使したのか!? 劉備玄徳に三顧の礼で迎えられた諸葛孔明 西晋の時代に、陳寿が『三国志』を書き記した 『三国志演義』は『水戸黄門漫遊記』の類の娯楽もの 国を奪い返す強いヒーローに憧れた宋の時代 当時のチャンバラ劇のヒーローが関羽や張飛だった 儒教的倫理観を作中で体現する人物「諸葛孔明」 【奇門遁甲】諸葛孔

                                      【奇門遁甲】「諸葛孔明は本当に駆使したか!?」史実と創作 - はっぴーをパワーあっぷするブログ
                                    • 正しいに抗え、 倍速で書ける漢字 - 『東亜新字』 前田黙鳳(1904年)|造字沼ブックス/文字の本を発掘して読みとく

                                      明治時代は、みんなが「日本で漢字って本当に必要なのか?」という素朴な疑問に気付かされてしまった時代だ。 新しい技術や文化の襲来によって、漢字が厄介者扱いされていた時代があった。未来の漢字の姿をどのようにすべきかを本気で考え、不可侵の領域である字体まで踏みこんだ人々がいた。そんな方々が残した書籍(以下、造字沼ブック)を読み、臨書し、その想いを味わう連載です。今回6冊目。 およそ100年前の明治37年、「東亜新字」と名付けられた書籍が発行された。 この本は、新しい時代に必要な、新しい漢字の形を提案している文献だ。著者は明治を代表する書家。また実業家でもあり、数多くの出版物を通じて生涯にわたり漢学・書の発展につとめた前田黙鳳氏によるものだ。 書体見本 まずはどんな字であるかを見てもらいたい。文字見本が手書きであるため、前回同様に源ノ明朝のエレメントで再現した。 明朝体だといまいち違いがわかりにく

                                        正しいに抗え、 倍速で書ける漢字 - 『東亜新字』 前田黙鳳(1904年)|造字沼ブックス/文字の本を発掘して読みとく
                                      • 丸橋充拓『江南の発展』(岩波新書) 8点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                                        3月9 丸橋充拓『江南の発展』(岩波新書) 8点 カテゴリ:歴史・宗教8点 渡辺信一郎『中華の成立』につづく、岩波新書<シリーズ中国の歴史>の第2巻。以下に本シリーズの構成を示した画像を再掲しておきますが、今作では中国南部の舞台に稲作が始まった時代から南宋の滅亡までが描かれています。 「はじめに」で「南船北馬」という言葉が紹介されているように、中国北部が「馬の世界」であるとしたら南部は「船の世界」です。そして船を通じて東南アジアや日本ともつながっていました。また、商業の発達などは「古典国制」の枠組みに包摂されないアウトロー化した人びとを生み出しました。 本書では中国南部を中心とした通史でありますが、同時に国家とアウトロー化した人びとの関係などを探ることによって現代につづく中国社会の特質にも迫ろうとしています。 かなり硬い印象のあった第1巻に比べると、同時代の日本への言及なども多く、より柔ら

                                        • 「道教と古代日本文化」ブームの聖徳太子論の誤り: 間違いを放置して良いか - 聖徳太子研究の最前線

                                          拙論「聖徳太子伝承中のいわゆる『道教的』要素」(『東方宗教』115号、2010年5月)は、「いわゆる」という語が示しているように、「道教的だと称している人たちもいるが、実際には違う」ということを明らかにしようと試みたものです。昨年の日本道教学会の学術大会で発表した内容に少々訂正を加えました。趣旨は変わっていません。 発表では、「徳」の下に「仁・礼・信・義・智」の形で五常を配する冠位十二階の特異な順序は、六朝時代に成立した道教経典、『太霄琅書』に基づくとする福永光司先生の論文、「聖徳太子の冠位十二階--徳と仁・礼・信・義・智の序列について--」(福永『道教と日本文化』、人文書院、1982年)を取り上げて批判しました。『太霄琅書』から自説に都合の良い箇所だけを切り貼りしており、しかも、原文のうち三箇所も省略しておりながら、「……」や(中略)などによってそれを示していないことを指摘したのです。「

                                            「道教と古代日本文化」ブームの聖徳太子論の誤り: 間違いを放置して良いか - 聖徳太子研究の最前線
                                          • 中臣宅守と狭野弟上娘子の贈答歌(8)・・・巻第15-3750~3753 - 大和の国のこころ、万葉のこころ

                                            訓読 >>> 3750 天地(あめつち)の底(そこ)ひの裏(うら)に我(あ)がごとく君に恋ふらむ人は実(さね)あらじ 3751 白たへの我(あ)が下衣(したごろも)失はず持てれ我(わ)が背子(せこ)直(ただ)に逢ふまでに 3752 春の日のうら悲(がな)しきに後(おく)れ居(ゐ)て君に恋ひつつ現(うつ)しけめやも 3753 逢はむ日の形見(かたみ)にせよとたわや女(め)の思ひ乱れて縫へる衣(ころも)そ 要旨 >>> 〈3750〉天地の底の裏まで探したところで、私ほどあなたに恋い焦がれている人は本当にいないでしょう。 〈3751〉私が差し上げた真っ白な下着を、なくさないように持っていて下さい、あなた。じかにお逢いできる日が来るまで。 〈3752〉春の日のもの悲しい上に、一人取り残されて、あなたを恋い焦がれてばかりいて、どうして正気でいられるものでしょうか。 〈3753〉再び逢える日までの形見

                                              中臣宅守と狭野弟上娘子の贈答歌(8)・・・巻第15-3750~3753 - 大和の国のこころ、万葉のこころ
                                            • 漢字の音読み! 呉音と漢音の見分け方

                                              中国で使われる漢字の多くは一つの漢字に対して読み方が一つしかないのをご存知ですか? 次に来る漢字によってアクセントが変わることはあっても音は同じだったり、読み方がいくつかある漢字も音が似ていたりするそうです。 中国の人が日本語を勉強するときは、使われている漢字からなんとなく意味は読み取れるものの、どう発音するかを覚えるので苦戦するとか。 今日はそんな漢字の読み方――とりわけ音読みに関するお話しです。 漢字の読み方 私たちが小学校から習ってきた漢字は、その多くが音読みと訓読みを持っています。 訓読みは中国から伝わった漢字の意味を日本語に翻訳したところから生まれた読みで、送り仮名が振られたり、聞いただけで意味が分かるものが多いです。 一方、音読みはその漢字が伝わったころの中国語の発音を元にした読みで、聞いただけでは意味が分かりません。大抵、他の漢字と組み合わせ熟語にすることで私たちは意味を知る

                                                漢字の音読み! 呉音と漢音の見分け方
                                              • 句集を読む 死と友情 生駒大祐『水界園丁』の方法について(後編) 上田信治

                                                毎週日曜日更新のウェブマガジン。 俳句にまつわる諸々の事柄。 photo by Shino MURATA 4.『水界園丁』の方法の新しさ 金子(兜太) 僕は俳句、短歌っていう短定型詩は、もじり、本歌取りの集積を基本に置いてできてると思う。 宗(左近) だから本歌取り、やめてほしいんです。 金子 いや、駄目です。これは日本短詩形の興味尽きない伝統なんです(…)本歌取りを、どううまく定型に使って、今後やっていくかというところに、一つの宿題があると思ってるわけです。 宗 引用の織物になってくると、何が失われてくるかというと、本歌を作った人の、僕の言葉を使うと、宇宙とか神様との付き合いの瑞々しい厳しさが、薄れちゃうわけですよ(…) 金子 ええ。よくわかります。わかりますがね、違う言い方をすると、本歌取りをすることによって、いまの魂のカケラみたいなものを受け継ぎながら、カケラですよ、自分の魂が生かせ

                                                • 有為自然 187    「片想い」を 並べて見ると … - 人生百年 有為自然

                                                  「片想い」を 並べて見ると … 小6のときの◇◇さん。 経済的に豊かではない家庭の子でした。 女子では成績が一番よかった。 美人というわけではなく、女子のなかで誰とでも気さくに話していました。 体育のフォークダンスの授業で、手をつないだときの緊張感。 汗ばんだ手の感触を思い出します。 彼女は薬学部に進学し、卒業後に結婚。 しかし、若くして病気で亡くなったと、50歳のときの同窓会で知りました。 ◇◇さんにも、会ってみたかった。 でも私は、「暗くて、嫌なヤツ」と思われていたかもしれません。 「先生を偲ぶ会」で、後輩の妻が同じ大学の薬学部とわかりました。 今度、彼女のことを知っているかどうか、聞いてみようと思っています。 小学校の時に憧れた「片想いの女性」を、並べてみました。 小2のときの〇〇さん。      中学で陸上部。「初恋」の曲で思い出す。 『白蛇伝』のパイニャン(白娘)。 中国の六朝美

                                                    有為自然 187    「片想い」を 並べて見ると … - 人生百年 有為自然
                                                  • 【御開帳】善光寺参りに行ってみたけど参れなかった - G-log 日々思うこと

                                                    先日の大地の芸術祭連続シリーズの帰りに「御開帳」中の善光寺に行ってきました。 牛にひかれて善光寺。 7年という歳月を舐めてました。 ※御開帳は、6月29日に終了しています。 善光寺について(過去記事) 越後湯沢から意外と遠い 長野駅から歩き 善光寺内の様子 柱タッチは無理でした 本堂へ 感想まとめ 善光寺について(過去記事) 善光寺について、少し前にこんな記事も書いていましたが、新潟まで出てきたので、ついでに行ってみることにしました。 www.gk-gk21.com 越後湯沢から意外と遠い 越後湯沢と長野(善光寺)って結構近い印象だったんですよ。 越後湯沢はかなり長野寄りの新潟ですし、長野は県の北部ですし。 実際、距離にすれば100㎞くらい。 電車は接続がイマイチで、そもそも直線的に結ぶ路線・線路がありませんでした。 新幹線ならば、越後湯沢→高崎まで戻る→高崎から長野へというルート、 これ

                                                      【御開帳】善光寺参りに行ってみたけど参れなかった - G-log 日々思うこと
                                                    • 菟原処女(うなひをとめ)伝説・・・巻第9-1809~1811 - 大和の国のこころ、万葉のこころ

                                                      訓読 >>> 1809 葦屋(あしのや)の 菟原処女(うなひをとめ)の 八年子(やとせこ)の 片生(かたお)ひの時ゆ 小放(をばな)りに 髪たくまでに 並び居(を)る 家にも見えず 虚木綿(うつゆふ)の 隠(こも)りて居(を)れば 見てしかと いぶせむ時の 垣ほなす 人の問ふ時 茅渟壮士(ちぬをとこ) 菟原壮士(うなひをとこ)の 伏屋(ふせや)焚(た)き すすし競(きほ)ひ 相よばひ しける時は 焼太刀(やきたち)の 手かみ押しねり 白真弓(しらまゆみ) 靫(ゆき)取り負ひて 水に入(い)り 火にも入(い)らむと 立ち向ひ 競ひし時に 我妹子(わぎもこ)が 母に語らく しつたまき いやしき我が故(ゆゑ) ますらをの 争ふ見れば 生けりとも 逢ふべくあれや ししくしろ 黄泉(よみ)に待たむと 隠(こも)り沼(ぬ)の 下延(したは)へ置きて うち嘆き 妹(いも)が去(い)ぬれば 茅渟壮士 その

                                                        菟原処女(うなひをとめ)伝説・・・巻第9-1809~1811 - 大和の国のこころ、万葉のこころ
                                                      • 人文地理学者・哲学者 オギュスタン・ベルク | sotokoto online(ソトコトオンライン)

                                                        北海道で見た風景をきっかけに、「風土学」を切り拓いた。「人間対自然」の二元論を超越し、人間と自然が相互に働きかけあうことで、多様な要素と可能性を持つ「風土」が生まれるとする「風土学」。オギュスタン・ベルク博士は、風土学を研究、提唱し、「2018年コスモス国際賞」を受賞した。従来の人間中心主義的な価値観では見えてこない、自然との持続可能な共生を可能にする「風土学」について話を聞いた。 50年前の日本で、 和辻哲郎の 『風土』と出合う。 オギュスタン・ベルク博士は、「風土学(mesologie)」と名づけられる学問領域を切り拓き、自然と文化の二元論や、環境倫理における人間中心主義といった近代西欧主義的価値観を批判的に克服しつつ、「自然と人間の共生」について独自の研究と提言を行ってきた。 「風土学」とは、自然、ひいては地球と人間の関係を新たな視角から捉え直そうとする、東洋的自然観を基盤に据えた環

                                                          人文地理学者・哲学者 オギュスタン・ベルク | sotokoto online(ソトコトオンライン)
                                                        • 慶応大蔵『論語義疏』巻六について - 半知録

                                                          『論語義疏』とは、中国南北朝時代、南朝の梁(502年 - 557年)において編纂された、『論語』の「義疏」(注釈書)である。中国では宋代以降に散佚したが、江戸時代の儒者根本遜志が日本伝来の旧鈔本を底本に刊行したものが清代に逆輸入された。その著者は梁の国子助教、皇侃である。『梁書』巻四十二(皇侃列伝)によると、「三礼」「孝経」「論語」に最も通じていたとある。また、『五経正義』のひとつ『礼記正義』の多くの部分は皇侃『礼記義疏』の記述に依ると考えられている。 さて、2020年9月10日に慶応義塾大学(以下、慶大)より発表された『論語義疏』巻六(現行本の巻五に相当)の写本(以下、「慶大本」)が斯界を騒がせておりますが、この写本が如何なる価値を有するのか、これを今回は中国思想史分野の院生的視点から検討していきたいと思っています。ただ、現在は一部かつ画像のみの公開のため検討できることはまだまだ限られて

                                                            慶応大蔵『論語義疏』巻六について - 半知録
                                                          • 「令和」発表から1年 万葉集に影響与えた中国の詩文集「文選」完結(1/2ページ)

                                                            新元号「令和」が発表されてもうすぐ1年。令和の典拠となった日本最古の歌集『万葉集』の文言に影響を与えたとして注目された中国の詩文集『文選(もんぜん)』の詩篇・全訳注(岩波文庫、全6冊)が完結した。長く文人の心をとらえてきたこの古典にはどんな普遍性があるのか。節目を機に、訳注執筆者の一人、川合康三・京都大名誉教授(71)に聞いた。(海老沢類) 『文選』は中国・六朝時代の梁の昭明太子が編んだ詩文集で、6世紀前半に成立した。周から梁の時代までの約千年間に書かれた百数十人による名文や詩歌約800が文体別、時代順に並ぶ。文体別では、定型の「詩」と、対句を多用し字数には定めがない「賦」が全体の半数以上を占め、今回の岩波文庫はこのうち詩篇の部を収める。 「親しみやすさの点では唐代の李白や杜甫の詩のほうが上。ただ、『文学の古典といえば文選』というほど中国での地位は揺るぎない。文学の規範や型、つまりお手本を

                                                              「令和」発表から1年 万葉集に影響与えた中国の詩文集「文選」完結(1/2ページ)
                                                            • 【重要】聖徳太子に関する最新の説が刊行されました:石井公成「聖徳太子は海東の菩薩天子たらんとしたか」 - 聖徳太子研究の最前線

                                                              このブログの7月の記事(こちら)で【重要】として予告し、内容を簡単に述べてあった講演録が、学部論集の退職記念号に掲載されて刊行されました。 石井公成「聖徳太子は海東の菩薩天子たらんとしたか-「憲法十七条」と『勝鬘経義疏』の共通部分を手がかりとして-」 (『駒澤大学仏教学部論集』第52号、2021年10月) です(PDFは、こちら)。 奥付は10月31日刊となっているものの、雑誌と抜刷ができあがって届いたのは8日であって、ひと月ほど遅れてます。コロナ禍その他の事情により、学内のリモート研究会での発表の形という形をとる結果となりましたが、コロナ感染が下火になったら最終講義代わりの公開講演をする予定になっており、その講演録という形で事前にほとんど書き、刊行日程の都合で発表前に印刷に回してあったため、「です、ます」の講演口調になっています。 内容は、ブログで予告しておいた通りであって、「憲法十七条

                                                                【重要】聖徳太子に関する最新の説が刊行されました:石井公成「聖徳太子は海東の菩薩天子たらんとしたか」 - 聖徳太子研究の最前線
                                                              • 三国志の反董卓連合軍の前のゴタゴタwww : 哲学ニュースnwk

                                                                2020年11月23日20:00 三国志の反董卓連合軍の前のゴタゴタwww Tweet 1: 名無しさん@おーぷん 20/11/21(土)20:36:12 ID:62T よくわからん 2: 名無しさん@おーぷん 20/11/21(土)20:37:05 ID:kMM カオスやね 3: 名無しさん@おーぷん 20/11/21(土)20:37:56 ID:62T 董卓がなにして袁紹が何して、 宦官どもが揉めて? 董重とか? わけかわめ 4: 名無しさん@おーぷん 20/11/21(土)20:39:15 ID:LFL やっぱ演義ってすげーわ 6: 名無しさん@おーぷん 20/11/21(土)20:39:50 ID:62T >>4 バッサリやからね 5: 名無しさん@おーぷん 20/11/21(土)20:39:46 ID:OfM 蒼天航路でも端折られたの草 7: 名無しさん@おーぷん 20/11/2

                                                                  三国志の反董卓連合軍の前のゴタゴタwww : 哲学ニュースnwk
                                                                • 【2023年12月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                                  2023年度最後の新刊紹介 四半期恒例の世界史関連新刊の紹介です。 今回は2023年10月~12月の世界史関連新刊紹介です。 新書・文庫・選書・学術書 全15冊あります。個人的な注目は バロック美術 西洋文化の爛熟 (中公新書) 自動車の世界史 T型フォードからEV、自動運転まで (中公新書) 仏教の歴史 いかにして世界宗教となったか (講談社選書メチエ) です。 ケマル・アタテュルク オスマン帝国の英雄、トルコ建国の父 (中公新書) は購入して既読です。 1.『キリストと性』 岡田温司著/岩波新書/10月20日発売/定価1122円 リンク 今日、キリスト教は性に対して厳格、保守的であるといわれる。しかしキリスト教の長い歴史にあって、キリストは性をめぐって、じつにさまざまな姿で語られ、描かれてきた。ときに「クィア」と形容される性的嗜好を先取りし、ときにジェンダーをめぐっても攪乱されていく。

                                                                    【2023年12月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                                  • 楷書の秘密 [978-4-585-38005-4] - 4,180円 : 株式会社勉誠社 : BENSEI.JP

                                                                    類似する楷書を広く弁別するために編纂された典籍「字様」。 字書とは異なる性格・構成をもつそれは、科挙制度とも深く結びつきながら楷書字形のあるべき姿を決めていった。 筆者の発見した典籍『正名要録』『群書新定字様』の精査から浮かんでくる「字様」という概念を紹介する。 また『説文解字』の検討により、楷書の歴史を整理し、字体の規定の有り様を明らかにするとともに、「楷書」という東アジア漢字文化圏を支える文字体系の解明を目指す。 一 一九七〇年代までの研究状況 一、楷書の秘密 二、楷書とは何か 三、六朝の楷書―異体字の横行 四、『干禄字書』の謎 五、『五経文字』の謎 六、『中國字書史の研究』 二 新資料の出現 一 一、新資料『正名要録』の出現 二、敦煌文書S・388番写本後半部に見える『正名要録』 三、『正名要録』の成書年代 四、新資料『S・388字様』の出現 五、『S・388字様』は『群書新定字様』

                                                                    • 中国の恋のうた――『詩経』から李商隠まで (岩波セミナーブックス ) 川合康三・アマゾンレビュー    - jun-jun1965の日記

                                                                      男の片思いはやはりないか 星3つ 、2021/11/25 岩波のセミナーで語った内容なのでですます調。まえがきで、丸谷才一の『恋と女の日本文学』を名著としているがそれは疑問だが、丸谷が推して読売文学賞をとった張競の『恋の中国文明史』が無視されているのは意図的か。チャイナ文芸に恋のものは少ないと言われるが、『詩経』国風にはある。そこから六朝詩、李商隠と紹介していくが、『遊仙窟』を「下品なポルノ小説」(152p)と切り捨てているあたりは、おおやはり儒教道徳がしみついたチャイナ文学者だとのけぞった。チャイナ文芸には、男の片思いを述べた詩や小説が欠けていて、もっぱら相思相愛の才子佳人もの、ないし女の閨怨が主である、ということが改めて確認できた

                                                                        中国の恋のうた――『詩経』から李商隠まで (岩波セミナーブックス ) 川合康三・アマゾンレビュー    - jun-jun1965の日記
                                                                      • 『素朴と文明の歴史学 精選・東洋史論集』(宮崎 市定,井上 文則):講談社学術文庫 製品詳細 講談社BOOK倶楽部

                                                                        日本の東洋史学が生んだ20世紀の巨人、宮崎市定(1901-95年)。広範な領域にわたる魅力的な著作の数々から、全集未収録作品を含め、これまで文庫に収録されてこなかったものを中心に精選したアンソロジー。長年の愛読者はもちろん、宮崎史学初めの一歩にも。 「歴史は須(すべか)らく世界史でなければならぬ。事実、私の研究は常に世界史を予想して考察して居り、世界史の体系を離れて孤立して個々の事実を考えたことは一度もない」(『アジア史研究』第一、「はしがき」より)。出発点となった宋代史研究をはるかに超えて、中国史のあらゆる時代、さらに西アジア史や古代日本史にまで及ぶ優れた業績は、いずれも偉大な歴史家の理念に力強く裏打ちされている。 鋭く細やかな洞察、時間・空間ともに壮大な展望を予感させるスケールの大きさと独創性、生き生きとした人物描写、これらを可能にする文章力……。枚挙に暇がない魅力ゆえに、宮崎の作品は

                                                                          『素朴と文明の歴史学 精選・東洋史論集』(宮崎 市定,井上 文則):講談社学術文庫 製品詳細 講談社BOOK倶楽部
                                                                        • 『さとうしん on Twitter: "そういや中国人の作る中華風異世界転生物は科挙の要素をまるっとスルーしてるな。六朝あたりの貴族制の世のをイメージした世界が多い気がする。それか女性の場合は後宮の女官に転生するとか。 https://t.co/bgrdurxsQK"』へのコメント

                                                                          若くして天才と呼ばれた李徴は、科挙の会場に向かう道中で馬車に轢かれて転生してしまう。気がつくと、彼は人喰い虎になっていて…。

                                                                            『さとうしん on Twitter: "そういや中国人の作る中華風異世界転生物は科挙の要素をまるっとスルーしてるな。六朝あたりの貴族制の世のをイメージした世界が多い気がする。それか女性の場合は後宮の女官に転生するとか。 https://t.co/bgrdurxsQK"』へのコメント
                                                                          • 「中国哲学」宇野哲人 - 手探り、手作り

                                                                            「中国哲学」宇野哲人 講談社学術文庫 1992 周の衰微と諸子百家の登場 周の権力が強かった時代には新奇の言論をなすものを罰する「造言の刑」が行われてゐた。しかし衰微につれてこれがなくなり、諸子百家が自由勝手に自説を発表するようになった。 また強国の弱体化により群雄割拠の時代に入り、列強が対峙して始終戦争が絶えない世となった。軍事費のために租税が重なり、人民は塗炭の苦を強いられてゐた。 かかる時代に於いては、苟も志ある人は、いかにもして此の人民の困苦を救いたいと考えるであろう。又有為の志を抱きて、覇気満々たる人は、風雲に再会して、自分の手腕を振るおうということを考えるであろう。即ち周室の喪乱は、ここに二様の思想を惹起するに至った。 一は天下の喪乱に乗じて大いに自分の手腕を振い、抱負を実行しようという英雄豪傑の士である。又一は天下の喪乱を哀み、生民塗炭の苦を救おうという志士仁人である。前者は

                                                                              「中国哲学」宇野哲人 - 手探り、手作り
                                                                            • 「上代のことばと文字」入門 上代文学研究法セミナー 瀬間正之 編

                                                                              漢字を構成する三要素、〝字形・漢字音・字義〟を理解するために—— 『古事記』『日本書紀』『万葉集』『風土記』をはじめ、上代文学作品は漢字のみで記されています。 〈読む〉ためには漢字を理解できていなければなりません。 基礎知識とその運用法、工具書とその使用法を解説します。 編者 瀬間 正之(せま・まさゆき)上智大学教授 上智大学文学部教授。博士(文学)。 著書に『記紀の表記と文字表現』(おうふう)、『風土記の文字世界』(笠間書院)、『記紀の文字表現と漢訳仏典』(おうふう)、『古事記音訓索引』(編・おうふう)、『電脳国文学』(共著:著者代表・好文出版)、『「記紀」の可能性(古代文学と隣接諸学10)』(編・竹林舎)など。 執筆者 笹原 宏之(ささはら・ひろゆき)早稲田大学教授 上野 美穂子(うえの・みほこ)秀明大学教授 根来 麻子(ねごろ・あさこ)甲南女子大学専任講師 蜂矢 真弓(はちや・まゆみ

                                                                                「上代のことばと文字」入門 上代文学研究法セミナー 瀬間正之 編
                                                                              • 六朝から隋唐時代の墓葬27基を発見 湖南省藍山県 | 新華社通信

                                                                                出土した雁形盉(か、酒器の一種)。(資料写真、長沙=新華社配信/陳斌) 【新華社長沙1月6日】中国の湖南省文物考古研究所は4日、同省永州市藍山県の毛俊ダム建設に伴う住民移転先建設で実施した考古発掘調査で、六朝時代から隋唐時代の墓葬27基を発見したと明らかにした。墓葬からは青磁の盞(さん、茶碗)や銀の箸、かんざし、開元通宝、滑石猪(滑石を豚の形に彫った副葬品)などが出土した。 出土した青磁の盞。(資料写真、長沙=新華社配信/陳斌) 同研究所藍山考古チームの陳斌(ちん・ひん)隊長は「今回見つかった墓葬は数も多く、湘南地域(同省南部)さらには南嶺山脈南北両側地域における墓葬の時代区分の研究や埋葬習俗、文化の交流と伝播を理解する上で新たな考古学的資料となる。藍山県にある南平古城は古くから南嶺山脈の重要な街道上に位置していたが、今回の墓葬27基の発見は、当時の南平と中原地域(黄河中・下流地域)との文

                                                                                  六朝から隋唐時代の墓葬27基を発見 湖南省藍山県 | 新華社通信
                                                                                • 三経義疏の「義疏」は「注」とどう違うのか:王孫涵之「義疏概念の形成と確立」 - 聖徳太子研究の最前線

                                                                                  『法華義疏』『勝鬘経義疏』『維摩経義疏』から成る三経義疏については、熱烈な太子信奉者であった花山信勝、金治勇、望月一憲などの研究者が亡くなって以後は、論文が少なくなってしまいました。理解を深めるためには、中国や韓国の『法華経』『勝鬘経』『維摩経』の注釈、特に活字化が進んでいない敦煌写本中の古い注釈との詳細な比較が必要であるため、若手がそうした研究に取り組んでくれることを期待しています。 さて、三経義疏はそれぞれ「~義疏」という題名が付けられているわけですが、実は、経典の注釈を「義疏」と称することは、六朝時代の初期から始まっていますが、仏教経典の注釈で現存するのは、数少ない例外である唐代の慧沼の『十一面観音経義疏』や宋代の元照(1048-1116)の『阿弥陀経義疏』などを除けば、六朝後半から初唐あたりの時期に限られており、それほど多くはありません そこで、今回は「義疏」という注釈の形がいかに

                                                                                    三経義疏の「義疏」は「注」とどう違うのか:王孫涵之「義疏概念の形成と確立」 - 聖徳太子研究の最前線